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Sakura Dungeonの意訳でもすんべや(´・ω・)地下5階まとめ(2018/11/10)

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今回長かったよ(´・ω・)

<<進捗一覧>>


―5F扉ヨコ―
私たちは闇の中で小さな唸り声を耳にした。
セリ「・・・あれはなんだ?」
小さな、毛皮のキツネが現れ、甲高い鳴き声を上げている。
セリ「おぉ・・・」
セリは膝をついた。
セリ「可愛いじゃないか・・・」
セリはそれに近寄る。
そのキツネは彼女の手を物珍しそうにクンクンと臭いを嗅ぎ・・・
突然、彼女の指に噛みついた。
セリ「うわっ!何をするんだ?!」
素の化け物は廊下の向こうまで後退し、何者かの腕の中に飛び込んだ。
獣使い「いい子だ!私たちが倒すべき敵を見つけたか!」
獣使い「私たちがあいつらをやっつけたら絶対、特別におなかをたくさん撫でてやるからな!」
ヨミ「我々の手元には戦が現れたようじゃな」
セリ「そんなことは分かっている!」
セリ「戦闘準備!」
彼女はひどく個人的な理由で噛まれていたように見える。

―すぐ横のテレポーター―
セリ「別のテレポーターか・・・」
セリ「これが各階層ごとに無いというのは残念だな」
ヨミ「そうじゃな。進捗を維持する唯一の方法は、一度に複数の階層を推し進める事じゃ」
ヨミ「しかし、我々はこれで2度目の進展を迎えたわけじゃな」
セリ「あぁ。この進展の速さには驚かされる」
セリ「これまでに組んだことのある探索パーティーの足取りはもっと緩やかだったからな」
セリ「奴らは面白くもない。本当だ」
ヨミ「そうなのか?何があったらおぬしが最期に分かれたパーティーでそんな遅れが生じるのだ?」
セリ「私は迷宮の入口の前で数週間もキャンプを張る事に飽きてその場を離れたんだ」
ネコ「それは本当に暇そうだなぁ・・・」
猫の集中がどれだけ気移りしやすいかは想像に難くない・・・
私は彼女が長期の遠征に堪えられるとは到底思えない。
猪「そういう時はお前がそいつらの頭をぶっ叩いて、急げって言えばいいじゃないか!」
セリ「お前は何にしても思慮に欠けているんじゃないのか?」
セリ「信用するか否かだけでは、すぐに多くの敵を作ってしまう」
猪「むしろ私は馬鹿みたいに周りを待つような考え方は持ったこともないね!」
スライム「私は・・・速さに欠けても・・・心配しない・・・」
セリ「あぁ、私たちがみんなスライムの様に生きているわけじゃないからな」
スライム「多分・・・お前は・・・学ぶべき・・・」
スライム「落ち着くために・・・」
槍兵「私は警備の役務で長時間立っていたこともありますから、それだけ待たされるという事がどれだけ苦痛なのか分かります」
槍兵「最長で、私は過去に数年間経ってもまだ同じ場所に立っていた事もありました」
セリ「探索に失敗する事自体はそれ程悪い事だとは感じなかったようだ」
セリには冒険についての苦い経験が幾つもあるようだ。

―宿にて―
イザベラ「謙虚なるご主人さま、よくお戻りになられました」
ヨミ「女将よ、また会えて嬉しいぞ」
イザベラ「あなたにお客様がお見えです」
ヨミ「客じゃと?誰がそうなのじゃ?」
イザベラ「良く分かりませんが、彼女はあなたに会わなければならないと申しておりました」
イザベラ「あなた様との古いパートナーであったか、それとも何か縁のある方なのか・・・」
イザベラ「いずれにせよ、彼女は間違いなくあなた様について知っているようでした」
イザベラ「もしお会いになられるのでしたら、彼女は外で待っているそうです」
ヨミ「ほかにやる事もないしのう」
ヨミ「そやつらが何者か見てくるとしよう」
私が外まで足を運ぶと、私の耳に怒鳴り声が鳴り響いた。
?「そこに居たの!」
背は高く、黒い肌をした女が前に居る。たなびく髪はその肩まで流れ落ちている。
彼女が私を見て喜んでいるかどうかは分からない。
?「ヨミ、今の今までどこにいたのよ!」
?「百年経っても私の村には顔も出さないし・・・」
?「今になって、あなたの従者からあなたの帰りを教えられたわ!」
ヨミ「おぉ、ごきげんよう、シルヴィ」
ヨミ「しばらくぶりじゃな?」
シルヴィ「何がし・ば・ら・く、よ!」
シルヴィ「どうしたらあなたが封印なんてされるのよ!」
シルヴィ「どれだけあなたに聞きたいことがあるか、あなたには分からないでしょう!」
ヨミ「信じておくれ、私の記憶は今、あまりアテにはできんのじゃ・・・」
ヨミ「じゃから、私もおぬしに聞きたいことが山ほどある」
彼女をじっと見つめた。
ヨミ「おぬしを見る限り、おぬしは良い女子に育った様じゃな」
たしかに、彼女にこのような形で出会った事は衝撃的だ。

最期に彼女を見た時は、私の膝の丈程だった。
シルヴィ「ヨミ、私にとっては数百年しか経っていないようなものだけど・・・」
シルヴィ「それで、誰にやられたの?」
彼女のまなざしに魔力が迸るのが見て取れる。
彼女は間違いなく、私の不在の間に魔術の芸当に関する訓練を積んでいる。
シルヴィ「あなたが誰に封印されたのか知りたいの」
ヨミ「生憎、覚えておらんのじゃ、すまぬ」
ヨミ「それが誰であったとしても、死んで長い事経っておるじゃろう」
ヨミ「結局、彼らは人間でしかない・・・」
シルヴィ「そう・・・」
シルヴィ「私は、私が敬う人の名誉を守る事さえも叶わないのね・・・」
彼女は全くその気性を失っては、いないようだ。
ヨミ「そういえば、おぬしの村はどうなっておる?」
シルヴィ「健在よ・・・」
シルヴィ「以前あなたが私たち皆を助けてくれてから、繁栄を築いているわ」
シルヴィ「そして・・・もう、村ではなくなったわ」
シルヴィ「多くの謎が秘められた大都市に」
ヨミ「そうか・・・」
ヨミ「おぬしは私の不在の間に、本当に繁栄させたのか・・・」
シルヴィ「でも、あなたが居た頃とは似ても似つかないわ・・・」
シルヴィ「あなたを見失ってからの事は想像もつかないでしょうね」
シルヴィ「ある日忽然と消えてしまって・・・」
シルヴィ「私は貴方のみに何が起きたのか分からなくて、本当に苦しかった」
ヨミ「あぁ、今、私はここにいるとも」
ヨミ「おぬしが心配する必要はない」
シルヴィ「ここに居てくれて良かった・・・」
シルヴィ「それで、あなたの迷宮を取り返そうとしてるって聞いたのだけど?」
ヨミ「うむ。私は現在それに尽力しておる」
シルヴィ「私も連れて行ってくれないかしら」
彼女がもう幼子ではないのだと考えるのは中々に難しい・・・
ヨミ「そうじゃな・・・私はもう約束を違えることはせぬ・・・」
シルヴィ「じゃあ、決まりね」
シルヴィ「共に行きましょう、ヨミ」
シルヴィ「今度は私があたなを守ってみせる」
シルヴィ「あなたはもうそれほど力も無いけれど、少なくとも、私が居る」
ヨミ「感謝する、シルヴィ」
ヨミ「それでは、よろしく頼むぞ」
⇒シルヴィが仲間に加わりました!

―おみせ―
シャルロッテ「我らが工房の希望が向上致しましたわ」
シャルロッテ「より多くの道具をあなたに提供できますわ。謙虚なるご主人様」
⇒メンディングトニック、メルティングトニック、そして蘇生薬を購入できるようになりました。

―イベントマスその1―
セリ「さて、この遠征も今のところはうまくやれているな」
セリ「私は普段、これまでにも死と隣り合わせな経験をしてきた」
ヨミ「おぬしは死と隣り合わせにならぬ方法で仕事と接するべきだとは思わぬのか?」
セリ「大丈夫だ、私はそんな経験をするために道を外したりしない」
セリ「それは唯必然的に起こるだろう」
ヨミ「ふむ、もしお主が死と隣り合わせの状況に陥るようなことがあれば、私が何とかしよう」
セリ「感謝する」

―5階入り口左の宝箱―
⇒あなたは水着の切れ端を見つけた!
セリ「・・・」
セリ「今度のこれは何に使うものなんだ?」
ヨミ「おぬしが見つけたのは私のお古の水着じゃな」
セリ「水着だと?」
セリ「何があったら、こんな奇妙な衣装を集める気になるんだ?」
ヨミ「ほかの可能性に対して先入観を持たないことは人生において重要な要素の一つじゃな」
ヨミ「その特殊な服装は大陸において私が入手した中で最も流行っていた」
彼女はその切れ端を伸ばしている。
セリ「これは、あの・・・お前が、ビキニ、とかいっていた奴か?」
セリ「この素材はいったい何でできているんだ?」
ヨミ「この世界で私が知る限りでは、ごく少数の仕立て屋でしか作れぬようじゃ」
ヨミ「それだけ特別だという事じゃな」
セリ「こんな風に何かが浪費されていくのは、なんだか残念だな」
猫「そんなもの放っとこうよ!」
セリ「そうだな、お前の意見を取り入れない理由もないしな」
スライム「なぜ・・・お前たちは、皆・・・服が要る・・・」
スライム「私なら・・・お前たちが・・・望む、服を・・・作れるのに・・・」
セリ「い、嫌だ!スライムでできた服なんて着たくない!」
スライム「なんで・・・ダメ・・・」
スライム「実用的・・・なのに・・・」
槍兵「試された方が良いと思います」
槍兵「お似合いかもしれませんよ」
セリ「私はもうこれが好みでないことは伝えられたと思っている」
シルヴィ「ねぇキツネ、それなら私が着ようかしら」
シルヴィ「あなたの為なら喜んで着るわ」
セリ「名案だな。これで解決だ」
セリ「彼女なら代わりに着られる」
ヨミ「いや・・・私はセリが着るべきだと思う」
セリ「そんな・・・」
ヨミ「先ほど言ったように、おぬしは先入観を捨てるべきじゃ」
ヨミ「この衣装は控えめなデザインを意図してある」
セリ「どうしてか、お前の発言を信用できないな」

―キツネ捕獲―
ヨミ「キツネの精霊は皆あの形と大きさなんじゃろうか?」
ヨミ「あやつは確かに興味深い一例であった」
ヨミ「ここで生まれた魔物は、こことの自然なつながりを持っておる」
ヨミ「特に動物の場合はの」
セリ「恥ずべきことだが、彼女の戦い方は非常に効果的だったと認めざるを得ないな」
彼女は自分の顔に触れる。
セリ「あのような動物からしっぺ返しをまた食らいたいとは言えないな」
ヨミ「セリ。何にせよ形あるものはいつか壊れる」
ヨミ「あれは極論では天職の一つじゃな」
セリ「転職を変えられる唯一の方法ならあるな」
ヨミ「それには超越的な力添えが必要じゃろうな」
セリ「その先は考えない方がいいな」
シルヴィ「超自然を学ぶことは、準備不足で悲惨な目に遭う事もあるわ」
シルヴィ「だから私は経験の念をそれに抱くことを尊重できる」
セリ「私に共感しているということか?」
シルヴィ「これだけはね」

―キツネとの面会―
そこにはむしろ乱暴(粗暴)になっている囚人の一団があった・・・
そしてそのすべてが皆、一つの指の周りに集まっている。
狐「大丈夫よ、大丈夫・・・」
狐「私達にはここから出られるいい方法があるから・・・」
狐「誰も置き去りにしたりしない!」
彼女は戸外の狐の一匹の言葉に耳を傾ける。
狐「ダメ、私たちにそんなことはできない!」
狐「あなたたちを残して自分ひとり自由になるなんて!」
狐「あっ誰か来たわ!」
狐「早く、みんな隠れて」
案の定、彼女を取り囲む小さな動物すべてが、彼女の周囲から姿を消す」
ヨミ「そこでおぬしがやった芸当を教えてはくれんかの?」
ヨミ「これらの小さな仲間をあぞやうまく訓練したに違いあるまい」
狐「あ、あなたにもし訓練技術を教えたとしても忘れてしまうだけよ!」
ヨミ「いや、いや、私はお主から技術を盗むつもりはない」
ヨミ「何か、おぬしのそれで私の為に働いてくれるのでは、とな」
狐「あなたに仕えるということ?」
ヨミ「そうじゃ。私はおぬしに今の主を捨て、新たに私を主として認めてほしいと提案しておる」
狐「そう・・・」
狐「みんなと話してみるわ」
狐「どうしたって、この決断はみんなに関わる事だから」
彼女は彼らが隠れている場所から出てくるように振舞った。
狐「それで、これはね、彼女が私たちに、彼女の為に働いて欲しがっているってことなんだけど・・・」
狐「私たちはどうするべきかな?」
彼らは一様に集まり、小さく唸ったり、吠えて話し合っている。
狐「えぇと、この子たちはそれで良いみたい・・・」
狐「そしてこれは、私たちが地上でもっと過ごしたいという意味でもあるの」
狐「この子たちはお日様の下で散歩するのが好きだから、でも、つい最近までそんなこともできなかったのだけれど・・・」
ヨミ「おぬしたちの好きなだけ、いつでも出歩いて良いぞ」
ヨミ「それで、私たちの交渉は如何かな?」
狐「やるわ!」
狐「私たちは皆、あなたに仕えることを強く望んでいるわ!」
⇒狐使いが仲間に加わりました!
現在のPTメンバー:セリ・槍兵・シルヴィ・猫・ウサギ・狐使い

―イザベラとの会話―
イザベラ「ふむ、ふむ、ふむ・・・」
イザベラ「あなたがどこかでsの衣装をお持ちだと聞いたことがあります」
イザベラ「作業に集中してもよろしいでしょうか?」
ヨミ「もちろんじゃ」
セリは不安げだ。
セリ「私も着ないといけないんだな?」
ヨミ「そうとも、来るが良い」
ヨミ「これも役目じゃな」
セリ「・・・」
イザベラは速やかに修復し、2着の衣装を持ってきた。
セリは彼女から受け取り、それを見る。
セリ「なんて奇妙な衣装なんだ・・・」
・・・
私は予備の寝室から戻った。
セリ「これは・・・これは思ったほど悪くはないな」
セリ「戦闘には不可能と言っていいほど全く向いてないんだが」
イザベラ「認めていただけたようですね!」
ヨミ「確かに。私がこれを着てからしばらく経つのう」
ヨミ「とても着心地が良い」
―狐使いの様子を見に行く―
私は狐使いのしていることについて気になった。
我々は町の近くに、トンネルの連絡網に隣接した厩舎を持っている。
戻ってきて、我々は幾つかの強大な獣をそこに捕えていた。
彼らが暴れることのできない場所に置くのはごく当然のことだ。
狐使いはその者たちの話を聞いて喜んでいた。
厩舎に足を運ぶと、ほったらかしになっている事に気づく。
私は彼女がどこでもなく、ここに居ると確信していた、
ヨミ「おぉい、だれかおらぬのか?」
狐使い「あら、これは首領様」
狐使い「ちょっと待ってくださいね、皆・・・」
彼女の声は厩舎の一つから聞こえてきた。
狐使いが出てくると、私を見てにこりと笑った。
狐使い「首領様、またお会いしましたね」
狐使い「あなたにお返事を伺おうと思っておりました。」
私は彼女をよく見てみると、彼女の服が傷んでいることに気づく。
ヨミ「・・・一体、おぬしに何が起きたのじゃ?」
ヨミ「お主が何かと争っていたように見えるのじゃが・・・」
狐使い「なんでもありません。熊を見つけたので荒っぽく遊んでいました」
狐使い「私は彼に、私の視点から物を見るように説得はしたのですけれど・・・」
狐使い「動物は少し嫌なところもありますが、あなたが彼らとの意思のかわし方をここ得ていらっしゃるなら、とても有効的な子たちなんですよ」
ヨミ「おぬしは野生の動物を適当に捕まえて、この厩舎に入れているのか?」
ヨミ「私がクマのような者たちまですべて世話のできる適切な設備を持っておるかはわからぬが・・・」
狐使い「えぇ、あなたは我々には得られるのなら、多くの仲間が必要だと仰いましたよね?」
狐使い「熊との格闘も、それに比べたら些細な問題にすぎません・・・」
狐使い「ですので、ご心配には及びません!私の小さな友人たちがこの問題にも手伝ってくれました」
狐「私たちはここでチームとして当たら居ていますから、皆でこの役割を果たしますよ」
ヨミ「私にはおぬしの小さな友人たちがおぬしの謙虚さを心配しているように見えるのじゃが・・・」
慌てた狐の一匹が、私の視界から彼女の・・・あらわになっている部分を遮っている。
狐使い「皆理解しています。つまるところ、友達同士の助け合いなんです」
彼女は少しつまずいた。
狐「あら・・・少し眩暈が・・・」
狐「熊はあなたをとても強く打ち付けられますよ」
ヨミ「疑う余地もないのぅ・・・」
ヨミ「頼むから、これからも無鉄砲なことは慎んでおくれ」
狐使い「御心配には及びません。時には少し難しいこともあるかもしれませんが、私は動物たちと働くことが大好きなんです」
狐使い「あなたが亜愛情をもって接していることに比べたら、ちょっとのひっかき傷や頭を叩かれたりすることは何という事もありません」
狐使い「とにかく、あなたが私についてご心配くださっている事が分かって嬉しいです」
狐使い「私はちょうど昼寝が必要ですが、私たちの次の遠征に行く準備はできています」
ヨミ「おぬしのけがの手当てもあるしのう。私はおぬしがそのまま眠れるとは思えぬ」

―セリの様子を見る―
我々が地下に居ないとき、セリは彼女の時間を楽しんでいるようだ。
実際に、彼女はたった今、宿屋の隅の角で楽しく飲んでいる。
彼女に近寄り、私は彼女と向かいの席に座った。
セリ「やぁ、狐・・・」
セリ「何か用か?」
ヨミ「特には。ちょっとおぬしが何を飲んでいるのか気になっての」
ヨミ「おぬしは最近、物事にかなり圧倒されておるのではないか?」
セリ「そうだな・・・」
セリ「ここにたどり着いてから、たくさんの物事に適応しなければいけなかった」
セリ「この魔物たちと働いていることも・・・」
セリ「これが、ギルドメンバーと働く事との大きな違いだな」
ヨミ「そうなのか?」
セリ「あぁ、ここの皆は共通の目標を持っている・・・」
セリ「そしてお前が統治しなければいけないわけでもない」
ヨミ「統治と言ったかの?ヒトの英雄は本当に割拠しておるのか?」
セリ「彼らにはできる」
セリ「多くの異なる動機や目標を持った者たちが共に働いている」
セリ「いうまでもなく、お前たちは誤って人との摩擦を起こし得る」
セリ「冒険者たちが全体として統一され、共に働くことはそんなに単純なことではないんだ」
ヨミ「それを疑いはしない」
セリ「ほかに何か私のことで心配している事はあるのか?」
ヨミ「問題ない」
ヨミ「今、おぬしは私の従者じゃからな、おぬしの面倒を見るとも」
セリ「本当に感謝しているが、お前が私を使役するために魔法を使ったことは信じられなかったな・・・」
ヨミ「あれは保険じゃな」
ヨミ「結局は、再びおぬしが私に攻撃するつもりがないと確信していなかったのでな」
セリは重く頷く。
セリ「とにかく、私は体上部だ」
セリ「迷宮に戻るつもりの時は知らせてくれ」
ヨミ「セリよ、承知した」
彼女は飲みに戻り、そのジョッキの深みを見つめている。
―セリとシルヴィの様子を見る―
一つ、私はシルヴィのセリへの対応について心配していた。
私が推測するなら、彼女は嫉妬しているだろう。
つまるところ、彼女には私が頻繁に会いに来ていたのだ。
彼女は私を神の様に敬い、傍にいた。
それが、少し不快ではあった。
私を過度に称賛している者たちが何よりも迷惑なのだ。
だから、これら二人の強い個性が互いにどう衝突するのか見てみるとしよう。
その二人はテーブルの席に着き、飲み交わしている。
私はこれが平穏に終わることはないだろうと感じた。
最初にシルヴィが沈黙を破った。
シルヴィ「だからあなたはここで何をしているの?」
シルヴィ「一人で冒険をしていたとでも?」
シルヴィ「私はヨミと行動を共にしたいと思って人生を過ごしていたの。そしてこの町に嫌気の差したどこぞの馬の骨とも知らない冒険者にも会えるのかしら?」
市類「どうしてこの仕事をしているの?」
セリ「お前が大層妬いていたとしても私にはどうしようもないのだが・・・」
セリ「私はここに居ざるを得ないんだ」
セリ「ヨミはいとも容易く私を打ち倒し、私を助ける事を選んだ・・・」
セリ「だから今、私はあいつに借りを返している」
セリ」もし私がここに居てほしくなくても、私にはどうにもできない」
シルヴィ「言い方を換えるわ。あの人はあなたを倒して僕にしたの?」
シルヴィ「人間と相性が良かったからって・・・」
セリ「お前は私が今まで出会ったことのない、初めてのエルフなんだが、不愉快だな」
セリ「お前の好き嫌いはともかく、今のところ私はお前と向き合っている」
セリ「ならば、私たちは折り合いをつけてみるべきじゃないか?」
シルヴィは口を尖らせる。
シルヴィ「あなたは何もわかってない」
シルヴィ「あなたの身に何が起きたのかわかっているの?」
シルヴィ「ヨミとともに働けるのは、おそらくあなたの人生の中でも短い間だけなのよ」
セリ「そうだな。私もそう思う」
セリ「風に当たってくる」
セリは宿屋から離れた。
シルヴィはその後もじっと考え続けていた。
シルヴィ「あの人は全く訳がわからない・・・」
シルヴィ「あの人と一緒に働くなんて、どんな特権なの」
シルヴィ「あの人は訳が分からない」
驚くことに、実際には私の想像より良い終わり方だった。
私は彼らが実際に互いに争い始めると予想していた。
仕方がない。私の予想が常に正しいと思うのは不合理なことだ。

―5層、ツボにて―
セリ「もう一つの花瓶が・・・」
セリ「私は人々が何故これらの中に貴重品を隠すのかが不思議だ¥
ヨミ「私の見立てでは、ここでは禁制品に厳しくなっているからじゃろうな」
ヨミ「このような価値あるものに隠すことは、多くの迷宮の住人の一般的な訓練じゃ」
セリ「心得た」
猫「それが正しいよ、ボクは光り物を隠すから・・・」
狐使い「まぁ、助けを借りるのであれば、少しは異なりますよ」
狐「私のお手伝いさんたちはいつも私の為に隠し事をしてますから!」
槍兵「私の職務の一つは、時折禁制品の為に魔物を探すことでした」
槍兵「ですので、こういった対策をとることは避けられません」
ヨミ「私はここに居た誰かがコインを盗んで村の適当な物の中に隠していたのを覚えているぞ」
シルヴィ「それ、随分昔の話じゃない!」
ヨミ「おぬしは極まりが悪そうじゃな」
ヨミ「私は他の悪戯もすべて思い出せるんじゃがのう」
シルヴィ「お願いだから、それは・・・」
シルヴィ「私はそれを何十年も反省してるから・・・」
セリ「それじゃあ、この花瓶を壊してみるか」
彼女が過敏を壊して開けると、辺りに磁器が散乱した。
セリ「ふむ・・・何か面白いものは・・・」
彼女はその手に青い液体が渦巻く小瓶を抱いている。
セリ「キツネ、これはなんだ?」
ヨミ「これは補修材じゃな」
ヨミ「要するに、その小瓶に入っているものは布だけではなく、金属や革も複製できるのじゃ」
ヨミ「じゃから、もしおぬしの鎧に用いれば、修復できるじゃろう」
シルヴィ「私が覚えている限りでは、宿の女将があなたの為に提案したものだったはずだけれど・・・」
シルヴィ「それで、彼女は服の修繕する幾つかの手間を省けるでしょう」
ヨミ「そうじゃな。それは長い間奇妙な物じゃったな・・・」
セリ「私が魔物としての人生を送れるのかは分からないな」
セリ「私はここにしばらく滞在していて、もう何世紀もの人生を過ごしたような気分だ」
セリ「とにかく・・・」
セリ「ここで私の鎧の状態を落とさずに保つのは容易いことではないからな」
セリ「そして・・・その・・・そのままの格好で走り回ったり、戦ったりするのは本当に恥ずかしいんだ・・・」
ヨミ「恥ずかしがるのは、そのようなことに対する自然な反応じゃな」
ヨミ「それが親密な状況でのみ見られると良いんじゃがのう」
ヨミ「おぬしがいつもそうだと、そのスリルは失せてしまう」
セリ「お前が何故そんなことを言っているのか理解したくないな・・・」
⇒あなたは修復材を手に入れました。
 あなたの衣服が破損、もしくは壊れた時に、あなたはこれを使うことで修復することができます。
 魔物が衣服にダメージを負うと命中時に混乱する傾向があります。

―北西の部屋にて―
我々が部屋に入ると、私はその調度品に実に驚かされた。
セリ「図書館か・・・?」
セリ「それもかなり大きいな」
ヨミ「娯楽室は私がこの迷宮を納めていたころはかなり一般的だったのじゃが・・・」
ヨミ「じゃから、彼らがその部屋を保持することは意味を成さぬであろう」
シルヴィ「私はあなたが私を魔術所を読ませるためにここに連れて来た時のことを覚えているわ」
シルヴィ「キツネ、あなたから魔術の基礎を教わった場所の一つよ」
ヨミ「あぁそうじゃ。私は今でも覚えておる」
セリ「それではここに幾らかの役立つ知識があることを意味しているんだな?」
シルヴィ「沢山よ!」
シルヴィ「どうして仕えもしない本をこんな図書館に保管しなきゃならないの?!」
セリ「その我慢ならない態度おを納めるか、一切私に話しかけないでくれ」
私は棚の一つから本を引き出す。
ヨミ「『超越的な媒体に奇跡的な力を宿すための応用』」
セリ「本当にそんな意味を指しているのか?」
ヨミ「基本的に、魔法の法則を利用して、変換装置に魔力を供給しているのだ」
セリ「尋ねたこと自体忘れてしまいそうだ」
シルヴィ「来なさい。私はこの本は二百年も前に勉強し終わってるんだから」
セリ「シルヴィ、お前は私がお前にみたいに長生きできないことを覚えておいてくれないか」
シルヴィ「人間って・・・」
シルヴィ「あなたは彼らと何をしているの?」
セリ「私はお前の態度が理解できない・・・」
その時、本棚の間から一人が姿を現した。
剣魔「私は誰も邪魔をするなと、前にはっきり言った筈なのだけれど・・・」
剣魔「この階層の誰もが邪魔をしていないことは分かってる」
剣魔「誰もこの部屋を出ないから、2つの結論に帰結できるわね」
剣魔「つまり、あなた達が死を望んでいるか、この迷宮の住人の一員ではないという事」
ヨミ「おぬしは鋭い奴じゃのう」
剣魔「私はそれに誇りを持っているもの・・・」
彼女はその手中に剣を携えている。
セリ「私たちは警戒すべきだ」
セリ「彼女の剣は技術を伴っている」
猫「ボクの爪でやっつけられるでしょ?そうでしょ?」
狐たちが魔女に向かって唸り声を上げ始める。
狐使い「ちょっと、ちょっと、みんな・・・」
狐使い「まだ・・・戦い始めたら・・・ダメ・・・」
槍兵は魔女との最適な間合いで警戒を保っている。
槍兵「警戒を解かないでください」
シルヴィ「彼女の魔法技術に遜色はないわ」
シルヴィ「剣と魔法、それぞれの攻撃に対処しなきゃ」
剣魔「これはこれは・・・剣の扱いを心得た者に会えるなんて嬉しいわ・・・」
剣魔「ここに人間がいるということは、あなたたちが間違いなくここに居る筈のない者たちだという事を意味している」
剣魔「そこのダークエルフも・・・普段は故郷の大都市に身を置いている種族」
剣魔「私には何がここに引き寄せたのだか・・・」
彼女は不意に声を上げ、そして私は秘められた言葉が光りだすまで気づくこともできなかった。
セリ「あいつ、魔法を唱え始めたぞ」
セリ「ここで激しい戦いになるだろう・・・」
剣魔「さて・・・」
剣魔「そこをおどきなさいな」
剣魔「あなた方は明らかに侵入者ですから、私はそれに対処しなくてはならないの」
剣魔「私は今、研究の重要な段階に来てるから、気が散るような事はゴメンだわ」
剣魔「だから、私はあなた方を見た事を忘れてしまうでしょうし、あなた方はなんでもやりたい事をしに行ける」
剣魔「良いことではないかしら?」
セリが私に耳打ちする。
セリ「お前は私たちが奴に勝てると思うか?」
彼女がそう尋ねてきても、眉を顰める事はできなかった。
ヨミ「あやつは確実に手強い。」
ヨミ「我々ならおそらくあやつを討てるが、我々の進捗の障害になるとは思えぬ」
ヨミ「どうすべきが・・・」
私が彼女の背後を見やると、大量の棚に収まる本が目に入る。
ヨミ「これが容易く叶うなら、何かここで使えるものもあるじゃろう」
ヨミ「刻印のなされた巻物か、あるいは・・・」
ヨミ「あるいは、彼女の隠した宝があるやもしれぬ」
セリ「難しい選択だな・・・」
セリ「あいつを倒すのに手間取るようなら、私はかなり怒ると思う」
セリ「あいつがここに価値あるものを置いていないことが分かった場合に限るが」
シルヴィ「ここで何も得られないのなら・・・」
シルヴィ「私はヨミを脅かす者を壊すだけ」
シルヴィ「それも全て」
ヨミ「落ち着くのじゃ、シルヴィ」
ヨミ「いずれにしても、大丈夫じゃろうて」
剣魔「ふぅん?」
剣魔「私の研究の為に立ち去るの?」
剣魔「それとも、あなた方を追い出す必要があるのかしら?」
彼女が苛立ち始めている。
私は今、最良の決断を下した。
>>離れる
今は、彼女は避けるべきだと思った。
私は彼女が次に私たちがこの部屋に踏み入れる時に、彼女が許すことは無いと確信している。
剣魔「良かったわ」
剣魔「手間が掛からなくて助かるわ」
剣魔「私の研究が実るにはもう少し時間が必要ね・・・」
セリ「お前がこの判断と行動が最善だと思ったのなら、それで良い」
セリ「結局、お前ならどれほどの相手か判断もつくからな」
ヨミ「おぬしが私を信頼してくれて嬉しいぞ」
それ以上何も言わず、我々はその場を後にした。
彼女の「研究」・・・私は彼女の成す物を見てみたい。

―中央北の扉にて―
セリ「この扉は厳重に施錠されているな」
セリ「2つの鍵穴がある・・・」
セリ「両方とも異なった形状をしている」
ヨミ「じゃから、2つの異なる鍵の使用を想定するのが無難じゃな」
ヨミ「問題はその鍵をどこで手に入れられるか」
セリ「この階層について何か覚えてはいないのか?」
セリ「きっとお前なら、小さな手掛かりでも覚えていられるだろう・・・」
ヨミ「ふぅむ・・・」
辺りを見渡すと、この階層は何となく見覚えがあった・・・
猫「ゴメンね、ボクは受け持ちの階層より先は知らなくて。・・・」
猫「どうせ、大事なことではないんだけど」
セリ「お前はもう少し移り気なところを直してほしいな」
狐使い「ついてきて!この階層なら何でも知ってるから」
狐使い「あなたにとって有益だと思わない?」
セリ「お前の小さな友人たちがまた噛みつかないように言いつけるならな」
狐使い「えぇ、私たちは敵同士だったものね・・・」
狐使い「あの子たち次第だと考えているのね」
ヨミ「そこが落としどころじゃな」
槍兵「問題ありません」
セリ「どうしてだ?」
槍兵「私はあなたから、できる事をやれば人生に最悪な事なんてないのだという事を学びました」
槍兵「だから、私はそれが何であったとしても気にしません。為すべきことをするだけです」
ヨミ「私が覚えている範囲だと、異なる3つの階層に交わる箇所があった筈じゃ」
ヨミ「じゃから、もしここと交差する階層に2つの鍵があれば・・・」
ヨミ「おそらく、左右それぞれの鍵を担う守護者がおるじゃろう」
シルヴィ「自分の迷宮についてちょっとしか覚えてないの?」
シルヴィ「この場所が基本的に変わらなければ、私なら把握できるわ・・・」
ヨミ「それでも、おぬしが最後にここを訪れてから数百年経っておる・・・」
ヨミ「そうなると、よしんば覚えていたとしても、今となっては大きな隔たりもある」
シルヴィ「そうね、ごめんなさい・・・」
セリ「見込みはなさそうだな。この階層に鍵があるかもしれない」
ヨミ「それが幸運だとは思ってはおらぬが、おぬしが望むなら好きに提案すると良い」

―再度図書館へ―
剣魔「・・・図に乗っているのかしら?」
剣魔「今すぐ立ち去るのなら、止めはしないわ」
>>戦う
ヨミ「実際・・・」
ヨミ「おぬしのいう研究とやらについてもっと知りたいのだがの」
ヨミ「私に教えてはくれぬか?」
剣魔「へぇ・・・お調子者なのね・・・」
剣魔「とても痛い授業ならしてあげても構わないわ」
セリは既に剣を抜いていた。
セリ「キツネ、下がってくれ」
セリ「私たちで何とかする。心配するな」
シルヴィ「絶対に取り戻してみせる!」
シルヴィ「私こそあなたに目にもの見せてやるんだから!」
彼女は本当に過保護だな・・・
ヨミ「おぬしが私の事を信じているように、私もおぬしを信じておる」
セリは笑顔で私に振り向いた。
シルヴィもだ。
剣魔「あなた達には環境に接し過ぎたみたいね・・・」
彼女の剣は輝き始め、その表面は炎に包まれている。

―勝利後―
セリ「見事な剣裁きだった」
セリ「そんな価値のある相手に自身を試すのは楽しかった・・・」
セリ「彼女にやられなかったことに驚いたよ」
ヨミ「私はおぬしを信じておったがの?」
ヨミ「おぬしもな、魔剣使い・・・」
彼女はまだ立ち上がろうとしている。
しかしながら、彼女の戦装束は完全に切り裂かれている。
剣魔「ふふっ私の負けね・・・」
剣魔「予想外だわ」
剣魔「とにかく、あなた達がうわさの侵入者なのよね?」
剣魔「誰も偶然ここに来たくらいで勝てるわけがないもの・・・」
ヨミ「私がこの迷宮に興味を持っているとしようかの」
ヨミ「今、私にはまだ一つ心残りがある・・・」
ヨミ「おぬしの研究とやらについて教えてはくれぬか?」
剣魔「私に選択権はないけれど・・・」
剣魔「私は下の階にある装置を調べていたの」
剣魔「制御にはとても特殊な呪文が必要で・・・」
剣魔「あなたがお望みなら、あなたに教えてあげられるわ」
ヨミ「よろしく頼む」
彼女の手ぶりでスクロールを描き、私に寄越した。
>>制御呪文を入手しました。
セリ「とにかく、この装置は何なんだ?」
剣魔「あなたがそれに直面すればわかるわ・・・」
ヨミ「おぬしは私の想像よりも野心的なようじゃな・・・」
剣魔「えぇ・・・私はこの迷宮を変えられるだけの十分な力を欲していたの・・・」
ヨミ「皆、本当に恐れているのか?」
剣魔「多かれ少なかれ、ね・・・」
剣魔「私はもう何も恐れていないわ」
剣魔「私がこの現状を受け入れてから、もう随分と経つもの」
剣魔「だから、自然とね、ゆっくりと少しずつ目標に取り組んでいたわ・・・」
剣魔「私は、自分の手で迷宮の主を倒せるかは分からなかったけれど、試してみるつもりだった・・・」
剣魔「でも、私の企てた方法では上手くいかなかった・・・」
彼女は自信を見下ろして小さく笑った。
剣魔「ここにいるあなた達は皆、かなり強い」
剣魔「あなた達なら、あいつらを倒せるかもしれないわ」
シルヴィ「そうよ、私たちがやってみせるから」
シルヴィ「この迷宮が彼女の物なのは明らかなんだし、私たちはここを取り戻すのをあきらめたりしない」
私は彼女を宥めた。
ヨミ「しかし、おぬしの身はこれからどうなるのじゃ?」
剣魔「私があなた達の阻止に失敗したから、誰かがそれに気づくことでしょうね・・・」
剣魔「ここでは失敗は許されないから」
セリ「ヨミ、私たちは彼女を迷宮主の手の届く場所に残すなんてできない」
セリ「そんなのは非道だろう」
ヨミ「おぬしがここに入ったときとは、全く態度が違うのぅ・・・」
ヨミ「じゃが、セリの言う通り、我々はおぬしの命運を見過ごすような事はできぬ」
剣魔「私の為に何かしてくれるというの?」
私は彼女の手にワープストーンを載せた。
ヨミ「地上に戻ると良い」
ヨミ「私の僕たちがこの迷宮から離れた場所まで連れて行ってくれる」
剣あ「・・・とても気前が良いのね」
ワープストーンは共鳴し始めた。
剣魔「それでは、幸運を」
セリ「どうしてお前の僕にしなかったんだ?」
ヨミ「いくばくかの強い自己を持つ魔物はの、捕縛呪文に抵抗し、弾くことができるのじゃ」
ヨミ「おぬしも時折・・・反発して背くじゃろう」
ヨミ「じゃから、私は確実を期す為に、変に抵抗するものは捕えぬようにしておる」
セリ「やれやれ・・・」
シルヴィ「ヨミ、あなたの呪文はいつも素晴らしいわ・・・」
ヨミ「おぬしはいつも私に平伏せずとも良いのじゃぞ、シルヴィ」
シルヴィ「単に私は、明らかにわかりきっている事を述べているに過ぎないわ」
私の不在が彼女をさらに懐かせることになったのかもしれない・・・
これは問題となるやもしれぬ。
セリ「それはそうと、後ろに刻印済みのスクロールを見つけたぞ」
セリ「これはきっと役に立つだろう」
⇒ファイアフラッシュの巻物を見つけた。


Sakura Dungeonの翻訳ページ一覧作りますた(´・ω・)

PSVR アンアーシング・マーズ トロコン完了しますた(´・ω・)

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うーむ(´・ω・)
ゲーム自体の感想:まぁ実験的なミニゲーム集というかなんというか。序盤シャトルコックピット内ディスプレイに張り付けてあるテクスチャの、プレイヤーの視点移動に対する追従性が悪いせいで視点を動かしていると酔いやすい場面がある。セールがあればDoomかThe Brookhaven Experiment、もしくはFarpointなんかを遊んだ方が良い。それぞれaim controllerがあった方が操作性は格段に良くなるが、コストとの兼ね合いによる。

難易度:Very Easy寄りのEasy。トロフィーブーストゲーといって良い難易度
所要時間:多分2時間程度
トロフィー条件:
1.全チャプター攻略
2.チャプター3の緊急着陸時に運転操作ミスなし
 ⇒たまに着座方向が出鱈目になってしまいまともに操作できなくなることがある。
  また、地味にプレイアブルエリアを左手側に広くとっておかないと一部操作に支障が出る
3.キャサリン(ヒロイン)が生き残る
 ⇒4日目に一時的に意識を取り戻しましたが、その後再度睡眠状態に戻りました。といった内容のコメントを管理ロボが話した状態(チャプター4か5辺りで「あなたは最高のパートナーね!」とキャサリンからコメントをもらっておく必要があるかも。)で、宇宙船内でのライフ回復(飲料で50程度まで、その後ダンベルを両手に取ってブンブン上下にシェイクするとライフ満タンまで回復可能)を100まで完了させた段階でトロフィー獲得通知が表示された。途中の謎解きもなるべく早く解いた方がいいのかもしれない。

チャプター8の謎解きについて。最後の謎解きはアングルがぶっ壊れているように見えるが、以下の手順で攻略する。
a.最初に攻略対象のオブジェクト(柱)の取っ手を握り、シリンダーを引き抜く要領で引っ張る
b.各歯車をグリグリと回し、宙に浮いている歯車のカケラと穴の形が合致するものを引き合わせると勝手に合成される

チャプター9について。雑魚の弾を盾で防ぎつつ、銃で撃ち落とす。チャージショットは背の高いオブジェクトに対して使わないとシールドを破壊できない可能性がある。シールドを破壊してしまえば通常のショット連打で全て対処可能。船からの鉄球みたいな砲撃も通常ショットで相殺可能。

チャプター10について。冷蔵庫から飲み物を取り出し(これの当たり判定も割とクソ、というか遠い)て缶ジュースを飲む動作を行う事で1つにつき10程度回復する。50程度まで回復したらダンベルの位置まで移動して両手にそれぞれ1つずつ持ち上げてブンブンシェイクする。時間内にライフ100になればおkっぽい。

以上です(´・ω・)ノシ

PSVR対応 ANUBIS Zone of Enders:M∀RSのVR機能を利用してみたよ(´・ω・)2018/05/27

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これ現状だと慣れてない人はガチ酔いしかねないので注意(´・ω・)
 点数的には・・・(10点満点評価)
 操作性:9点。特に不満はない。
 酔いにくさ:3~5点。ムービーの画面振動は可能な限り潰すか、オプション項目にムービーの画面振動ON/OFF切替があった方が良いと感じた。できればチュートリアル前の読み込み画面にでも「画面振動のON/OFFはオプション画面から切り替え可能です」といった表記も一緒に盛り込んでもらえるとかなり助かる。
 ゲームプレイ中については視界内の情報の拾い方(画面の見方)で酔いやすさがかなり変わる印象を受けた。視界が目まぐるしく移動する場面では、「見る」のではなく、意識的に一歩引いた所から「眺める」ように意識して視界を捉えれば不快感はかなり軽減される。
 UI:7点?門外漢的には悪くはないと思う。コックピット感もしっかり出ているので遊んでいて結構楽しい。ただ体験版のチュートリアルだとどの兵装が使えるのか、前作未プレイでは「よー分からんが、まぁ遊ぶか(´・ω・)」といった感じでどことなくふんわりした印象を受けてしまったので、再度遊んでみる必要はありそう。

 ゲーム性:8~9点。VR機能に上手く対応してくれていると感じた。やってて楽しい。停止時に打ち込めるチャージショットの溜め時間の最中に、敵弾との距離感を測りにくく、変に被弾する事があった(のは私が下手だからだと思う部分もある)ので、VRモード中のみで良いので、チャージショット発射モーションに入ったら軽量被弾によるのけぞりを緩和or無効化(スーパーアーマー化)できるような設定項目ライトユーザーも楽しみやすくなると感じた。

 ムービー:振動アリだと7点。ムービー中の機体はかなり手前にせり出して見えるので迫力は十二分にあるものの、画面振動で酔った状態で戦闘場面に放り込まれて、酔いを助長する結果になりがちなのが(体内的に)苦しい。
 総評としては、VR体験としてコントローラー準拠で遊べる点も含めてかなり良い作品になりそうだと期待できるが、DoomVFRでガシガシ動いてもほとんど酔わない筆者でもちょっとクる事から、おそらく3D酔いに弱い人だとかなり厳しい印象を受けた。VRモード中でもコックピットモードだけでなく俯瞰視点モードを利用できると酔わずに済む人が増えるかもしれない(既にあったらゴメンナサイ)。

6月4日~5日にかけてとびしま街道周辺を散策予定、なので。(2018年)

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予定は未定となりました。
理由:免許を取りに行くことになったので

先日知り合った方からアニメの「たまゆら」をお勧めしていただいてOVA・1期まで見てかなり良かったので、3日~4日の夜勤当直明けからバイクで高速道路を利用して広島辺りで降り、安芸灘大橋を越えてのんびり合計1日くらいはのんびり散策したいなぁと考えております。竹原散策は10月イベント時期の方がよさそう、なので。
 このアニメ、所々で「恥ずかしいセリフ、禁止!」と聞こえてきそうで・・・w

 ついでなのでバイクのナビ代わりに使ってアクチュエーターの壊れたスマホカメラの代わりに、初心者向けということで紹介されていたキヤノンのKiss X9のカメラ+レンズセットを購入してから突撃する予定です。写真を満足に撮れないというのも勿体ないですし。ちっこい三脚とかあると、ちょっとした夜景や星空も撮りやすくて便利なんだけど、どうしよう。
 まぁあれですよ。バイクだとどうしても印象に残る場所が飛び飛びになってしまうのが気に入らないのですよ。楽しいけども(´・ω・)

 日程的には以下のような感じ。

 6月4日
 AM9時迄:職場から帰宅&出撃
 正午~PM1時迄:大竹で高速を降りて、広島市街を抜け、とびしま街道へ
 日没前:宿にチェックインしたい
 日没:歴史の見える丘公園に行ってから拝みたい。できれば徒歩で行きたいけれど、帰路を考えるとバイクになる。ただ最低限舗装されているのは分かっているので、念のため懐中電灯+徒歩なら割とありかなぁとも考えてたり。

 6月5日
 日の出をどこかで拝み、町並み保存地区やらなんやらを巡りたい。
 夕方以降:翌日から全体的に雨っぽいので帰路につく(下道340㎞)予定。
 帰路の夕飯:これに本気で悩む。安く上げるならすかいらーくの株主優待券でどうとでも。

PS4 現在MMORPGのTroveを遊んでおります(´・ω・)

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割と楽しいじゃねぇか(´・ω・)
 ジャンルはMMORPGにマイクラ関連のクラフト等の要素を足したものですが、かなりまったり遊べるので、マイクラだと他人との交流がなくて・・・という方にお勧めできるかも。人数が居ればそれだけダンジョンの攻略ペースなども上がるので、慣れてきたら適当に道行く人に協力した方が良いのは間違いありません。

 システム的に、ドロップアイテムはそれぞれ独立していて競合の心配はありません。ただし100%もらえるのは最大8人までで、それ以上の人数で回っている場合は抽選になります。
 また、1時間ごとに様々な小規模イベント等もありますので、気分転換や拠点への帰還の都合としても利用できるので短期間では飽きにくい方だと感じています。

 クラブ(クラン・ギルドの位置づけ)に関しては、プライマリ設定(メインクラブ指定)も含めて複数のものに参加できますので、どこか一か所を選ばなければならないという心配もありません。ただし、クラブワールド(マイクラ的にはクラブseedみたいなもの)内設備によるBuffはプライマリ設定を行っているものからしか享受できない点に注意が必要です。
 私が加入しているクラブ(自力で作成したものではないので紹介はしない方向で)では、HP25%加算のボーナスがついていますが、これにも1週間当たり70枚程度のクラビット(クラブ用通過。クエスト攻略などでもらえるアドベンチャリンというアイテムを変換して入手する)の維持費がかかるため、これをクラブメンバーで賄っていく事となります。設備数が増えるほど維持費もかさんでいくので、その分を家賃(1週間ごとに幾ら、という設定。「0」ももちろん可能で現在の家賃は0。)から徴収することも可能です。100人単位で居れば2~3枚の家賃だけでもいくつかの設備を賄えると言う事を考えれば、それほど無茶な話でもありません。
 しかし、単独や10人以下の少数クラブの場合は特定の曜日にクエスト(アウトポストアドベンチャー・クラブアドベンチャーなど)を集中的にクリアする日を作るといった必要が出てくるため、拘束時間が増し気味になるリスクも出てきやすくはなります。その為、緩く大きな組織に巻かれた方が楽なのは間違いありません。
 一応個別チャットも可能なようにはなっている(分かりにくいけども)ので、一通りのMMORPG的なシステムは搭載されているようです。
 マーケット(アイテムフリマ。価格指定して出品する)も存在していて、手数料等は取られない為、自由な価格設定ができるという点でもありがたいところです。

 そんなこんなで、多分しばらくは遊ぶんじゃないかなぁと考えておりますです(´・ω・)

筆者のステータス等
プレイ日数:多分10日弱
メインキャラ:シャドウハンターLv30
サブキャラ:ドラコナイトLv20
パワーランク:7167(ひとまず目標は1万)
マスタリーランク:70
攻撃力:19457
魔力:663
最大HP:371211
最大EP:101
HP回復速度:1417
エネルギー回復速度:239
安定性:0
移動速度:90
攻撃速度:100%
ジャンプ回数:20
クリティカルヒット率:46.2%
クリティカルダメージ倍率:369.1%(2.5倍ポーション込みで最大与ダメ1000万超)
迷信:0
アイテム発見率:574
レーザーマンシー(掘削速度):180
魔法瓶容量:14
経験値獲得:170(1.7倍か)

Troveを継続的に遊ぶほどの時間は取れない(´・ω・)

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昼間は普通二種運転免許の教習、夜勤は平常どおりで運行している為、中々思ったようにまとまった時間が取れません。まぁそれでもTroveクラブの管理人さん方はコンスタントにログインその他されているようですが・・・私は体(とストレス耐性)がもちません(´・ω・)
 prだけで見ればシャドウハンターで12000弱まで伸ばしてはいるので、もうちょい(@5千以上)頑張ればウルトラ難度のシャドウタワーも挑戦可能になってくるんじゃないかなぁとは思いますが、日課・週課としてスコアボードランキングなどに関わっているだけの余裕はなさげ。それなら時間的に細切れになってもプレイ可能なオフラインゲーに逃げちまおうぜ!という感じの考えに至っています。
 そんなこんなで、現在はDeath end re questというタイトルのトロコンを少しずつ、後は出先で適当に流していれば取得可能なサイコパスのトロコンを行っている最中です。
 サイコパスのパズルが鬼門(になる場合がある)のようですが、対角線上の何れかに高数値ブロックの集積方向を設定して、集積方向と逆方向(右上に設定するなら左・下の操作を必要最低限に抑える)の操作を極力行わないようにすれば比較的簡単にクリアできます。後は慣れです。

 ちなみにDeath end re questはビックカメラの優待券でなんとなく新品購入したのですが、何故か4月発売のタイトルにも関わらず予約特典(ツクールのメーカー製RPG)が付いてきてちょっとお得感がありました。
 GPD-Win2ももうじき届くようなので、そちらへのインストールと、どこぞの駄菓子屋大好きな某オッチャンがリツイートされていた『流れよ我が涙、と魔法使いは言った。』というフリーゲームも導入予定。ついでにSteamサマーセールのアレコレと楽しみはしばらく尽きそうもありません。
 Steamサマーセールについては予算2万円程度で色々とバンドルだったりなんだりを購入するつもりでおります。
 GPD-Win2と挿入可能なMicroSDカード(或いは換装前M.2SSDを外付けストレージとして運用した場合)のみで録画可能な環境でも構築できるのなら、『流れよ~』の制作者様に配信許可の確認を頂いて久方ぶりに字幕プレイなど投稿してみるのもアリかもしれません。構想自体はふわっと考えはするのですが、最後まで持続できるかが問題です。できれば完走したいですし。
 ま、届いてから考えるかな、という次第です。

 近況としてはこんな具合です(´・ω・)ノシ

GPD Win2を購入してから少しでも遊んだゲームの動作状況をザックリ列挙(´・ω・)ノ (2018/11/10時点合計35タイトル。SAO:FB追加)

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更新履歴:
2018年7月12日:ツクール系タイトルプレイ時の環境について記載。
2018年7月20日:ダークソウルⅢクリア。ノコノコヤルジャナイ‼
2018年7月22日:ネプテューヌvsセガハードガールズ、The Vagrant追記。
2018年7月23日:申し訳程度にネプテューヌre:birthシリーズ、Hollow Knightを追加。
2018年7月26日:Darkest Dungeonを追加。
2018年7月31日:Hollow Knightクリアまで確認。涙の都で40~60fps程度まで上下。
2018年8月01日:Might & Magic 10 Legacy追加、限界凸記モエロクロニクル追加。
2018年8月06日:The Vagrantトゥルーエンドまでクリア。
2018年8月16日:DEAD CELLS、二ノ国2追加、Sakura Dungeon追加。
2018年10月05日:The Banner Saga1・2、Bastion、DarkSiders1・2、Prototype、
            FAR: LoneSails、LiEat、Murasaki、Deathsmiles追加
2018年11月01日:Steam上の所持タイトルを画像ファイルにて掲載。
            10月下旬にIntel HD Graphics615のドライバを更新。
            .hack//G.U. LastRecode、StarCrawlers、F.E.A.R.、
            eXceed2・3、Battle Chasers追加。
2018年11月10日:SwordArtOnline:Fatal Bullet追加。

 以下本文です。
ホントザックリよ(´・ω・)
一応現実的な水準だと感じた設定を記載しております。
それぞれ点数を表記しておりますが、ゲーム自体の評価ではなく、操作性や画質、ゲーム性とのバランスを主体に鑑みたものですので、予めご了承くださいませ。
 一応時々ゲーム自体の進捗も更新していきます。遊べると書いておきながら実は15分しか遊んでませんでした!というのは詐欺に近いので(´・ω・)
1.四女神オンライン
設定一覧:
スクリーンモード:フルスクリーン
スケーリング解像度:2
アンチエイリアス:1
表示距離:2
影:2(1だともうちょい軽快になるがのっぺりし過ぎて気になる)
テクスチャ:OFF
エフェクト:4
ポストプロセス:4
垂直同期:ON
 この状態でサウンドノベル形式のシーン再生はコマ落ちほぼ無し、戦闘可能なフィールドでの動作もまぁひとまず遊べる水準のフレームレートに落ち着きます。序盤1時間程度を遊んだ程度なので高難度ステージでの操作性については未検証。まぁマッタリ遊ぶ分には不満はないよ、と言う事で。
動作状況的には、100点中67点~72点位。

2.Dark SoulsⅢ(プレイ時間:32時間)
設定一覧:
スクリーンモード:フルスクリーン
画面解像度:800×600(以外はちょっと現実的じゃない)
自動描画調整:ON
詳細設定(できるものは全て最低・最小設定)
テクスチャの品質:低
アンチエイリアスの適用:OFF
SSAO:OFF
被写界深度:OFF
モーションブラー:OFF
影の品質:OFF
ライティングの品質:低
エフェクトの品質:低
反射表現の品質:低
水面の品質:低
シェーダーの品質:低
 この状態なら20~30fpsは引き出せるのでアクションゲームとして普通に遊べる。解像度を一つでも上げると10~15fps程度に落ちてしまうので、我慢強い人ならなんとかなるかもしれない。元々グラフィックが綺麗なせいか、これだけ品質を落としても綺麗だから驚き。普段PS4で遊んでいるとキー配置に慣れるまでよく事故るものの、一周目のグンダ戦位なら普通に1発でクリアできる程度の操作は可能。クソの権化みたいなプレイスタイルでPS4版をトロコンしたけども、久しぶりにやると楽しめるなぁと普通に感じる。100点中72点~78点。

 2018年7月16日。呪腹の大樹までイベント制覇しながらのんびりクリア。本拠地、冷たい谷のボルド直前の長い階段がやや重い以外は特に問題はない。要は踏破可能で演算処理せざるを得ないエリアを広く視界に納めているとフレームレートが落ちるので、そういう部分を視界にあまり入れないような立ち回りを心掛ければそれ自体も大した問題ではない。

 2018年7月20日。ラスボスまで攻略完了。竜狩りの鎧、ラスボスなど一部のボスは20~25fps程度での戦闘となるので、パリィを若干取りにくいかもしれない(ラスボスパリィ不可だけど)。正直PS3でデモンズ・ダクソをやるよりは幾分かマシか同程度だろうと感じたので、遊びたい人は買ってもいいし、買わなくても良い、という感じ。
 一切のコマ落ち、処理落ちを認められない人は買わない方が良いものの、大した技量でなくともオフ専・ほぼ標準レベル(クリアレベル:86)でクリアできる程度には操作できます。

3.怒首領蜂大復活(1.5~ブラックレーベルまで込みのもの)
設定:ブラックアウトにつきフルスクリーン不可。それ以外は特に変更不要。
 画面は小さいものの、非常に鮮明に表示されているので普通に遊べる。モニターに出力すればより快適になり、ノーマル難度の火蜂(隠しボス?)をなんかよく分からんが出現させる位には遊べた。操作中の不快感もない。100点中78点~85点。
 2018年11月01日。各バージョンのタイトル画面内のコンフィグから画面の縮尺を変更可能な事に気づく。これを利用すればそれなりに見やすい画面サイズまで拡大可能。

4.ELEX(有志日本語化MOD適用)
設定一覧:
Windowモード:全画面のみ
ディスプレイ:プライマリ
アスペクト比:16:9
解像度:1280×720
リフレッシュレート:60Hz
スケーリング:50%
V-SYNC:OFF
被写界深度:OFF
ポストプロセスAA:OFF
異方性フィルタ:OFF
アンビエントオクルージョン:OFF
フォグ品質:低
影品質:
テクスチャ品質:
植物品質:OFF
シェーダー品質:低
描画距離:低
環境描画距離:低

 画質をかなり犠牲にした操作性重視の設定。精々「PSP(モンハンポータブルシリーズ)よりマシ」という程度。月(ダクソ3)と比べるとスッポンに失礼かもしれない。でも普通に5~10時間遊べているのでそれが直接不満につながる程酷いというわけでもない。狭い家も慣れれば都というか、PSP程ポリゴンの厚みが削られていない分だけ見ていられるというか。ここまでやってもフレームレートはダクソⅢの最低設定にやや劣る代わりにアクションの難度はやや低めだし、難易度も結構緩く微調整できるのであまり気にならない。詰みそうになったらセーブ&ロードで敵の警戒態勢を一瞬解きながらゴリ押す事も可能だということを思い出してほしい。100点中63点。人によっては及第点に届くか否か。
 ~~~OS側解像度を800×600に落とした後~~~
 テクスチャ品質を中、植物品質を高まで上げてもフレームレートが上述の設定よりも高いまま安定している。ゲーム性にも大きく寄与する部分なのでこれはかなり大きい。これなら72点~78点。

5.Fallout3GOTY版(字幕日本語化MOD、NVAC、Unofficial Fallout3 Patch、FOMM、Fose導入。日本語化字幕側のフォントサイズ48に設定したが36でいいかも)
スクリーンモード:16:9ワイドスクリーン
解像度:720p
Antialiasing:OFF
Anisotropic Filtering:OFF
Detail(簡易画質設定):Medium(でも十分快適)
以下設定は放置。
 多分NVACの導入まで完了すればフルスクリーンで遊べる環境は整うはず。少なくとも筆者は遊べている。序盤のモイラに頼まれるウルトラスーパーマーケットクリアまで遊んだが、フレームレートも高水準でほぼ安定してて、ごく普通に快適でワロタ。この分だとNewVegasも普通に快適っぽい。この2作の為に買っても良いかもしれないとすら思える程度に快適。操作性・画質共にPS3版を凌駕しているので、日本語音声がない事以外に不満はない。字幕フォントサイズ変更後は85点以上。
 Children of WastelandがNexusMODの運営から「審議中」との事で2018/07/16時点DL不可。ShojoRaceとHairPackだけあってもどうしようもないですね(´・ω・)
フリーズ頻発のPS3版で3周位遊んだので、多少ははっちゃけたMODを入れたかったのですが・・・

6.Fallout4
 そのまま起動可能。日本語化も元からされているのでその点については問題なし。
設定一覧:
OS側モニター解像度:800×600
ゲーム側:
解像度:フルスクリーン(表示無し)
アンチエイリアス:FXAA(低)
異方性フィルタリング:オフ(最高性能)
詳細:低(可能な限りの低設定)
 元々のモニタ解像度で表示するととても遊べたものではないが、OS側で設定可能な解像度を800×600に落としてやれば概ね現実的に遊べるフレームレートにまで向上し、大雑把な銃撃戦位なら対応できるようになる。基本的にグラフィックが破綻するような事はないようなので、遊ぼうと思えば遊べる。WIN GPD2筐体にメタルカバーを装着している場合は、その部分だけかなり熱を持つので、そこに触れないような持ち方をしないと普通に火傷するかもしれない。標準解像度では42点、OS側最低解像度で72点。

※一部訂正※
①Fallout4を800×600フルスクリーン(扱い)で起動させた場合、ピッキング(鍵開け)作業中の画面が正常に表示されません(鍵穴とヘアピンが完全に見えずやってられない)。その為、コンソールコマンドから「Unlock」を入力するか、ウィンドウモードなどでの起動を要します。ただ、解像度の変更などはゲーム起動直前のコンフィグからでしか調整できず、非常に手間が掛かってしまいますので、味気ないもののコンソールコマンドから強制的に解錠した方が無難です。

②パッドモードでPip-Boyを閲覧すると、よく挙げられている「箱コン以外バグ(と言っていいのか)」により、初期座標の設定エラーか何かでファストトラベルを利用できません。これを回避するためには、パッドモードからマウスモードに切り替えてから「I」キーでPip-Boy起動⇒パッドモード(そのままマウスモードでも利用可能)切替という作業を要します。

 ひとまず上記2点の対処のみでサンクチュアリ内のゴミ拾いまでプレイできました。

7.虫姫さま
 怒首領蜂大復活と同様。フルスクリーン使用不可。それ以外は特に問題なし。83点。
 それぞれ各バージョンのタイトル画面に入ってから設定画面に移るとゲーム画面の縮尺を変更可能。これにより縦・横の幅を延ばせるので、見やすい大きさに変更しましょう。

OS側に最高解像度を依存しているタイトル:Fallout4、ELEX(多分)
Fallout4はOS側解像度の影響が顕著でした。

8.ツクール系(Steam:Controller Companion使用。Death end Questにて確認)
 上記ツールをSteamにて購入(298円)して実装してやれば、パッドモードをツクール環境でも使用可能になる。設定はお好みで良い筈なのだが、GPD-WIN2の回路の問題なのかなんなのか、決定ボタンをSFC基準でB(PS基準だと×)に指定してやらないと操作が安定しない点に注意が必要。ついでにキャンセルボタンを押すとリピート設定の都合かは分からないが、ごく短時間で連打したような扱いを受ける。これは慣れればある程度解消可能。80点。

9.超次元大戦ネプテューヌ vs セガハードガールズ
 フルスクリーン起動不可な事と、初回起動時の入力参照先がキーボードに設定されているのでゲーム内コンフィグからパッド側に参照先を切り替えてやる必要がある以外は特に問題ありません。3Dマップ上でも30fps以上は維持してくれるので不満もありません。サウンドノベルのドラマシーンでは60fpsで安定しています。

10. ネプテューヌre:birthシリーズ1~3
 ほぼ同上。それぞれほぼ同一のフレームレートで動作するっぽいので心配無用。85点。

11.The Vagrant
 最初からモニターに接続した状態で起動したので正確なことがわかりませんが、おそらく初回起動時の解像度が1980×1020に設定されています。そのため、初回起動時のみモニターに接続して解像度を1280×720以下の解像度に落としてやる必要があるでしょう。解像度が1280×720だと開始直後の船上でのチュートリアル戦闘時でフレームレートが25fps前後になってしまうので、処理落ちが気になる方はもう少し解像度を下げることで遊びやすくなるかも。とりあえずノーマル難度程度なら問題はなさそうでした。81点。

 最終的に概ね50~60FPSで動作しておりました。カクつくもほぼなく安定動作のままラスボスまで完了。最終的な環境的な点数としては90点だと思いました。GPD Win2でも遊びやすいレイアウトなので結構お勧め。プレイ時間は攻略サイト無しでもノーマル8時間、トゥルー10時間程度。

12.Hollow Knight
 初期設定で100fpsを超えているので不満なく遊べる(リフレッシュレート60Hz固定)。USB関連は初回起動前にすべて外しておかないとGPDWin2のパッドを認識してくれない点に注意。どうも結構この傾向があるようなので、操作環境を整えてからUSB関連を接続しなおした方が良いでしょう。90点。
 たまにクラッシュしてアプリケーションが落ちてしまう。ベンチが近くにある時は必ず利用しておけば困るほどでもない。

 ひとまずノーマルエンドまでクリア完了。できる限りベンチには座りましょう。

13.Darkest Dungeon
 初期設定で何ら問題なく動作する。現時点ではまだ日本語対応されていない為、有志の方が作られた日本語化MODを入れると遊びやすくなるのでお勧め。公式対応は8月半ばだったか。画面がやや小さいので様々な項目がやや見難い点に注意。ゲーム性そのものは問題ないので、所有していて在宅時ならモニターに接続した方が良いと感じた。ゲーム自体は操作に慣れるまでがかなり不親切なのでヘルプなどを駆使して頑張りましょう。83点。
 8月半ば現在、公式にて日本語対応(おま国有料Verだったか)されたので、そちらを導入した方が良いかもしれません。

14.Might & Magic 10 Legacy
 Fallout3の比ではなく文字が小さい。ドットバイドットなんじゃないかと思うほど。フォントサイズを調整できるのであれば遊べる範囲ではある。フレームレートは20~30fps程度で、DRPGを遊ぶうえでは特に問題はない。とにかく文字が小さい。
 モニターへの外部出力を行う場合はモニターにのみ表示させるように設定してやれば外部出力可能。これモニター前提のゲームだわ(´・ω・)
 また、キーボードの入力設定時、左スティックを移動用としても利用できるので、順当にWASDを割り振っておけば操作性も改善される。後は関与(調べる)ボタンにR3?を指定してやればわざわざスペースキーを押す必要もなくなりより快適にできる。
 文字サイズを最適化できなければ52点、最適化できれば70点だと思う。

15.限界凸記 モエルクロニクル
 GPD Win2では十字キーが遠いので、本来十字キーに配置されている操作設定を左スティックに割り当ててあげると遊びやすくなる。基本30~50fps辺りを行ったり来たりするものの、DRPGで動きは比較的少ない部類なので酔う心配もない。80点。

16.DEAD CELLS
 steamアプリ上からタイトルを右クリックして、Open GL(Legacy)モードで起動すること。普通にデスクトップに配置されるショートカットは通常起動モードとなっていますが、そちらでは3~5分程度でエラーを吐いてしまってまともに遊べません。レイアウトは文句なしなので楽しく遊べます。ゲームを中断するときは「終了」を選ぶ事。強制終了するとプレイ履歴は記録されないので注意。Open GLモードについては95点。

17.二ノ国2
 二ノ国2起動前にパッドモードに切り替えてから起動しないとパッドを認識しません。
 解像度:720p
 設定項目:全て最低orなしまで落とす
 これで概ね支障はありません。フィールドマップで15fps、ダンジョン(シンボルエンカ含む)中は遠景描写の有無によって異なりますが概ね25~45FPS。メニュー画面は45FPS前後でプレイそのものに支障はありません。取り返しのつかない要素もアップデート前のクエストバグくらいなもので、現在ではかなり快適になっています。720pのままモニターに表示してもほぼPS3レベルかそれ以上の画質で遊べますが、少しフレームレートが足りないので大画面だと酔うかもしれません。とりあえず5時間遊んで不快感は無い模様。72点。
 このタイトルは解像度を変えても縮尺を変更しているだけでグラフィックの演算はどれも共通っぽいので、例えば上下に縁取りのつく解像度に落としても多分有意な効果を得られることはなさそうでした。モニター表示で1080pなどにした場合にどうなるかは未検証。

18.Sakura Dungeon
 素でOK。現在和訳・意訳を進行中。したらば>>1の人ではないので悪しからず。
 パッチ入れたらエロゲーになるらしいけど、最終的に確認用の英文・和訳文併記のプレイ動画を上げるかもしれないのでパッチ無しのバージョンで和訳推進中。素のままで文字も十分読めるので不満もない。システムも安心感があって遊びやすい。90点。
 現在地下3階の途中まで和訳を進めました。BooxNoteのペン先はSKTサポート様で紹介されていたraytrek tabの替え芯が流用可能です。

19.The Banner Saga1・2
 2の方が最適化が進んでいるのかフレームレートがやや高い。基本的に起動したままの状態で遊べる。文字サイズも不自由ないもので特に問題はない。92点。

20.Bastion
 ほぼ常に60fpsで遊べて非常に快適。日本語化は有志の方に頼る事になる。95点。

21.DarkSiders
 30fps~67fpsで動作する。標準で日本語化もされているので不満なく遊べる。90点。

22.DarkSiders2 Deathinitive Edition
 23fps~30fps程度。特に支障はないと思うが、1作目程ヌルヌルとは動かない事、日本語化されていない事に注意。

23.Prototype
 標準(Medium)設定で45fps前後で動作する。日本語化されていない点を除けば支障なく遊べる水準。87点。

24.FAR: Lone Sails
 標準で22fps前後。ややフレームレートが低めなものの、元々のゲーム性から支障なくクリアまで遊べた。本来大きなテレビやモニターに表示して遊ぶ雰囲気ゲーの為、できればモニターに表示して遊びたい。GPD-Win2の画面で遊ぶことを考慮するなら82点。モニターに出力するなら87点~90点。

25.LiEat
 とりあえず1作目を通しでプレイ。別段何も支障はない。90点。

26.Murasaki
 おそらく十字キーは機能しないが、アナログスティックは問題ない。90点。

27.Deathsmiles
 基本60fpsで安定する。フルスクリーンはおそらく利用不可だが、画面の縮尺を変更可能なので画面幅目いっぱいまで利用できるようにすれば弾幕もかなり見やすくなる。この作品は7週ほど回してみたが特にストレスを感じる事なく遊べた。怒首領蜂などよりも快適性は上。92点。

28..hack//G.U. LastRecode
 720p、フルスクリーン、垂直同期OFF、上級設定全てLowで60fps安定。ガッツリサクサク遊べる。ムービー中にかなり頻繁にフリーズする問題については、振動OFF・SteamオーバーレイOFF・Tablet input deviceのサービスを停止・無効に変更の3点を行っておくと安定する。操作性・快適性共にかなり良いので95点。

29.F.E.A.R.(1作目)
 解像度は800×600(解像度変更でフリーズするのでiniファイルなどの設定項目から変更する必要があるかも)、パッドモードは利用できないので、スイッチは左側。コントローラーそのもののキー入力は利用できるので、入力設定を工夫してあげればそれなりに遊べるようになる。このアナログスティックとやや小さめのディスプレイの都合もあって、プレイヤー自身の照準精度は低下してしまうので、スローモーありきで遊ぶなら悪くない。

30.eXceed(2・3のみ、1は正常動作せず)
 フルスクリーンはNG。起動前にパッドモードに切り替えておく必要がある。他は特に支障はないはず。1は工夫しないと起動すらしない気がする。

31.Battle Chasers: Nightwar
 解像度を下げると画像がぼやけるので、720pで対応し、起動モードは720p通常モードでダンジョンの移動中は20fps前後、戦闘中は60fpsになる。DX9モードで起動すればかなり快適になる。DX9モードの場合なら中画質でも安定して遊べるので90点以上。

32.StarCrawlers
 有志の日本語訳はおそらく存在しない事を除けば快適そのもの。UIサイズやFOV(視野角)、ガンマ補正(明るさ調整)、視点移動(マウスカーソル依存)の速度調整も可能なので、好みの設定を作れる。垂直同期以外は全てONにしておいても支障はない。英文を読める人なら90点以上。キャラシートのバックストーリーも加味したロールプレイに近い事ができるので、英語が苦手な人は機械翻訳などを用意できると便利かも。ダンジョン内には至る所に隠しアイテムや拾得物が存在するので、GPD WIN2自体のバッテリー容量を加味するとガンマ補正は最大まで上げておいた方が見落としも減る。

33.SwordArtOnline: Fatal Bullet
20時間程度でクリアまでプレイ。
解像度:OS側で800×600、IntelHDGraphicsプロパティで全画面スケールに調整
    ゲーム側ではボーダーレスウィンドウが限界
画質設定:基本的に殆どをOFF・Lowに。アンチエイリアスをLowにすると多少マシにはなる
スクリーンパーセンテージ:やや画質重視なら100%、操作性重視なら75%。
 元が据え置きのタイトルだからか、メモリ不足等でフリーズすると言う事は一切なく、エラー落ちにも遭遇しなかった。上記設定であればフィールド上でも20fpsを下回る事もなく、ダンジョン内であればほぼ30fpsで安定するので操作性に特に問題はない。720pだとフィールド上がかなり辛いので、解像度は妥協した方が良い。今回設定した画質も含めると78点~82点といったところ。別段遊べないわけではないので暇つぶしに遊ぶハクスラゲーとしても使いやすい気がする。

その他所持しているタイトルなど(JPEGに修正しました。)
インストール状況についてはスティックPC上で本文を打ち込んでいる為、GPD-WIN2の状況を反映できておりません。
上記レビューの中で未記載のものやそれ以外でも気になるタイトルがあればコメントを頂けると助かります。





普通自動車第二種免許を頂きますた(´・ω・)2018年7月

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いやぁ疲れた(´・ω・)

 一種免許は中型(8t限定)、大型自動二輪まで持っているので教習項目は比較的少なかったのですが、夜勤に行きながらわずか2週間でこなすべき日程ではなかったように思います。実技の場内・路上教習中は時折静かにパニックに陥ってたり(運転に支障をきたさない程度。テンパってるともいう)、手や足が緊張で地味に震えてたり(信号待ちでNに戻してクラッチ踏みなおしorハンドルを一旦握りなおして対処)、帰ってきたら台所で体操座りになって固まってたりしましたが、無事(?)取得できました。
 久しぶりのMT車の運転と言う事もあって緊張感があったのはまず間違いありませんが、多少やる事が増えた程度で有り得ない程疲れてしまううえに、息をつく暇もなくそのまま夜勤先に突撃し、夜勤明けたら仮眠も取らず1時間後にまた教習連続4時間ヒャッハー(゜∀゜)、という2週間でした。よくこんな状態で卒業検定まで持たせられたなと思います。最後の方は呼吸が浅くなり始め、思考回路もショート寸前でございました。
 卒業検定終了後に学科試験の問題集(ズバリ!という薄い参考書)を解いていたのですが・・・

「生きている意味も感じないのに一体なにやってるんだろう・・・」
「確実に自分の息の根を止めるには云々」
「わざわざ色んな人間関係を切ってもらえるように動いていただろうに無駄な事を」

とかそんなことが問題集を処理している最中にも脳裏をよぎるので、常に複雑な心境でございました。精神科等々に駆け込まなかっただけ偉いのかな。

 ただ、ストレス耐性的にまだまだ不十分っぽいので困ったものです。普通には働けない。歯が少し痛むだけで生きるのを諦めようかと真剣に悩む今日この頃です。この前あの本(嫌われる勇気)を読んだ割に身になってないなぁ等と思う所もありますが、中々キツイし苦しい。
 アニメの主題歌とか無理矢理アップテンポにされてるような、欺瞞の中に生きている気がする中で熱い歌詞とか死体蹴りされてる気分にしかならない場合も多く、OP・EDは大体5秒で飛ばすことが多いようにも感じます。今の職場はそういったストレスやらなんやらを一人で飲み下す時間(5時間とか半日とか)を確保でき、かつ最低限引き篭もりにならない程度に外出する機会を作れて、更には給与までもらえる素敵な職場です。拘束日数だけ増えましたが。

・・・お次は講習の受講だけで取得可能な大型特殊(フォークリフト等の教習時間を超短縮してくれる便利な免許)を別の自動車学校に取りに行く予定ですが、さすがに数日休みを作らないといけないような気がします。
 が、大体休みを作るとその休みが年明けまで延長されてしまいそうなので、週明けまでには入校手続きを済ませておく必要があるかもしれません。

 そんなこんなをこなしつつ、今年の夏は過ぎて(凌いで?)いくのでしょう。まる。

The Metronomicon'Slay the Dance Floorトロコン完了につき簡易解説をば。

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難易度:音ゲー慣れしている人ならHARD寄りのVERYHARD、
    そうでなければEXTREME寄りのVERYHARD
所要時間:15時間~30時間

お勧めサイクル:Gwenで突進(スタン)⇒Saraでショック⇒他2名でバフ・与ダメ⇒・・・
        このサイクルを続けるだけで大半の敵は8割方行動不能になる。
お勧め究極装備:Gwenの優しいキス(突進与ダメランクが2段階上昇。緑色の盾アイコン)
        これを真っ先に買ったらあとはお好きにどうぞ(´・ω・)

大まかなトロフィー条件について:
1.メインシナリオ5章分を全てハード難度でクリア(これで並の音ゲーレベル)
2.メインシナリオ攻略中に出現するサイドクエストを全てクリア(難易度不問)
3.途中で解放されるアリーナチャレンジを全てハード難度でクリア
4.学園に最初のアップグレードを行う(施設拡張)
5.アップグレードで解放されるサラの研究所の究極装備を全て購入する
 ⇒メインシナリオ・サイドクエスト・アリーナチャレンジ全クリアでコスト全額入手
6.300回連続で音符入力を成功させる(やっていればそのうちできる)
7.平和主義者
 ⇒ヒーラーや直接攻撃能力を持たないキャラのみで構成して、回復などをメインに凌ぐ。
  難易度は不問なのでトロコン直前にイージー難度のステージ1で挑戦すると楽
8.無謀な戦士
 ⇒おそらく「HP回復」をしなければよい。Gwenのストリークスキルのデバフ解除が回ってきてもトロフィーを取得できた。よってイージー難度ステージ1でスタン系統のスキル持ちで構成して相手に行動させずに殲滅していけば比較的楽に攻略できた。Lv50推奨
9.驚異のコズミックパワー
 ⇒攻略サイトを確認した方が早い。挑発・プロテクト・クイックその他、パーティーアタックスキルで付与可能なバフも活用すればそのうち終わる。ランダム対象のバフが重ならないといけないスキルが一部あるので、ほんの少し運が絡む。
10.プロテクターとデストロイヤー
 ⇒メインシナリオラスボス手前のステージでこなした。Gwenのティア1に挑発、ティア3に仕返し(?)をセットして、ステージ終了間際まで挑発を繰り返し、最後に仕返しで7000ダメージ以上を繰り出せば完了。大体1万2千超までは稼げるので時間的な猶予は多い。
11.勝利の巨匠
 ⇒パーティーアタックスキル使用時にミスがなければ良い。イージーで挑戦すればより楽。
12.カムバックキッド
 ⇒ボス戦で火の雨みたいなものが降り注いでいて(隕石アタック)、パーティーメンバーの音符が防衛に切り替わっている状態の音符を一つも外さずに隕石アタック区間を切り抜ける。イージーで挑戦すればより楽になる。
13.ワンパンチチーム
 ⇒一部チャレンジにクリティカルダメージでしか敵を倒せないものがある。これを5回連続成功させる
14.トイレ休憩なし
 ⇒タッチパッド4回押す⇒L1キーの順番で操作するとプレイリストモードに移動する。オプションボタン等での「一時停止(ポーズ機能)」を使わずに最初から最後まで通す必要がある。難易度はハード程度でLv50推奨。経験値ももらえない。基本的には安定重視のパーティー編成で問題ない。頻尿の方は相方が居ないとかなり辛い。ボトr・・・ゲフンゲフン
  なお、所要時間は3時間程度かかる模様。
15.エンドレスエクスプローラー
 ⇒難易度不問でエンドレスモードを30曲生き残る。厳密には31曲目に入るまで生き残っていなければならない。要は30曲クリアが条件。苦手なデバフを把握しておき、死亡・スタン系スキルロックアウト・スロウの次に優先すべきデバフを予め把握しておかないと終盤で泣きを見る。31ステージ以降に入ったら、適当に一回入力をミスしてコントローラーを放置すれば勝手にゲームオーバー⇒トロフィー取得、となる。
 GwenやSaraが使用可能なスタンスキルは非常に優秀なので、活用すべし。とにかく被弾率を下げつつダメージを与えていきましょう。

ひとまずはこんなところです(´・ω・)ノシ

sakura dungeon の意訳でもすんべや(´・ω・)地下1階までまとめ(2018/08/15)

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なんだかんだで集中力がある程度持続するようになって、一度にこなせる文章量が徐々に増えてきたので地下1階までまとめました。
全部で1万5千本以上の文章があることは編集できない翻訳データから把握しておりますので、気長にやってまいります。
地下3階途中まで進めてはいるので、次回は地下2階のまとめを作成します。
私の英語力は割と大雑把かつクソなので、「このイディオムはこんな読み方しねーよ!」とかありましたらコメントをよろしくお願いいたします。

作業環境・手順は以下のように流しております。
ゲーム:GPD Win2
意訳等書き込み:Boox Note
翻訳関連:google翻訳その他
1.GPD Win2で遊ぶ(大体8時間程度はもつので)
2.一目で分かるものは適当に和訳・意訳
3.ダメそうならgoogle翻訳から
4.google翻訳でもおかしい場合はイディオム確認・修正
5.現在の意訳
上記のような具合です。

現在の進捗:

1.地下1階
2.地下2階
3.地下3階
4.地下4階
5.地下5階

難易度選択
ノーマル:
Sakura Dungeonの標準的な難易度です。衣服の破損は町に戻る度に自動的に修復されます。
ハード:
挑戦を楽しめるプレイヤー向けです。あなたの敵は強くなり、衣服も自動で修復されません。
深淵:
このゲームを長時間遊んだことのあるプレイヤー向けです。あなたの敵はより強く、戦闘で得られるお金も半分になります。

シーン:0
「ふぅ、この長い夢もようやく終わるのか」
「私に何が起きたというのだろう」
「どのくらいの時が過ぎたのだろうか?」
「私には知る由もない」
「しかし・・・長い間目を覚まさなかったと言う事だけは言える」
「それは確かだ」
「私は振り返り始める。」
私は今――

シーン:1
大きなあくびを口から漏らしながら、周囲を見渡した。
私は寝ぼけ眼を擦り、ぼやけた視界にゆっくりと焦点を合わせた。
ヨミ「実に良い眠りじゃった」
ふと、私は部屋に誰かが立っている事に気づく。
セリ「貴様!魔物か!」
銀の鎧を着た女は剣を私に向けた。
彼女は無礼だ。私はたった今目覚めたばかりだというのに・・・
セリ「貴様に挑む!」
私は彼女から少し注意を逸らした。
私の背後を見ると、中心に水晶のある社が見える。
奇妙な水晶を叩くと、私の指が痺れていくのを感じる。
ヨミ「申してみよ、おぬしはどうやってこの部屋の中にいるのじゃ」
セリ「何?」
セリ「私がパズルを解いたら霧の中から出てきたお前と出くわしたのだが・・・」
私はパズルに封印されていたらしい・・・
私にはこのパズルがどう機能しているのか見当もつかないが、
この娘はこのパズルを理解できたのだ。
セリ「だが、それだけで十分だ!」
セリ「私にはお前が何者なのか分からない・・・」
セリ「しかし、私は貴様を討ってみせる。」
ヨミ「ほぉ、ならばおぬしは冒険者なのじゃな?」
私は彼女を上から下まで見回す。
彼女は私の「タイプ」だ。
彼女は明らかに厳しい訓練を受けていたと言えるだろう。
全ての所作は正確で、かつ効率的だ。
セリ「我が名を知るが良い、狐・・・」
セリ「我が名はセリ、冒険騎士だ!」
ヨミ「おぬしが冒険者であるのなら、おぬしにとってまったくもって新鮮な出来事じゃ、のう?」
セリ「お前が何を尋ねているのか分からないが、そうだな」
ヨミ「冒険者よ、答えよ、イシス女王の領土はいつ砂丘に消えたのじゃ?」
彼女は私を見て、唖然とした。
セリ「何?何やら奇妙な問いかけだな。」
セリ「神話の時代、数千年とまではいかないが、数百年といったところだ」
ヨミ「ほう」
ヨミ「なるほど、しばらくじゃな」
数百年か・・・
ヨミ「私が眠りこけている間に何が変わったのだか・・・」
セリ「貴様、ここに私がいるのだぞ?!」
セリ「侮辱するなぁぁ!」
彼女は持つ刃を弧を描くように振り下ろす。
私は横に跳び、完璧に避けてみせた。
セリ「・・・」
彼女は私の立っていた場所を見る。
セリ「どうして・・・そんな速く・・・」
ヨミ「ほう」
ヨミ「我の力・・・見誤ったようじゃな」
私は周囲の部屋を通じて魔力の波動を感じる事が出来る。
私の魔力は眠っている間、吸い上げられていたようだ。
これは・・・よろしくない。
私が街に戻ったらそこであったろう事について根掘り葉掘り聞いてやるつもりだ。
しかし、私にはまだ自力でこの冒険者から身を守る程度の力が十分にある。
彼女は柄を両手で握り締め、再度斬りかかってくる。
ヨミ「それをやめてもらえんかのう?」
幾度となく、彼女は振るい続けた。
彼女は素早い、とても素早いが、それはあくまで人間としてだ。
私を捉えられる程のものではない。
セリ「そんな、貴様がこれほど速く・・・」
ヨミ「何故じゃ?」
セリ「貴様・・・お前にだけできるはずが・・・」
セリは慄き震えている。
セリ「畜生・・・」
しばらく私を無視して、セリは己が背後を顧みる。
セリ「いや、退くわけには・・・」
セリは自分を叱咤する。
セリ「私は、魔物と遭遇しているんだぞ!」
彼女は私に詰め寄り、乱雑に剣を振りかぶった。
私にはこれで十分だ。
私の手の中では、球体の水が回転している。
手から放たれた球体は冒険者の胸部に命中した。
その力は、彼女を向かいの壁まで吹き飛ばす。
彼女の鎧は砕け散った。
ゆっくりと歩み寄り、彼女が倒れ伏す辺りを眺める。
彼女は立ち上がろうとするが、それだけの力は残されていない。
だが、恐れている風でもない。
実際、彼女の私を見るその瞳には死が映し出されている。
セリ「そうか・・・」
セリ「これが最期か・・・」
セリ「私はこの日が遂にやってくる事を知った。」
苦痛にゆがむその顔は、力強く笑っていた。
セリ「そうだな・・・お前は私の最後の相手だ・・・」
セリ「できれば私の・・・最期の願いを聞き届けてはくれないだろうか?」
ヨミ「おぬしは何か勘違いをしておるようじゃがの」
この娘が敵対的であったとしても、
私は彼女の終わりを望んでなどいない。
私の唇からは、古い言葉が紡がれていく。
魔力は部屋を巡り、ゆっくりと回転しながら騎士へと降り注ぐ。
セリ「待て・・・」
セリ「何をしている・・・?」
最期に私は呪文を終え、魔力は霧散した。
ヨミ「来るのだ、起きよ。」
セリ「何?できるワケが――」
彼女の体が反応し、直立した。
セリ「・・・?!」
セリ「何故だ・・・私の体が言われた通りに・・・」
セリ「お前は私に何をしたんだ・・・」
ヨミ「すまんのう、呪文が正確に機能するか試させてもらった」
セリ「呪文だと?!何をしたんだ?!」
ヨミ「束縛の呪文をな。お主と私との間に魔法の契約を交わした。」
ヨミ「これから数日、おぬしは私の僕で、私がおぬしの主じゃな。」
ヨミ「おぬしは私を『ヨミ』と呼ぶが良い」
ヨミ「私の最後の力はこの呪文に込めたからの、精々頼りにさせてもらうぞ、セリよ。」
セリ「私が、お前の、何だって?!」
セリ「すぐにこの呪文から解放しろ!」
ヨミ「すまんのう、私にもその呪文は解除できんのじゃよ」
ヨミ「まずはじめに、我々にとって安全な場所を確保せねばなるまいな」
ヨミ「私の手持ちを見てみようかのう・・・」
自分のポケットの一つを確かめ、それを見て顔がほころぶ。
ヨミ「あったあった、これじゃ。」
騎士の腕をしっかりと掴む。
セリ「どうするつもりだ?!どこに行こうと言うんだ!」
ヨミ「3、2、1・・・」
私のローブの中にあったワープストーンが共鳴した。
その瞬間、部屋に立っていた私たちは・・・
次の瞬間には、私の故郷に立っていた。

――たぶん以下までシーン1――
セリ「・・・」
セリ「ここは?」
ヨミ「どこか安全な所、じゃな」
セリ「この町は、私が早朝に発った町だ」
セリ「何故ここに、この場所全てがそうなのか?」
ヨミ「ほう・・・、まだ幻惑の呪文が機能している事が分かれば良いか」
セリ「幻惑の呪文だと・・・?」
セリ「理解できない・・・どの意味で言っているんだ・・・」
セリは肩を落として困惑している。
セリ「確かに安全な場所だろうが・・・」
セリ「お前にとっても、という意味なのか、狐?」
セリ「ここには人間が居る。だからここはお前にとって安全だ、とは言えないんじゃないか?」
ヨミ「全てでは無い、がな」
ヨミ「私は自らこの町を治めておった」
ヨミ「我々には迷宮の入口を隠す必要があったしの。だからこそ、これが解決策というわけじゃな」
セリ「迷宮の入口だと?」
セリ「待ってくれ、お前が私に言っているのは、お前がその・・・」
ヨミ「迷宮主ではないかと?」
ヨミ「そうじゃ、少なくともな」
ヨミ「しかし・・・私はそれがもはや事実でもないようだと見立てておる」
ヨミ「私と迷宮との繋がりそのものはあるようだがな」
ヨミ「だからこそ、これは唯一つの事を意味しておる・・・」
ヨミ「私は奪われたのじゃ」
セリが疑わしげにこちらを見つめている。
セリ「その様な事が?」
ヨミ「時折な」
ヨミ「おぬしはあそこの魔物を殲滅する為におったのじゃろう?」
セリ「あぁ、そうだ・・・」
セリ「しかし、私は無残にも敗北を喫した」
ヨミ「それは良い事じゃな」
ヨミ「我々の目標は同じじゃ」
ヨミ「とにかく、私はいたずらにおぬしらがうろついておるのは好まぬ」
ヨミ「共に片付けようではないか」
私は彼女と共に宿屋に向かった。

――シーン2:宿屋にて――(イザベラの言葉遣いはもう少し平易な方が良い気もする)
私が足を踏み入れると、皆が静まり返る。
誰もが席を立ち、入口に殺到する。
その中でも一人ひと際目立つ者がいた。
他でもない、イザベラこそが、私の宿屋の女将なのだ。(女将⇒主人の方が適切?)
イザベラ「私の、謙虚なるご主人様、なのですか?本当に?」(謙虚で良いのか。敬虔とか)
イザベラ「本当?ホントにホント?」
ヨミ「他に誰がおるというのじゃ、イザベラよ」
宿屋には歓声が溢れた。
ヨミ「皆の者、待たせてすまない」
イザベラ「あなた様に何が起きたのか存じませんが・・・」
イザベラ「ある日、あなたは此処に居らっしゃったのに・・・」
イザベラ「いつの間にか、姿を消してしまわれました」
イザベラ「それも突然、どちらにいらっしゃったのですか?」
ヨミ「私はほったらかしの部屋に封印されておったのじゃ」
ヨミ「私はどうしてそうなったのか覚えてはおらぬが、私がそれを作動させたようでな」
イザベラ「承知致しましたわ・・・」
イザベラ「大切なのはあなた様がご無事だと言う事ですもの」
イザベラ「我らが迷宮の主様がお帰りになられて、嬉しゅうございます」
ヨミ「私もおぬしにまた会えて嬉しいぞ」
ヨミ「しかしな、一つ問題を抱えておるのだ」
イザベラ「承知しておりますわ・・・」
イザベラ「残念ながら、あなた様の不在を機に、他の何者かが迷宮をあなたから奪ってしまいました」
イザベラ「それを聞いて私は、とても落ち込みましたわ・・・」
セリは彼らをただ凝視している。
セリ「お、お前たちは皆、魔物だったのか・・・」
ヨミ「言ったではないか、幻惑呪文だと」
ヨミ「この者たちは今も従属下にあるからな、お主にもそう見えるのじゃ」
彼女はショック状態にあるらしい。
イザベラ「えぇ、そうですわ。私たちは早くからお仕えしておりました」
イザベラ「どうして、彼女はあなた様と共にいるのでしょうか?」
ヨミ「彼女たった一人で私を解放してくれたのだ」
ヨミ「だから私は、彼女に私の為に働いてもらう事にしたのじゃ」
イザベラ「それは人間を召使に据えると言う事ではありませんか・・・」
ヨミ「うむ、この娘との具合が良くてな」
イザベラ「彼女はひ弱そうですし・・・」
イザベラ「あなた様とは・・・不釣り合いだと存じますが――」
ヨミ「どうか、彼女の面倒を見てやってはくれないか」
イザベラ「問題ありませんわ」
イザベラ「私にはあなた様にお仕えできることが何よりの幸せですもの。謙虚なるご主人様」
彼女はセリを予備の部屋へと連れて行った。
イザベラ「あなた方に温かいお風呂をご用意致しますわ」
イザベラ「この鎧も修理して差し上げられます」
セリ「分かった・・・」
セリ「それが良さそうだ――」
温かな風呂と新しい服に着替えた後には、
セリはショックから立ち直っているようだった。
セリ「お前の魔物たちの奇妙なもてなしだが・・・」
セリ「普通なら私が数百ゴールドは支払うべきものだぞ」
ヨミ「我らの周囲を見渡してみるが良い」
ヨミ「これからはな、セリよ――」
ヨミ「おぬしがここを好きになれぬのは承知しておるが、我らはこれから共に行動せねばならん」
ヨミ「おぬしは迷宮を片付けたい。私は迷宮を取り戻したい」
ヨミ「私は協力自体無理な話だとは思っておらぬが、おぬしはどうじゃ?」
彼女はしばし沈黙した。
セリ「魔物の為に働くなど、全く馬鹿げていると思ってはいるが・・・」
セリ「私をここに留めているお前の呪文に対して為す術がない事は理解している」
セリ「そしてお前は言ったじゃないか。私たちの目標は分かち合えると」
セリ「この迷宮を支配している魔物を撃破する為に」
セリ「だから、私はこの状況を変えられない事に対して憤っているわけじゃないんだ・・・」
セリ「受け入れるさ・・・破格、だからな」
ヨミ「それを聞けてとても嬉しいぞ、セリ」
ヨミ「おぬしは迷宮での経験も豊富なようだし、おぬしの専門知識が役に立つと確信しておる」
セリ「はぁ・・・、お前を怒る気にはなれないな・・・」
セリ「私は長らく本物の挑戦というものをしていない、そしてそれが気掛かりだった」
セリ「おそらく、この経験は私に必要だったのだ」
セリ「時には、お前の誇りに一矢報いる必要がありそうだな」(そのうち、かな?)
ヨミ「今傷を入れる事は叶わぬし、おぬしにそれが出来るかのう?」
ヨミ「謙虚さこそ、自らを鍛える唯一の術じゃ」
彼女は苦笑いを浮かべた。
セリ「この訓練が別の方法だったら好きだったろうな・・・」
ヨミ「しかし、おぬしは言ったではないか、おぬしに変えられぬ状況について文句は言わぬと」
ヨミ「とにかく、我々が冒険を始めるには、おぬしに幾らかの間が要る事は私も分かっておる」
ヨミ「我々がここに持っておる設備は好きに使ってくれ」
セリ「感謝する・・・」
セリ「ちょうど飲み物が欲しいと思っていた所だ」
彼女は酒場を離れてうろついた。
全体の状況としては理想的とは言えぬ・・・
私は興奮を抑えきれないでいる。
数百年というのは、物事を変えてしまうほどの膨大な時間だ・・・
そこらは全て新しい人間の王国となっておるかもしれぬ・・・
新たな魔物とも出会うじゃろう・・・
新たな食べ物も食べられるし・・・
まるで別世界に足を踏み入れたかのようじゃな。
私には封印されていた間が幸せだったとは言えないが・・・
この経験は大いに役立たせたい。
だからこそ、この先を見てみるとしよう。

――商店に立ち寄るシーンにて――
店に入ると、誰かがカウンターの物陰から笑顔でやってくる。
シャルロッテ「長らくお会いしていなかった方だわ」
シャルロッテ「あなたがお帰りになったと聞いても信じられなくて」
ヨミ「おう、ここに居るとも」
ヨミ「ならば、今日は何か面白い物を私の店主殿は分けてくれるのじゃろう?」
シャルロッテ「それが・・・」
シャルロッテ「新たな迷宮の主が継いでからというもの、私共は厳しい時を過ごしておりまして」
シャルロッテ「私たちは現在、特に強力な道具を作るだけの余力を持ち合わせておりません」
シャルロッテ「私にマナの欠片をお持ち頂ければ、幾らかの基礎的な物でしたら作って差し上げられます」
シャルロッテ「あなたを喜ばせるのに十分なものだと願っておりますわ」
ヨミ「それで充分じゃ」
ヨミ「お主はここをよく、きちんと維持してくれておった。それも数百年の永きに渡ってな」
ヨミ「私はおぬしを誇りに思うぞ、シャルロッテ」
シャルロッテ「あなたの優しいお言葉を聞けて良かったですわ、私の謙虚なるご主人様」
シャルロッテ「この箱に私が必要としていたものを保管しておりましたが、あなたにお持ち頂いた方がよろしいでしょう」
彼女は私の下まで歩き、私の手のひらに何かを置いた。
⇒ワープストーンを見つけた。
ヨミ「ワープストーンか、上出来じゃな」
ヨミ「感謝するぞ、シャルロッテ」
シャルロッテ「恐れ入りますわ」
シャルロッテ「マナの欠片をお持ち帰り頂ければ、より一層お喜び頂けるかと」
⇒今のショップには様々な品揃えがありません。
 ダンジョンを進めるにつれて、より多くの道具を取り扱い始めるでしょう。
 ダンジョン探索の間に頻繁に店に顔を出して、品揃えを確かめてみましょう。

――イザベラと話してみる――
私はイザベラと少し立ち話をしたが、共有できるような情報は特になかった。
また後で話した方が良いだろう。

――町で話を聞く――
私にはしばらく自由な時間がある。
我が従者を確かめるのも良いかもしれない。
おぬしの知らぬ所で、町では何かが起きているやも知れぬ。
常に地域の情報を最新に保つことは良い考えじゃ。
どれほどの間眠っていたかを考えれば、最近の出来事を聞ける事は嬉しい。
では、手始めに何をしようか・・・
⇒あなたのダンジョン探索が進むにつれて、町での出来事の記録を利用可能になるでしょう。
⇒これらの出来事を調べる事で、秘密が明かされたり、また特殊なイベントが開放されて読めるようになります。
⇒その為、ダンジョンから戻った際に幾つかのイベントを利用可能になる事がありますので、是非とも確かめてみましょう。
>>後で来ることにした。
ふむ、確かに後で来た方が良さそうじゃな。

――ダンジョン入口――
私たちが門の方に歩いていくと、セリは不安を抱いているようだった。
ヨミ「どうしたんじゃ?」
セリ「あぁ、ここでの出来事から離れてみて・・・」(ここの訳が怪しい)
セリ「お前が初めて迷宮に潜る前からここまでの事を思い返してな」
セリ「そうか、私が潜るのもこれが2度目か・・・」
ヨミ「厳密にはこれが初めてじゃな」
ヨミ「私の封印されておった部屋は、本来の迷宮から切り離されておる」
セリ「・・・そうか」
ヨミ「とにかく、心配無用じゃ」
ヨミ「私の迷宮を取り戻すぞ」

――ダンジョン内にて――
迷宮に足を踏み入れると、空気に混じった土と埃の臭いを感じる。
幾つかの予備の松明で照らし出された暗闇が、私たちの前に広がっている。
ヨミ「おうちに帰っても良いのじゃぞ?」(意訳としてすら正しい気がしない)
ヨミ「だから、まだ始まったばかりじゃないか・・・」
セリ「ヨミ、ハッキリさせておきたいことがある」(日本語の語感的には名指しが先か?)
ヨミ「なんじゃ?」
セリ「共に行動するのであれば、私のやり方に合わせてくれないだろうか?」
セリ「お前はとてつもなく強力だが、私はお前がどれだけダンジョンを掘り下げたのかが分からない・・・」
セリ「だから、ここで私の経験を活かすのが最善だと思う」
ヨミ「お好きなように」
ヨミ「私はここでの案内を示すだけじゃな」
ヨミ「おぬしの取る道はおぬし次第じゃ」
セリ「私を奴隷にした奴とは思えない台詞だな・・・」
ヨミ「これは我らにとって必要な合意じゃな」
ヨミ「して、おぬしの提案とはなんじゃ?」
彼女は紙束と筆記具として何かの羽根を取り出した。
セリ「このような場所の案内は困難な作業だ」
セリ「お前の小さな足取り全てを地図に書き留める必要がある」
セリ「お前がついてきてくれないと迷子になるのはとても容易い」
ヨミ「よかろう」
セリ「とにかく、私が前に出よう」
セリ「では行くとしようか、ヨミ」
⇒ダンジョンの移動には、W,Q,E,A,S,Dと2キーを使用します。
 Wで前進、QとEは左右への転回です。
 Sは後退、AとDは真横に移動します。
 又は、矢印キーでも移動可能です。
 2キーを押せば、障害物にぶつかるまで前進するでしょう。
 全ての移動は下に表示されているあなたの地図に記録されます。
 忘れずに地図に注意を払いましょう。
 これはこの先の冒険において不可欠なものです。
 あなたは戦闘中以外であれば、いつでもゲームを記録できます。
 戦闘に敗れてしまえば、そこでゲームは終了してしまいますので、小まめにセーブを作っておきましょう。
 クイックセーブはF5キーを押す事で作成可能です。
 最新のクイックセーブを読み込むにはF9を押してください。

――行動開始――
私たちが前進を再開すると、私は暗闇で何かが動く物音を耳にする。
セリは即座に反応し、武器での攻撃準備を整えた。
少しずつ、私たちの敵がセリの燃え上がる松明の光の中に浮かび上がる。
ウサギ「やぁ、訪問者さん!」
セリ「ウサギの魔物・・・?」
セリ「ひ弱で有名な奴じゃないか?」
ヨミ「この迷宮の中では見た目が全てとは限らぬ」
ヨミ「こやつは私の力の一部を吸収しておる。無意識のうちにな」
ウサギ「ごめんなさい、でも、迷宮のご主人サマが訪問者をお許しになっていないのは明らかだし」
セリ「私もすまなかった。しかし、ここを離れるわけにもいかないんだ」
セリ「そこをどいてもらおう」

――戦闘パート――
⇒あなたは初めて戦闘に突入しました。
 あなたの画面の左下隅には、行動可能な仲間とそのステータスが表示されています。
 あなたの仲間のターンの時は、画面右側に表示されます。
 その下に利用可能なスキルが表示されます。
 どのスキルもAPを消費します。これは戦局が進むにつれてゆっくりと回復します。
 全ての魔物は防御スキル――APの回復と攻撃に対する保護を行うもの――を持っています。
 あなたの攻撃対象を選んでクリックしてください。
 敵のステータスはキャラクター画像の上に表示されています。
 仲間と敵の行動順が画面右上に表示されます。
 あなたの仲間は枠が金色に縁取られ、敵は赤色の枠となっています。
 それでは、ウサギの娘を撃破しましょう。(Bunny girlを何と訳すか)
 ご武運を。

――戦闘終了――
⇒あなたは〇〇のマナの欠片を見つけた。

――初戦闘後の会話シーン――
セリの最後の一太刀が決まると、ウサギの娘はその力で吹き飛ばされた。
彼女の服は破れ、完全に露わになっている。
しばし、彼女は洞窟の床に座り込んだまま、部屋に散らばった服の残骸を見下ろしていた。
ウサギ「わ、私の服が!」
ウサギ「いやぁぁぁぁぁ!」
ウサギ「どうしてこんな事に・・・」
とても恥ずかしがって、彼女は自分の手で自身を覆い隠そうとしている。
ウサギ「ここまでやる必要なんて無いって分かってたでしょ、もう!」
ウサギ「わ、私はあなたを止めなきゃいけなかったし、でもあなたは出さなくても良い馬鹿力を出すし・・・」
ウサギは鼻声でやってきた。
セリの表情は不安に沈んでいる。
セリ「すまない、だが必要な事だったんだ」
セリ「お前が通してくれれば、こんな事にはならなかったんだ」
ウサギ「あ、明らかにあなたの勝ちだわ・・・」
ウサギ「でも、私の服まで壊すなんて・・・」
ウサギ「迷宮のご主人サマはもう何か月も新しい服をくれてないのに・・・」
ウサギ「彼女は上層階の私たちにとって重大な意味があるわ」
セリは私の方を振り返る。
セリ「最初の階層だというのに、もう私は悪役みたいだな」
彼女は重い溜息をついた。
セリ「私たちが彼女の為に何かしてやれる事はあるか?」
ヨミ「絶対に」
私は落ち込んでいるウサギの方へ歩いていく。
彼女は涙目で私を見上げた。
ヨミ「よし、おいで」
ヨミ「全て上手くいくじゃろう」
私は優しく彼女の頭を撫でた。
彼女は少し困惑しているようだ。
ウサギ「こ、これは・・・」
ヨミ「階段を上って私の宿屋の主人に話してくれ」
ヨミ「彼女がお前に新しい服を用意してくれるじゃろう」
ウサギ「で、でも私が持ち場を離れたらご主人サマがお怒りに・・・」
ウサギ「そ、それにあの人はほんっとうに怒ると怖くって・・・」
ウサギ「ま、待って、とにかくあの人は怒ってるはず・・・」
ウサギ「私は、あぁ、困ったなぁ・・・」
ヨミ「お主が戻らなければならぬという事もなかろう」
ヨミ「あやつらにお主を狩る事などできまい」
ウサギ「ほ、ホントに?」
彼女の瞳は希望に満ちている。
私の確証を熱心に待ちわびている。
ヨミ「そうとも、さぁここから出ていくのじゃ」
ウサギ「で、でも・・・あなたはそれを止めるつもりなの?」
ヨミ「それが我々がここに居る理由じゃからの」
ヨミ「私には貧しき小さな魔物に行われている不行き届きを許す事などできん」
ウサギ「あ、ありがとうございます!」
ウサギ「ここで最善を尽くしてください!」
彼女はすぐに、私が予想していたよりも遥かに素早くこの場を離れた。
ヨミ「よくやったな、セリ」
ヨミ「おぬしの初陣はおぬしの勝利じゃ」
セリ「これは長い冒険の単なる一歩に過ぎない・・・」
セリ「しかし、彼女は私の想定より遥かに手強かったな」
セリ「これがお前の言っていた『力を吸収していた』と言う事なのか?」
ヨミ「そうとも。私から力を盗み取り、迷宮の魔物たちで分け合っておるのじゃな」
ヨミ「我々が生き残るつもりなら、できるだけ多く取り戻さねばならぬじゃろう」
ヨミ「私の力はお主にも流れておるからの、セリ」
セリ「そうか・・・私は自力で戦う方が好ましいのだが・・・」
セリ「できる限り、恩恵に授かろうじゃないか」

――初捕獲――
ヨミ「よくやった!我らの初めての仲間じゃな」
セリ「あれが一つ目の方法か・・・」
セリ「だがお前の思惑通りにあのウサギはもっと使えるようになるのだろうか?」
ヨミ「おぬしはあのウサギを見くびり過ぎておる」
ヨミ「あやつらは私が北風の暴風吹き荒ぶ台地で見つけた特殊な種族でな」
ヨミ「まったく無害なようでいて、生まれつき風の素質を持っておる」
ヨミ「松明どころかおぬしもまとめて切り裂く事もできよう」
セリ「凄くタチの悪いウサギだな・・・」
セリ「あいつらを側に置いておくのもアリだな」
ヨミ「そうじゃろう」
ヨミ「この迷宮でおぬしが見かけても見落とさぬようにな」
ヨミ「それがおぬしに牙を剥いて返ってくるぞ」
⇒初めて仲間を捕まえました!
 もし迷宮探索の仲間に加えたければ、
 町へ引き返し、メインメニューの「捕獲した仲間と会う」をクリックしてください。
 あなたの捕獲した魔物が加わってくれるでしょう。

――牢屋での面会(ウサギVer)――
留置場に近づくにつれ、そこから消え入るようなか細い鳴き声を耳にした。
私と戦ったウサギは私を凝視して、恐怖に包まれている。
ウサギ「わ、私を食べないで・・・!」
ウサギ「私はただ命令されていただけなの!」
ウサギ「ひ、人の来訪は認められていないんです!」
ヨミ「落ち着くのじゃ、ウサギよ」
ヨミ「私におぬしを獲って喰うつもりなど毛頭ない」
彼女たちは非常に気高い種族だ。(気高いではない気がする)
哀れな事に、おそらく半数は恐怖が元で死んでしまう。
ウサギ「で、でも、狐は危険なのです!」
ヨミ「本当じゃ、私はそんなことはせぬ」
ヨミ「もしおぬしを食べるつもりなら、とっくにやっておる」
ウサギ「えぇー!」
ヨミ「とにかく、私はおぬしに幾つか尋ねたい事があって来ておってな」
ウサギ「は、はい?」
ヨミ「私の為に働いてはくれんか?」
ウサギ「・・・あなたの為に、働く?」
ヨミ「そうじゃ、私の部下としてな」(下僕とか家来とか)
ウサギ「えぇっと・・・」
ウサギ「今の迷宮のご主人サマはとても意地悪だし・・・」
ウサギ「おっきな魔物は獲って食べるような目つきで私を見てくるし・・・」
彼女は恐怖に慄いている。
ウサギ「わ、分かりました。入ります。あなたが食べない限りはっ」
ヨミ「そんなことはせんと約束しよう」
ヨミ「私のかわいい部下はとびっきりのもてなしを受けなくてはな」
⇒ウサギの娘が仲間に加わった!(普段の呼称がbunnyなのでここではウサギの娘で良いか)
 迷宮探索のパーティーに加えるには、メインメニューの「パーティー編成」ボタンをクリックしましょう。

――1階イベントその2――
セリ「・・・」
セリ「奇妙だな。ここに居る時は疲れを感じない」
ヨミ「魔物は傷や疲労からすぐに自然治癒してしまうからの」
ヨミ「我らの契約からいくつかの特性をおぬしに渡しておる」
セリ「なるほど、文句のつけようがないな」
⇒このゲームには回復魔法は存在しません。代わりに全ての仲間は時間経過で回復します。
 戦闘でターンを経るか2歩歩く毎に、それぞれの抵抗(RES)の値を基にして体力を回復するでしょう。
 魔物の衣装が破損すると、回復の割合は半減します。
 魔物がクリティカルヒットや最大VPの半数を下回るようなダメージを受けた時に衣服は破損します。
 現在の仲間の抵抗値はかなり低いので、回復の為に頻繁に町を訪れてください。
 傷つき倒れた仲間は町を訪れた時に、その体力を全回復します。
 ただし、衣服の破損はイザベラに修復してもらわねばなりません。
 衣服の修繕の為にも、町にいるイザベラに会いに行きましょう。
 彼女は他にもあなたに伝えたい事があるかもしれません。

――1階最初の部屋――
ヨミ「そして、ここまでがこの迷宮最初の階層じゃ」
ヨミ「おぬしも分かっておるじゃろうが」
ウサギ「わ、私に何か・・・?私も頑張れてますか?」
ヨミ「もちろん。おぬしは良くやってくれておる」
彼女の頭をしっかりと撫でてやる
ウサギ「わぁ、それなら良かったです」
ウサギ「もっと、ずうっと好きになりました!」
セリはただ彼女を無視した。(流れを見ると他に意識が向いてるだけで無視とは言えないか)
セリ「そうか、これは始まりに過ぎないのか・・・」
セリ「そこで何が待ち受けているのかすら、想像もつかないな」
ヨミ「私はさほど悩んではおらん」
ヨミ「つまるところ、その時々で最善を尽くすだけじゃな」
ヨミ「部屋にせよ、一歩にせよ、戦闘にせよ」
セリ「あぁ・・・重々承知している・・・」
セリ「私にはこの深い迷宮が地中のどこにまで達しているのかは分からない」
セリ「だからこそ、最悪の事態に備えよう」
⇒次の階層に行きますか? y/n

sakura dungeon の意訳でもすんべや(´・ω・)地下2階まとめ(2018/08/16)

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翻訳している最中は良いけれど、いざ打ち込むとなると結構長いもんですね。
やると決めたのでやりますが(´・ω・)
あと、所々に表記ゆれがあるのですが、これまた統一方針を決めかねております。

私(記事の筆者)から見た翻訳時の現在の性格付け(3Fまで):
ヨミ:元の時代ではダンジョンを統治していたようなので、少し品格を持たせたい。
   「わっち」の様な廓言葉風まで行くと違和感があるので、少しだけ。
   一人称を「私」「儂」「我」のどれにするかで少し悩むも私が無難か。
   この人の「We」は常々広い視野を持っているので「我々」で統一予定。
セリ:くっころに近い位置づけで翻訳しています。よくあるファンタジー系騎士でよさげ。
ウサギ:ヨミには「あなた」でやや丁寧語。セリは「キミ」で概ね同格前後という扱いに。
猪:血気盛んなボクっ子的な何か。
スライム:やや片言に。接続詞をどの程度入れるかで悩む。
ヌコ:語尾に「ニャ」を付けると寒過ぎたのでボクっ子で人懐っこい感じにしようかと。

現在の進捗:

1.地下1階
2.地下2階
3.地下3階
4.地下4階
5.地下5階

――地下2階 イベントマス1――
セリ「この迷宮は私が巡ってきたものの中で最悪というほどでもないな」
セリ「この調子を維持できれば、さほど時間を掛けずに済みそうだ」
ヨミ「本当に、その様な事を口にするでない」
ヨミ「それを続けておれば、おぬしは過信するじゃろう」
ヨミ「何かが起きた時、おぬしはこの先の障害を見くびってしまうじゃろうな」
セリ「それはもう沢山だ・・・」
セリ「しかし、たとえどんな不安を抱えていようとも、私はしっかりと立ち向かわねばならない」
セリ「私が何かトラブルに出くわした時に簡単に音を上げていては、冒険者としての私にとって何の良い事があるというのだ」
ヨミ「おぬしは逃げ出す事ではなく、私と共に戦い続ける事を選んだのじゃな?」
セリ「その通りだ」
ウサギ「で、でも逃げる事が悪くない事くらいは分かってほしいなぁ・・・」
ウサギ「キミが他所で戦いに生きるなら一向に構わないんだけど」
ウサギは捕えにくいからこそ、より長く生き永らえている。
セリ「それは確かだが、それでは私らしくない」
彼女が私を見返す。
セリ「私たちの中では、どの方法でも私に勝ち目はないな・・・」
セリ「お前が優位に立っていた事も明白だった」
セリ「それでもなお、私はお前から逃げ出したりは出来なかった」
ヨミ「それはナンセンスじゃな、セリよ」
ヨミ「もし慈悲のない魔物があそこに封印されておったなら、おぬしは確実に死んでおったのだぞ」
ヨミ「我々が行動を共にしておる時に、英雄じみた自己犠牲などもってのほかじゃ、分かったな?」
ヨミ「私はおぬしと共にこの迷宮を生き抜きたい」
セリ「・・・わかった」
セリ「肝に銘じておく」
ヨミ「ありがとう」
⇒あなたが下に降りる程、敵の力も増していくでしょう。
 問題を抱えているのであれば、退く事をためらってはいけません。
 あなたが敗北すれば、ゲームオーバーになってしまいます。

――2階イベントマス付近(多分ランダムエンカウント)――
セリが急に黙った。
セリ「奇妙だ、この音は森で狩りの最中に聞いたことがあるような・・・」
セリ「ただ、それだけの音なんだが・・・」
彼女は突然何かを察知したようだ。
セリ「壁に身を寄せろ!」
彼女は自分の体を壁に押し付けると、廊下から突進してきた何かを掠めるように避けた。
私は横に跳び、それとすれ違う。
ヨミ「あぁそうか、あやつらには見覚えがある」
セリ「キツネ!あれは何なんだ?!」
我々の襲撃者は振り返り、その足で地面を蹴り付けている。
猪「侵入者め!」
猪「お前たちは生きて帰さない!」
彼女は怒って頬を張り飛ばし、明らかに我々を見て、とても不満げだ。
ヨミ「野生の猪じゃな」
ヨミ「とても頑強で、勇ましい」
セリ「私にも教えろ、キツネ!」(実際問題、Fox!と言っているのでこれ以上の訳がない)
セリ「あいつ、また突っ込んでくるぞ!」

――戦闘終了――
猪の娘は崩れ落ちた。
明らかに打倒されたにも関わらず、猪の娘は挑みかかってくる。
猪「悪くない」
猪「でも、お前たちにだって、もっと上手いやり方があっただろ!」
ヨミ「敗北を受け入れよ」
ヨミ「おぬしは明らかに傷ついておるし、これ以上続けても悪くなる一方じゃぞ」
ヨミ「猪が頑固者だと分かってはおるが、おぬしらも馬鹿ではあるまい」
猪の娘は頬を膨らませた。
猪「ハッ!私が諦めるとでも」
猪「私に必要なのは昼寝だけ。すぐに戦いに舞い戻るんだ!」
彼女は退こうとしているが、転んでしまった。
猪「今は万全じゃないかもしれない」
猪「でも、待ってろよ!降伏なんてしないからな!」
セリ「猪は皆こんななのか?」
ヨミ「うむ、そうじゃな。こやつらはとても弾力のある頭蓋骨を持っておってな」
ヨミ「おぬしは、こやつらの突進が目標を外したとき、どう立ち直ると思っておるのじゃ?」
セリ「私が本当に聞きたいのはそういう事じゃないんだが・・・」
猪はセリを睨みつける。
猪「お前はどうなんだ。お前が勝つためには、その派手な剣を振り回さないといけないんだろ?」
猪「私は素手でそれをやってのけるのに!」
猪は欠点もまた、併せ持っておる。
今もなお、猪は闘争の中にある。
ヨミ「実際、今のおぬしにそれはできまい」
猪「私にできないって証明してみろよ!」
セリは頭を抱えてよろめいている。
セリ「このやり取りは本当に必要なんだろうな?」
ヨミ「おぬしが猪との言い争いで勝つことは、まず無いじゃろうな」
ヨミ「おぬしは何故、このダンジョンにこやつらが持ち込まれたと考えておる?」
セリ「この迷宮にいる魔物の取り扱いにはうんざりするな・・・」
猪「おい!私を無視するな!」
猪「誰にうんざりしたって?!」
猪「この迷宮の家来になってから、お前がそう思ってられるか言ってみろよ!」
セリ「わかったわかった、地下に居て、いつも快適だとはとても思えないな・・・」
猪「そんなもんじゃない!」
ヨミ「セリよ、おぬしの捕獲呪文でこの不毛な言い争いを終わらせてくれ」
ヨミ「我々には彼女とのお喋りを続ける理由も無いしの」
セリ「・・・私たちは本当にこんな不愉快な猪の仲間が要るのだろうか・・・」
猪「ちょっと、お前に不愉快なところを見せちゃったな・・・」
猪「や、やっと息が落ち着いてきた・・・」
セリ「よし、使うぞ」
セリ「また後でな」
セリが呪文を唱えると、猪は消えた。
ヨミ「上出来じゃな」
ヨミ「猪は心強い仲間になるじゃろう」
ヨミ「おぬしをいつも頼りにしておるぞ」
セリ「お前に突進するあいつらには閉口したな・・・」
セリ「それで、この猪たちはどこから連れてきた種族なんだ?」
ヨミ「ある土地とその付近の森にいる飼育されていない者たちじゃ」
ヨミ「彼らは働き者でな、何事にも物怖じしないから連れてきたのじゃ」
ヨミ「特に冒険者に対してはな」
ヨミ「彼女に我々を手伝ってもらえるように説得する為にも、一旦戻るべきじゃの」
セリ「今すぐ休息を取っても構わないんだが・・・」

――猪の備考欄――
⇒気難しい。非常に頑固で忍耐力に欠ける。
 怒っている時にその頬を膨らませる傾向がある。

――牢屋での猪との会話――
私は牢屋の中にこだまし続ける怒鳴り声を耳にした。
確かに、その猪の娘がその拳を壁に叩きつけている。
彼女は見るからに不機嫌なのだ、と断っておこう。
彼女は私を見るや否や、牢の檻を殴りつけた。
猪「ここから出しやがれ、そこの小さなイタチ野郎!」
猪「お前に一発やられたからって、私が諦めたわけじゃないからな!」
ヨミ「これこそ、私が猪を好む理由じゃな」
ヨミ「おぬしは決してあきらめる事は無い、とな?」
猪「そこで止まれ!」
彼女は手のひらを牢の檻に押し当てると、少しくぼませてしまった。
彼女からは、猪の典型的な行動そのものの様に、怒りで膨らんだ頬が見て取れる。
猪「この檻はいったい何でできてるんだ・・・」
ヨミ「もうその辺でやめておくれ」
ヨミ「ここでおぬしと争うつもりはないのでな」
猪「じゃあお前は何をしにここに来たのさ」
猪「もしお前が嘲笑いに来たのなら、ボクが牢屋から抜け出した時には覚悟しとくんだな!」
ヨミ「そんな気はさらさら無い」
ヨミ「ここには、おぬしに一つの提案をしに来た」
猪「提案・・・?」
彼女からは先ほどまでの怒りは感じられない。
猪「お前のその、提案ってなんだ?」
ヨミ「おぬしはとても怒っているようじゃ。他の猪たちも同様じゃろう」
ヨミ「この迷宮の僕となって良かったかの?」
猪「えっ?」
猪「ううん・・・そうは思わない・・・」
猪「ボクたちは少しも迷宮から離れられなくて、それがどうしようもない事だって分かってるからめちゃくちゃ怒ってる」
ヨミ「それなら、私の為に働いてはくれぬだろうか?」
ヨミ「私なら、おぬしが草原で遊ぶ為の時間を好きなだけくれてやれるぞ」
ヨミ「更に、我々が迷宮を取り戻した暁には、私は今のおぬしの迷宮の主よりも優れた主となる事を約束しよう」
猪はこの提案について考えこんでいるようだ。
猪「えっと、ボクはまだお前にムカつく所は沢山あるけど・・・」
猪「それでもボクは、本当の、本当の、本っ当に地上で過ごしたいんだ。」
猪「分かったよ、イタチ。お前の提案に一役買ってやる・・・」
猪「ボクがぶち当たらなきゃいけない方向を教えてよ」
ヨミ「喜んで」
ヨミ「今後ともよろしく頼むぞ」
⇒猪の娘が仲間に加わった!

――2階イベントマスにて――
ヨミ「この先に魔物の気配を感じるな・・・」
セリ「どんなのか教えてくれないか?」
ヨミ「我々は迷宮の中で守るべき重要地点にマーカーを敷く事があってな」
ヨミ「通常なら十字路やあのような場所がそうじゃ」
セリ「ではもし、私たちがマーカーの近くを通りかかっても抵抗に遭うのか?」
ヨミ「確実にな」
⇒ダンジョン探索中に戦闘マーカーに遭遇する事があるでしょう。
 戦闘マーカーで見つけた敵はボスモンスターや通常のランダム遭遇の時より強化された敵になる事があります。
 もしランダムな敵モンスターだった場合は、ダンジョンを離れる事で再配置されます。

――2階南西の宝箱――
セリ「この宝箱には何が入っているんだろうか・・・」
彼女がそれを開けると、私は箱から魔力が弾けるのを感じた。
ヨミ「横にどいてくれ」
セリ「何?これはなんだ?」
ヨミ「後で説明する」
セリ「わ、分かった・・・」
彼女が横に飛び退くと、私は箱に近づく。
ヨミ「これぞまさしく、私の望んでおったものじゃ!」
引っ張り出されたそれは、セリには暗号の様に見えた。
セリ「紙の・・・巻物か?」
セリ「それは何なんだ?」
ヨミ「これは転写された巻物じゃな」
ヨミ「これを誰かが読んだ時、そこに転写されておる知識がその者の心に刻み込まれる」
ヨミ「これの場合は、火の呪文を習得するものじゃな」
セリ「あぁ、もしそれを私が読んだら無駄にしていただろうな・・・」
ヨミ「無駄にはならん。魔法は誰にでも使える。本当じゃ」
ヨミ「資源を節約し、その資源の使い道を決めるにはちょうど良い方法じゃな」
ヨミ「その辺に適当に放り投げるのではなく、な」
猪「あのさ、それをボクにくれるつもりはない?」
猪「ボクは他の奴の手に渡る位なら、バシッと決めてやりたいんだ」
猪「お前は魔法使いの素質が無い奴にも使えるって言ったろ・・・」
ウサギ「私は火は好きにはなれないけど・・・」
ウサギ「でもあなたが本当にお望みなら使いますっ」
ウサギ「最善を尽くすと約束します!」
⇒あなたはうずまく炎の巻物を見つけました。(Fire Twist≒炎の渦?)
 技の巻物はダンジョンの至る所で見つけられます。
 消費すると、あなたの仲間の中の一人に永久に付与されます。
 気を付けてほしいのは、仲間一人につき、一度に6つまでしか技を習得できない事です。

――2階北東の宝箱――
暗闇の先に、私は暗い明かりの中で銀色にきらめくものを見つけた。
残念ながら、それを見つけたのは私だけではなかった。
セリ「私は絶対コレを知ってるぞ」
無謀にも、セリは私たちを残して先へ急いだ。
ヨミ「落ち着け」
セリ「大丈夫だ。私には罠の気配は確認できなかった」
ついに、私たちはきらめきの源にたどり着く。
セリ「宝箱だ・・・」
気にも留めず、彼女はすぐに宝箱を開けてしまった。
ウサギ「キミはもっと警戒した方が良いよ・・・」
ウサギ「罠が仕掛けられている可能性だってあったのに」
猪「ボクには、人間がなんでそんなに箱を好きなのか分からないや」
猪「お前が箱をどっかに置いて、人間が最終的にそれを見つけるって事に縛られてるんじゃないの」
液体の入った小さな瓶が箱から引っ張り出される。
セリ「おぉ、これは癒しの小瓶じゃないか」
セリ「私はもっと別の物を期待していたんだが・・・高級品とか」
ヨミ「とにかくまぁ、それはまだ役に立つ、じゃろ?」
セリ「そうだな、私はこれが一味違う物だったらよかったのだが」
ヨミ「おぬしの言う、一味違うというのは?」
セリ「全てのギルドの癒しの小瓶の基本的な問題は全て、焼いたインゲン豆みたいな味にあるんだ」
セリ「お前もそのうち本当にうんざりするだろうさ」
彼女はポーチのうちの一つに小瓶を押し込んだ。
⇒癒しの小瓶を見つけた。
⇒宝箱には様々な道具が入っています。
 宝箱は常に探しましょう。その中には、戦闘の流れを変えられるような道具が入っています。

――2階扉の東にあるタル――
セリがタルを壊すと、タルの中から転がる黒い岩の破片が光っている。
セリ「これは一体?」
ヨミ「おぬしは拾いにいかんのか?」
セリ「お前が見てくれ・・・あれは私を不安にさせる」
私は欠片を拾い、私の手のひらに納めた。
ヨミ「これはワープストーンじゃな。それ以上でも以下でもない」
ヨミ「おぬしがこれに不安を抱くのは、これがこの世には存在せぬ物だからじゃな」
セリ「なんかうさんくさいな」
セリ「それは何ができるんだ?」
ヨミ「これと引き替えに帰る事が出来る」
ヨミ「勿論、私が使用者でなければならんがの」
ヨミ「おぬしの手元にあっては何が起きるかわからぬ」
セリ「・・・そうだな」
セリ「それならお前が持っていてくれ」
猪「ボクもこの騎士と一緒だ」
猪「ボクにはぶち当たる相手をくれよ」
ウサギ「私もあなたが持っておいた方が良いと思います」
ウサギ「私が持ってると、何か間違いを犯してしまわないかと心配で」
ヨミ「よくわかった。では私が預かろう」
⇒ワープストーンを見つけた。
 ワープストーンは消費した時に、あなたの帰還と引き替えになります。
 あなたがどこにいるかに関わらず、いつも肌身離さず持ち歩く事をお勧めします。
 あなたの仲間たちが疲弊してしまった時に退く事は恥ずべきことではありません。

――2階扉――
扉にたどり着くと、私は何かを察知した。
セリは私の反応にすぐに気づいたようだ。
セリ「ヨミ、どうかしたのか?」
ヨミ「そのドアの向こうで私たちを待つ、強力な存在を感じておる」
セリ「強力な存在だと?」
ヨミ「あぁ、扉の向こうに強力な魔物が潜んでおる」
ヨミ「おぬしの力量を疑っておるわけではないが、我々が入る前にもっと私の力を集める方が賢明かもしれぬ」
セリ「キツネ、お前がどんな心境であったとしても」
セリ「お前にはこの迷宮がどう動くのか分かっているが、私はそうじゃないんだ」
ウサギ「向こうに居る魔物は階層守護者だよ」(セリに話しかけているとみて平易気味に)
ウサギ「あの人は1階と2階を治めているんだけど」
ウサギ「本っ当に怖い、とても怖い人なの」
ヨミ「あぁ、我々は彼女を見くびってはならない」
私の猪も扉を見てその頬を吊り上げる。
猪「ボクはこの壁の向こうにいる魔物についてよく知ってる」
猪「ボクはアイツをぶちのめせるなら、それ以上は何も要らない」
ヨミ「時間じゃ、我が友たちよ、時間じゃぞ」
私はドアの一方を手に取った。
私の人生の中で最も痛感した教訓の一つは、相手を侮ってはならないと言う事だ。
ならば、私はここからどうすべきだろうか。

――扉を通過しボスとの会話シーン――
扉をくぐると、私たちは幾つかの筒が並んだ部屋に出た。
ちょうどその先には階段が見える。
セリ「部屋はもぬけの殻か?」
セリ「この中にはお前の言っていた様な強力な存在とやらは居ないんじゃないか?」
セリ「それとも何かいるのか?」
ヨミ「あぁ・・・そういったな・・・」
ヨミ「私はまだ感じておるのだ、確かに・・・」
私は部屋の周囲を見渡すが、それは不毛なだけだった。
ヨミ「何かがまだここに居るはずなんじゃ。見つけてはおらぬが・・・」
セリ「私たちに気づく前に急いでしまえば、階段までたどり着けるんじゃないか?」
ふとした瞬間、私は自分の肩に滴る何かを感じ取る。
私に触れたそれは、周りにいた。
それが何であれ、ネバついている。
ヨミ「我々は動くべきだと思うのじゃが・・・」
セリ「なんだと?お前は何を――」
私はセリを掴み飛び退いた。
ちょうどそこに、スライムの滝が天井から降り注ぐ。
ヨミ「私が思うに・・・」
ヨミ「あれはスライムじゃ」
セリ「スライムは大嫌いだ」
???「むぅ・・・私の罠・・・掛からなかった・・・」
スライム「侵入者・・・確かに侵入者・・・」
スライム「お前たちを倒す・・・迷宮の主、望んでる・・・」
スライム「私は褒めてもらい・・・もっと力を・・・」
彼女はウサギの娘を見やった。
スライム「裏切者・・・」
スライム「私は・・・お前も・・・罰する・・・」
ウサギ「い、嫌です。私はお仕置きなんて嫌です!」
彼女は慌てて私を見る。
ヨミ「案ずるでない。おぬしは無実じゃ」
その言葉は彼女を落ち着かせるのに十分だった。
私の猪は既に突進の準備を整えている。
猪「ボクはいつも、お前が他の奴より優れてるように振舞う、その傲慢な態度が気に食わなかった・・・」
猪「そうさ、ボクはお前を打ち負かすつもりだって、そういってるんだ」
スライム「強気な台詞・・・卑しい猪のくせに・・・」(卑しいを下等な、と取って良いか)
セリは彼女を上から下まで見渡した。
セリ「当てて良いか、こいつへの対処に物理攻撃は最善とはいえないよな?」
ヨミ「ご明察」
ヨミ「属性攻撃か物理以外での攻撃なら、より多くのダメージを与えられるじゃろう」
スライムの娘は威嚇するように激しく震え始めた。
スライム「来い・・・愚か者ども・・・私が引導を渡す・・・」

――戦闘終了――
セリ「信じられん・・・」
セリはひどく喘いでいる。
セリ「弱いスライムなんてどこに居るんだ?」
セリ「私が相まみえた者たちでも、これほど手ごわくはなかったぞ・・・」
ヨミ「それはこやつらが私の力を借りておるからじゃな」
ヨミ「我々はここにいる魔物と一匹残らず激しい戦いを繰り広げる事だけは推測できるじゃろう」
セリ「安心材料にはとても聞こえないな・・・」
ヨミ「大丈夫か?おぬしが必要なら休憩を取ろう」
セリ「休んだ方が良いな・・・」
彼女は座り込み、壁にもたれ掛かる。
セリ「こんな敵との闘いがどれだけ続くのか、見当もつかないな」
私は彼女の隣に腰を下ろす。
ヨミ「きっと大丈夫じゃ」
ヨミ「つまるところな、私はおぬしに手を貸す為にここにおる」
ヨミ「私が力を取り戻せば、それはおぬしとも共有される」
セリ「お前は、そのうち私がお前の様に強くなれるだろうと言っているのか?」
ヨミ「そうだとも。私たちの力は現時点では似たようなものじゃ」
私たちが話していると、スライムが弱々しく起き上がった。
スライム「私の・・・敗け・・・」
スライム「でも・・・お前は止め・・・刺さないのか・・・」
スライム「迷宮の主・・・お前たち全て・・・消すつもり・・・」
セリは彼女に歩み寄る。
セリ「お前の負けだ。だが、良い戦いだったぞ」
セリ「だから、己を恥じることはない」
スライムはただ茫然と彼女を見つめている。
スライム「わ、私は・・・理解、できない・・・」
ウサギ「私には彼女をついにやっつけただなんて信じられません・・・」
ウサギはただ、床の辺りを見つめている。
猪「ハッ!ボクはお前に、お前の傲慢さをぶちのめしてやるって言ったからな!」
猪「ボクが幾らか助けてもらったってのも、認めるけどさ・・・」
彼女は頬を膨らませた。
セリ「とにかくキツネ、私たちは時間を浪費しているんじゃないか」
セリ「戻るにせよ、進むにせよ。どちらかはしよう」
ヨミ「そうじゃな」
私には注意力が必要だ。
私の僕たちは今、疲弊している。
ならば、引き返して休息を取らせるべきだろう。
しかし・・・、おそらくこやつらはあと少しなら探索を継続できるだろう。
早く、決めなければ。

Sakura Dungeonの意訳でもすんべや(´・ω・)地下3階まとめ(2018/08/28)

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職場の同僚が入院して10連勤が入ったり、ティアーズトゥティアラ2が思いのほか面白くてトロコン作業中だったりして打ち込み作業が間延びしておりました(´・ω・)ゴメン

翻訳の進捗自体は地下5階のワープポータル直後のメンバー加入イベントまで進めていますのでまた後日打ち込みます。

現在の進捗:

1.地下1階
2.地下2階
3.地下3階
4.地下4階
5.地下5階


――イベントマスその1――
セリ「ふぅ・・・このやり方に慣れてきたみたいだ」
ヨミ「何に慣れてきたのじゃ?」
セリ「そうだな・・・私たちの組み合わせに、かな」
ヨミ「私はおぬしが私のものの見方に馴染んでくることは分かっておった」
セリ「まぁ、私にそれは変えようもない事位分かっている」
セリ「だが、こんな魔法を知っているのなら、お前は本当に強くならないといけないな」
ヨミ「私は本当に強かった」
ヨミ「今の私の力では・・・とてもそうとは言えぬ」
セリ「ヨミ、私ではお前の悩みをどうしてやることもできないが・・・」
セリ「この迷宮では想像以上に様々な事が起きているようだ」(やっかいな物事?
セリ「普段なら、簡単な仕事だ」
セリ「潜って、魔物を狩って、出ていく」
セリ「最寄りの拠点で報酬の支払いを受け取る」
セリ「だが・・・この辺りでの出来事は私が思っていたよりも少しばかり複雑みたいだな」
セリ「お前がいない間に誰が迷宮をかっさらったのか分かっているのか?」
ヨミ「今はまだじゃな」
ヨミ「何者であれば私が寝ている間にたどり着き得るのか・・・」
ヨミ「我々に今できるのは探索くらいじゃな」
ウサギ「ご心配なく!私たちが全部やり遂げてみせます!」
ウサギ「この迷宮を通じてあなたを助けるために精一杯頑張ります!」
猪「キツネ、僕はお前についていけば何か面白い事があると思ったんだ・・・」(イタチかも
猪「でも、皆にだってそれぞれ隠し事がある、そうだよな?」

――3階すぐ西の扉――
ヨミ「おぉ!」
ヨミ「貯蔵庫を見つけたぞ!」
セリ「貯蔵庫?」
ヨミ「そうじゃ。それ以上の意味は為さんぞ?」
ヨミ「これは貴重品を保管する為の場所じゃ」
ヨミ「行け、セリよ!おぬしの思いの丈をぶつけるのじゃ!」
セリ「私は別に、闇雲な破壊は好きだとは言えないんだが・・・」
ヨミ「ええい、とにかくやってみよ!」
ヨミ「この戦利品を全て見逃すなど愚行の極み」
ヨミ「我々は常に有利な状況に立たねばならぬ」
セリ「仰せのままに・・・」
ウサギ「私は物を壊したりっていうのは本っ当に好きじゃないなぁ・・・」
猪「僕がやるから脇に立ってなよ!」

――部屋内のタル――
作り込みなどには関心も持たず、セリはタルを壊していく。
すると、彼女はその隙間から何かの破片を見つけた。
彼女の手のひらには、小さく明るい色をした種が置かれている。
セリ「種か?」
セリ「これを植えたらどんな植物が育つんだ?」
ヨミ「それはただの種ではない」
セリ「しかし、いったい何の種だというんだ」
ヨミ「これはな、魔法の種じゃ」
ヨミ「おぬしが口にすれば、おぬしの身体能力は永久に向上する」
ヨミ「これは生命の種の一種でな、それなら健康全般が向上する」
ウサギ「その種、おいしそう・・・」
ヨミ「すまんな、私の小さいウサギよ」
ウサギ「はぁーい・・・」
彼女はかなりがっかりしているようだ。
猪「その種はボクのだ!」
猪「僕は強くならなきゃいけないんだ!」
ヨミ「私は言いつけを守らない僕に種はやらんぞ」
彼女は黙り込んで頬を膨らませている。
⇒あなたは小さな生命の種を見つけました。
 それぞれの種は消費すると、該当ステータスを1つ増加します。
 小さな種は仲間一人に付き最大で4つまでしか増加させられません。
 より大きな種を見つけたら、小さな種でステータスを上げられなくなるまで、大きな種は温存しておいてください。

――魔法陣――
ヨミ「おぉ・・・」
ヨミ「我々が居るところを見てみよ」
セリはそれを見下ろした。
セリ「結局、それは何のためにあるんだ?」
ヨミ「これがテレポーターじゃ」
ヨミ「運が良ければ、これはまだ別のネットワークに繋がっておるじゃろう」
私が石の表面を手でなぞると、魔法陣に刻まれたルーンが輝き始める。
ヨミ「よし、完璧じゃ・・・」
ヨミ「起動した」
ヨミ「我々が探し続けておれば、私の古いワープストーンのネットワークにも干渉できるぞ」
ヨミ「もっと重要なのはな、私たちが休まねばならぬ時にこれを遣えば、地上に戻れるということじゃ」
セリ「とはいえ、私はこの・・・ワープストーンがどの程度正確に動作するのか、何故この部屋がこんなにほったらかしにされていたのかについて、知っているわけでもないが・・・」
セリ「もしお前が言う様にそれが動くなら、それは多大な恩恵となるだろうな」
ウサギ「そ、それをどうするの・・・」
ウサギ「あの人たちはこの石が実際にどういう石なのか教えてくれなかったの」
猪「ボクはこれの見た目が気に入らないし、いつもなら壊してたかも・・・」
猪「でもお前が言うなら、ボクにそれを壊すようなマネはできないな」
⇒あなたが一度部屋で見つけたテレポーターを使う事で地表まで転移することができます。
 町にあるテレポーターであれば、あなたが中断した場所を精確に拾う事もできます。
 あなたは目的地を選ぶだけで、そこに運ばれます。
 あなたがダンジョンを潜るにつれて、ワープストーンの発見は進展を得る為にも不可欠です。
>>このテレポーターを使いますか?y/n

――帰還後商店にて――
シャルロッテ「我らが工房の性能が向上致しましたわ」
シャルロッテ「今の私たちであれば、あなたにより複雑な道具を作って差し上げられます。私の謙虚なるご主人様」
⇒結界石、きらめくエサ、そして捕獲技術の巻物が販売されるようになりました。

――出発前――
セリ「キツネ、この部屋はなんだ?」
ヨミ「これが我らのテレポーターの中継地点じゃな」
ヨミ「この部屋から、我々のネットワークの中で起動したテレポーターと行き来できるのじゃ」
ヨミ「歩くよりはまだ良かろう」

――地下3階探索中――
私たちが歩いていると、私は廊下を滑っていく粘り気のある道を見つけた。
セリ「もう一体居たのか?」
ヨミ「間違いない」
ヨミ「こやつらの動きには摩擦など関係内からの、非常に素早く迷宮内を移動できるのじゃ」
セリ「誰がそんなことを気にしている?!」
セリ「あいつ、こっちに近づいてくるぞ!」
確かに、彼女は私たちの方に向かって速度を上げた。
セリ「戦闘準備!」
スライム「覚悟しろ・・・お前たち・・・」

――捕獲後の会話シーン――
ヨミ「よし、今、我が一団にスライムの娘が加わった」
ヨミ「これはとても良い朗報じゃな」
セリ「それを私に近づけるな」
セリ「スライムと私では相容れない」
ヨミ「彼女をそう揶揄しないでやってくれ」
ヨミ「スライムの娘は、おそらく私が出会ってきた中で最も創造的な魔物のうちの幾つかに当たるじゃろう」
ヨミ「おぬしが想像し得るほぼすべての単一環境には、固有種のスライムがおってな」
ヨミ「おぬしはあやつらが全て異なる個体を持つことに驚かされるじゃろう」
セリ「私はむしろこいつらが全く異なる個体だなんて思いもしなかったよ・・・」

――スライム加入の会話シーン――
スライムの娘を罠にかけるのは困難な事で有名だ。
しかし、私はスライムの娘を想定せずにこの牢屋を設計したわけではない。
私は彼女の牢屋を眺める。
彼女は脱出しようと様々な方法を試みたが、彼女の周囲の障壁に阻まれていた。
彼女は私に気づくと、恨めしい目つきで私を見ている。
スライム「お前・・・」
スライム「お前が私をここに捕えた・・・」
ヨミ「そうじゃ、少しおぬしと話をしたくてな」
ヨミ「おぬしは以前、私たちを殺そうとしておったから、これが我々と話す、またとない方法だと考えたのじゃ」
スライム「話す・・・お前と話さなければ・・・いけないなら」
スライム「多分・・・私に・・・避けたりは・・・できない・・・」
ヨミ「あぁ、そんな事はしないでおくれ」
ヨミ「私はおぬしに提案をしにここに居る」
スライム「そんな・・・不誠実な事・・・」
スライムは、非常にゆっくりとしか思考を巡らせる事ができない。
彼女らは怒らせない事が重要だ。
ヨミ「おいで」
ヨミ「おぬしは余生を不幸な中で過ごしたくはなかろう?」
ヨミ「私はこの迷宮を私の物として幾らか作り変えるつもりじゃ」
スライム「お前・・・迷宮を支配する・・・のか?」
ヨミ「そうじゃ。私の計画は絶対じゃ」
ヨミ「私にはおぬしの助けが欲しい」
スライム「そうか・・・」
スライム「私・・・分かった・・・」
ヨミ「おぬしなら分かってくれると信じておったよ」
ヨミ「共に精一杯頑張ろうではないか!」
⇒スライムの娘が仲間に加わった!

――鈴の音――
セリ「待て」
セリ「何か物音が聞こえた・・・」
私も聞いた物音だろう。
セリ「これは・・・鈴?」
セリ「なんでこんな場所で鈴が鳴るんだ?」
猫「ボクが鳴らしたんだ!」
その猫の娘は影から飛び跳ね、セリの下に舞い降りた。
銀の鈴が彼女の首元についている。
猫「君は今からボクのもの!」
彼女は勝鬨を上げた。
セリが彼女を突き飛ばすが、すぐに足元に帰ってきてしまう。
セリ「猫が私を馬鹿にして離れようとしない・・・」

――戦闘開始――
⇒現在は3人よりも多くの仲間がいる為、前衛と後衛に分かれています。
 あなたは3人まで同じ隊列に配置できます。すなわち、パーティーメンバーは6人まで構成可能だという事を指しています。
 前衛の仲間だけが戦闘に参加できます。
 あなたに順番が回ってきた時、戦術メニューから前衛と後衛の仲間を入れ替えられます。
 後衛に居る仲間は体力を安全に回復できますが、そのAPは20%を超える事はありません。
 敵はAPの少ない仲間を標的に選ぶ傾向があるため、交代するときは注意が必要です。
 このイベントでは前衛の仲間が撃破されても、後衛がその場所に入れ替わります。
 そういうわけですので、後衛の仲間を連れてくる事をためらってはいけません。

――戦闘後会話(猫)――
ヨミ「私はずっと長い事猫の娘を飼っていたことがあった」
ヨミ「彼女たちはそれはもう愛らしくてな」
ヨミ「彼女たちのうなり声に耳を傾ける以上の良い事は中々ないのう・・・」
ヨミ「この特定の種は人間に飼いならされている猫から来ていると言われておる」
セリ「私は普通の猫の方が好みだな」
セリ「私に飛びついてくるには大きすぎるし・・・」
セリ「猫には話せない奴もいるだろ?」
セリ「もしお前がエサをやらなかったら、この猫たちのうち、どれ程の数が文句を言うか想像できるか?」
ヨミ「あやつらはそれ程不快でもあるまい」
ヨミ「・・・あぁ、大半は不快か」

――猫の加入会話シーン――
彼女の牢屋では檻への猫パンチが繰り広げられていた。
猫は狭い空間に閉じ込められるのを好まない。私はそれを良く知っている。
だから、この猫との交渉は一筋縄ではいかないだろう。
猫「出せーーー!」
猫「出たい!」
猫「今スグ!」
この時点で彼女は確実に喚いている。
ヨミ「もしおぬしが出たいのなら、幾つかは私に同意してもらわねばならん」
猫「やだーーーー!」
猫「出るーーーーー!」
猫「今ぁーーーーーー!」
猫「私は出たいの!」
ヨミ「悪い猫じゃ、喚くでない」
彼女は不機嫌に口を尖らせてきびすを返して私から離れた。
猫「ボクはここから出るまで話さないもん!」
彼女らは何かしたい場合にのみ、おぬしに注意を払うだろう。(英文でyouなのでおぬし)
しかし、幸いにも、この猫の娘との交渉は少々容易い。
ヨミ「何故、私の為に働きたくないのじゃ?」
ヨミ「私ならおぬしの頭をやさしく撫ででやれるぞ」
ヨミ「おぬしは顎の下を掻いて欲しくはないのかな?」
猫「多分・・・ほんのちょっとだけ・・・」
ヨミ「そうか、おぬしが私の為に働いてくれるというのなら、おぬしに好きなだけやってやれるんじゃがな」
猫「悪くないかも・・・」
猫「もっといい取引をしたいんだけど・・・」
私は彼女の心を掴み始めている。
彼女は普通の猫の様に、彼女の注意をひかなければならない。
ヨミ「まぁ、その代わり、おぬしはここに居てもよいのだぞ」
ヨミ「そしてあとで、それについておぬしに尋ねる為に戻ってくるとしよう」
猫「いやだぁぁぁ、私はこんなところに居たくない!」
ヨミ「ならば、私の為に働くんじゃな」
彼女が断るのなら、本当に彼女をいつまでもここに残すつもりはない。
ただ、彼女はそれを知らない。
猫「良いよ、ボク、やるよ!」
猫「だから、今すぐ出して!」
ヨミ「良かろう」
猫の娘が仲間に加わった!

――鍵つき扉にて――
セリ「鍵が掛かっている」
セリ「鍵を探す必要があるな」
ヨミ「論理的な思考訓練になるじゃろうな」
セリ「キツネ、私は鍵のかかった扉を好きになれた試しがない」
セリ「蹴破って突き進んだりはできないのか?」
ヨミ「この扉はおぬしが壊すよりも自己修復の方が早いぞ」
ヨミ「なればこそ、私たちは鍵で開けるか否かしかあるまい」
セリ「これは恥ずかしい・・・やむを得ないか・・・」
セリ「この前の鍵を私が持っていればよかったんだが」
ウサギ「ご心配なく、私たちはキミがそれを見つける前に戻ってきますから!」
猪「むぅ・・・ボクはぶっ壊すって発想が本当に良いと思ったのに・・・」
スライム「私には・・・障害にも・・・ならない・・・」
スライム「しかし・・・皆が・・・通れるように・・・しないと・・・」
猫「ボクがドアを引っ掻いて何か反応があるまで待つべきじゃない?」
セリ「それが上手くいくとは思えない、何か方法は・・・」
⇒この扉には鍵が掛けられています。この階層のどこかにある鍵を探しましょう。

――ワープポータル東の扉・集団戦勝利――
セリ「今のは壮絶な戦いだった・・・」
セリ「私は自らの力でこの魔物に立ち向かえるようになりたいと、そう思ったよ・・・」
セリ「私はただお前の力を借りているだけだから、安っぽく感じるな・・・」
ヨミ「力を使いこなすというのは・・・」
ヨミ「オーガがこん棒を振り回すようなやり方とは別じゃ」
ヨミ「怠惰に、駆け引きもなく、力の最適な使い方にすら思考を回してはおらん」
ヨミ「セリよ、心せよ」
セリ「お前は人への世辞の言い方まで心得ているのか?」
ヨミ「私はただ、私が真理だと信じる事を言ったまでじゃ」
ヨミ「何もおぬしへの世辞と決めつけなくとも良い、セリよ」
ウサギ「どうしてキミはどんな事をしてでも最強になる必要があるの?」
ウサギ「キミは逃げ出せないワケじゃないんだから」
セリ「時には、私たちは否応なく立って戦わざるを得ないときがある」
猪「ボクは認める。イタチの力を借りるのが好きなんだって・・・」
猪「ボクは前より強くなった!」
ヨミ「それはおぬしら自身がもっておる、じゃろう?」
スライム「それ、は・・・正しい・・・」
スライム「力・・・は、何かの物差し・・・の一つに・・・過ぎない・・・」
スライム「まず、創造的でなければ・・・ならない・・・」
ヨミ「その通り。私は創造的なスライムがどうやって出来上がるか、とてもよく分かっておる」
猫「一番大事なのは、どうやってきちんと飛び掛かるか、勉強する事だよ!」
ヨミ「必ずしも必要ではないが、相手への奇襲と洗練された戦い方はどちらにも分がある・・・どちらも甲乙つけ難いな・・・」
ヨミ「このように、圧倒的な強さだけが戦闘能力の尺度ではない」

――室内、ブロンズキー発見――
⇒青銅の鍵を見つけた。
セリ「見つけたぞ!」
セリ「少なくとも、私はこの鍵がさっき出くわした扉の鍵だということを祈っている・・・」
ヨミ「そのはずだ。案ずるな」
ヨミ「たとえそうでなくとも、この階層を探索するのに十分時間はある」
セリ「むしろ私は、探索なんて必要が無ければしないな」
ヨミ「分かっているとも。それには本当にイライラさせられるからな」
セリ「まったくだ。できる限り合理的に進める事が最善だ」
セリ「たとえ、あてもなくダラダラ過ごせる時間があったとしても、動き続けるべきだ」
セリ「私たちの勢いを失いたくはないだろ?」
ヨミ「決してな」

――南西側の玄室――
ヨミ「恐ろしい戦闘じゃったな」
ヨミ「何であれ、ここに納められておる物は価値のあるものに違いあるまい」
セリ「そうだといいな」
セリ「これから先、全ての貯蔵庫がこれだけ厳重に守られているなら、おそらくそういった部屋は飛ばさなければならないかもしれない」
ヨミ「だが、そこには宝があるのじゃぞ」
ヨミ「我々は、それだけ厳重に守ろうとするものが何かは分からぬがの」
セリ「それもそうだが、しかし・・・」
セリ「私のギルドが好んで使う言い回しは何だと思う?」
セリ「最初に空の杯から飲むな(初めから乾杯するつもりになるなとか、色んな訳ができそう)」
セリ「言い換えると、宝を見つけて無謀に首を突っ込まない事。」
セリ「そこには何もない筈だ」
ヨミ「どのくらいの人間がその言葉に従うのじゃ?」
セリ「・・・私が行動を共にしたグループでは、滅多にいなかった」
ウサギ「どうしてキミが宝箱に注意を払うのか分からないんだけど・・・」
ウサギ「私にとって欲しいのは牧草全てかな」
セリ「牧草地を全て手中に収めるというのは随分と野心的に過ぎないか・・・」
猪「何でお前は何かを盗むときに入れ物を壊せるんだ?」
猪「人間は綺麗な物に取りつかれているみたいで、バッカみたい・・・」
ヨミ「まぁまぁ。綺麗なものというのはとても価値があるものじゃ」
スライム「財宝・・・美味しい食べ物・・・」
スライム「スライムは大好きだ・・・遺物に夢中になる・・・」
セリ「お前は何か信用ならない感じがするな・・・」
猫「ボクはキラキラしたものが大好きだよ!」
猫「人間は正しい考え方をしてる!」
セリ「猫は本当に気まぐれな奴だな・・・」

――玄室内の宝箱――
私たちが宝箱を開けると、セリが余計に食いついた。
セリ「宝箱は迷宮探索の醍醐味だな・・・」
セリ「何が入っているか、もう待ちきれないぞ」
躊躇せずに、彼女は蓋を開ける。
中を覗き、彼女が見たものは・・・
セリ「これはなんだ?」
彼女は鮮やかな色に織り込まれた帯を手にしていた。
セリ「何かの生地か?」
ヨミ「おぉ。ビキニの類のようじゃな」
セリ「ビキニ?」
セリ「それは確かなのか?」
ヨミ「基本的にこの2つの布地はな、おぬしの胸部を最低限覆う為のもので・・・」
ヨミ「もう一つの布地は下半身を隠すためのものじゃな」
セリ「・・・何やらとても非実用的な衣装だな」
セリ「誰が、どんな目的でこんな物を着たがるんだ?」
ヨミ「熱帯の諸島や北の海では、かなり流行りの布地じゃな」
ヨミ「とても暑い気候でな、そこの者たちは日焼けする為に最善を尽くそうとするのに、ビキニが最適なのじゃ」
ヨミ「ともかく、おぬしはいつも好奇心旺盛じゃな、セリよ・・・」
ヨミ「私は誰か着てくれる者がおると信じておるぞ」
セリ「ありがとう。私は遠慮しておこう」
ウサギ「ソレ、キミが着たら可愛いと思う!」
セリ「お前には聞いてないだろう」
彼女の耳がしなだれる。
ウサギ「そんな事言わなくても・・・」
猪「何か問題があるようには見えないな・・・」
セリは彼女をじろじろと見る。
セリ「お前なら支障はなさそうだな・・・」
セリ「だが、これは私のものだ!」
スライム「何故・・・その布が・・・必要・・・」
セリ「誰もお前みたいに体を隠せるわけじゃないだろ!」
セリ「猫のおもちゃにでもした方が良さそうだな・・・」
猫「うん、頂戴!」
ヨミ「ダメだ。おぬしにはやらん」
猫が見るからにしょげている。
⇒布の切れ端を見つけた。
⇒宿屋の主人に渡すと、あなたに新しい服を作ってくれるので、彼女を頼ってみましょう。

――イザベラと話す(衣類修復の会話)――
イザベラ「それでは、必然的に血まみれの部分や、恐ろしい戦いはあなたの鎧を損傷させてしまいます」
イザベラ「そんなことがあったときは、私の所に見せに来てくださいな」
イザベラ「勿論、タダ働きというわけには参りません。必要な資材を頂ければ、すぐに装備を修復致しますわ」
⇒修理は〇着で、合計費用は〇〇ですがよろしいですか?
イザベラ「どうぞ!ここをあまり汚さないでくださいね」

――イザベラとビキニについて――
イザベラ「よくお戻りになられました。私の謙虚なるご主人様」
イザベラ「探索は如何でしたか?」
ヨミ「順調じゃ」
ヨミ「おぬしが喜びそうなものを持ってきたぞ」
イザベラ「なんでしょう?」
私は我々が見つけた布の切れ端を彼女に見せた。
イザベラ「わぁ・・・これは・・・」
イザベラ「存じ上げておりますわ」
イザベラ「不運にもあなたのご不在の間に衣装の多くは失われておりました」
イザベラ「しかし、この布地を再生できれば、作り直せますわ」
セリ「何故この下品な衣装を仕立て直すのにそんな労力を費やすんだ?」
イザベラ「私は衣服が好きだからですわ」
イザベラ「それが謙虚なるご主人様を喜ばせられるものであれば、私も幸せになれますから」
それ以上騒ぐこともなく、私と私のセリの為に彼女は衣服を修理した。
セリ「わ、私もか?」
セリ「何で私も着る事になっているんだ?」
セリ「私の鎧の方が遥かに防御力は高いだろう」
イザベラ「私の衣装は特別ですわ」
イザベラ「ほかの鎧とそん色ないほどの防御効果を付与しております」
イザベラ「ですから衣装というのは、戦場と同様に、自宅でも偉大なのですよ」
セリ「よく・・・分かった・・・」
セリ「私はまだ、これを着ようとは思えない・・・」
ヨミ「セリ、おぬしは常に新しい物事に挑戦すべきじゃ」
ヨミ「これはおぬしの鎧よりも機能的かもしれんぞ?」
セリ「それは分かっている、しかし・・・」
彼女は押し黙ってしまう。
セリ「私に考えさせてくれ、良いか?」
イザベラ「ここでお召しになってくださいな。私は衣装が合っているか確認しなければなりませんので」
セリ「・・・」
セリが更衣室から歩み出た。
セリ「・・・うん、合っていると、認めよう」
ヨミ「おぬし、とても似合っておるぞ」
セリ「・・・」
彼女は自分の服装に不満を漏らした。
イザベラ「どちらも素晴らしいですわ!」
イザベラ「御手前は如何かかしら?」
ヨミ「うむ、気に入った」
セリ「私は・・・」
セリ「こ、これは本当の私じゃない・・・」
セリ「しかし、しばらく試して、私が今までより成長できるか見てみようと思う・・・」

――着替え――
ヨミ「お日様の下で楽しめそうじゃな」(ビキニ)
ヨミ「この着物に飽きる事はあるまい」(Kimono)
セリ「ビキニか・・・私には人前に出られそうもないな」

――扉の解錠――
⇒あなたは扉の鍵を開けた。
セリ「やっとだな」
セリ「さぁ、行こう」
ヨミ「これはかなり楽しい旅路だとは思わんか?」
セリ「私は無意味な気晴らしは好きじゃない」
セリ「だが、少なくとも鍵を探さねばならなかった前回ほど悪くはなかったな・・・」
ヨミ「その時に何かあったのか?」
セリ「誰かがカギを落としたんだ」
セリ「しかも巨大な谷間に」
セリ「鍵を探す為とはいえ、皆の時間を無駄にしてしまった」
セリ「だから、これは悪くない。今、私はそのことについて考えていた」
ウサギ「大きな谷、ですか?」
ウサギ「この迷宮に大きな谷があるのは好きになれませんね・・・」
セリ「私もだ・・・」
猪「それなら、なんで扉を壊さないんだ?」
猪「この扉みたいに再生したりはしないんだろ?」
セリ「その扉はな、ほとんど傷もつかない事が証明されている古代の金属でできていたからだ」
猪「お前が扉を壊すのに十分な努力をしなかったからだろ・・・」
スライム「扉・・・私は・・・気にならない・・・」
セリ「私にはそれは疑問だな・・・」
猫「ボクは扉が大嫌い。特に鍵のかかってる奴」
彼女は牢屋に入れられていた時を思い出して、濁った目線を私に飛ばした。
セリ「私が猫と同意見なのはなんとも奇妙だな・・・」
ヨミ「おぬしは散々な目に遭ったようじゃな」
セリ「町に居る時にでも話すさ」
セリ「ひとまずは、敵を待たせない様にするか」
⇒次の階層へ進みますか? y/n

Sakura Dungeonの意訳でもすんべや(´・ω・)地下4階まとめ(2018/09/07)

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一か所で翻訳に詰まるとそこに拘りすぎて次に進めない、そんな私です(´・ω・)

現在の進捗:

1.地下1階
2.地下2階
3.地下3階
4.地下4階
5.地下5階


――地下4階イベントマスその1――
ヨミ「随分と大人しいな、セリ」
セリ「いつも喋ってないといけないのか?」
ヨミ「いや、その必要はないが・・・」
ヨミ「いつものおぬしではない気がしてな」
彼女は軽く肩をすくめた。
セリ「おそらく、喋りすぎたんだと思う」
セリ「冒険者たちは私がやかまし過ぎて、度々私は怒鳴られていた」
セリ「結局、お前だって魔物の近くでの無駄話に注意なんてしたくないだろう・・・」
ヨミ「これまでにそんなことがあったのか?」
セリ「時々な・・・」
セリ「だが、お前の期待する方法ではないな」
セリ「私たちは当時の料理の話で議論をしていた」
セリ「意外にも、実際に仲間の一人が料理の仕方を知っていたんだ」
セリ「彼女はむしろ魔物から食料を調達する事に熟達していた」
ヨミ「そ、それはちと不安じゃな」
ウサギ「で、でもキミは、私は食べるつもりはないっていったよね!」
猪「もしお前がボクを料理するつもりなら、お前の顔を壁に叩き込んでやるからな」
スライム「私は・・・とても・・・美味しく、ない・・・」
猫「どんなに野蛮だったら可愛い猫を料理しちゃうの?」
セリ「あぁ・・・悪い、すまなかった」
セリ「私は巨大蝙蝠の事を言っているんだ」
セリ「決して・・・お前たちの事じゃない」
セリ「動物さ。人型じゃない」
ヨミ「そうか。それなら幾分かマシじゃな・・・」
セリ「とにかく、その近くにはヘルハウンドが居てな」
セリ「人の会話を理解するほど十分に賢い奴らだ」
セリ「私たちが食料を得たこと、そして私たちはそれを倒す事が出来ない事を把握していて、そして、それを食べるしかなかった事を理解していた」
セリ「だから、それがあまり長々と話さない方が良い理由だ」

――通路にて――
?「そこで止まりなさい」
一人の槍を携えた女性が私たちの前に躍り出る。
彼女はその槍を目いっぱい突き出した。
セリ「あいつは自身の間合いを測っているんだ・・・」
槍兵「あぁ・・・あなたは侮ってはいけませんね・・・」
槍兵「私はこの階層の守衛の一人です。あなた方を通すわけにはまいりません」
槍兵「それが、私の義務なのです」
ヨミ「階級は兵卒か、ほぉ・・・」
ヨミ「我々が使役できた者たちの一部じゃな」

――兵卒ゲット――
セリ「あいつの守りを潜り抜けるのは本当に難しかったな」
セリ「私の間合いを遥かに凌駕していた」
ヨミ「槍は幾つかの大陸から持ち込まれた最も汎用的な武器の一つじゃな」
ヨミ「だからこそ、他の武器と比べても遥かに大量生産は容易じゃ」
ヨミ「槍ならば、剣の修練を十分に積んだ者に対しても十二分に戦える」
セリ「人生において哀しい現実だな・・・」
セリ「しかしこれは私が好んで使っている武器なんだ」

――中央宝箱――
セリ「フリルに、リボンに、ストラップ・・・」
セリ「どういうわけか、私はこれが気に入らない」
ヨミ「ふむ、ナンセンスじゃな」
ヨミ「これは町の祭りの際、踊り子たちに指定された衣装じゃな」
ヨミ「これを着る事は誉れじゃった」
私はセリをじっくりと眺めた。
ヨミ「ちなみに私はおぬしに良く似合うじゃろうと考えておる」
セリ「し、しかし、私は踊りなんてこれっぽっちも知らないぞ!」
ヨミ「ここ唯一の踊りは演武でな」
ヨミ「そして、私の見る限りでは、おぬしならこの踊りを十分完璧にこなせるじゃろう」
セリ「絶対にやめてくれ」
ウサギ「き、キミがそんなに恥ずかしがらなくても良いのに・・・」
ウサギ「わ・・・私は可愛いと思います!」
猪「ボクは年上の魔物が祭りについて話してたのを覚えてる・・・」
猪「それはボクのパーティーの様に聞こえたんだ」
スライム「衣装なんて・・・重要では、ない・・・」
スライム「それを・・・良く、分かっている・・・」
セリは私の手から布地をつかみ取ろうとしたが、途中で私は手を引いた。
猫の娘は彼女の前でぶら下がる服をずっと眺めていた。

――南西の扉を調べて――
不吉な見た目の扉が私たちの前に現れる。向こう側からは魔力の波動を感じ取れた。
ヨミ「私は魔法使いと相まみえると確信しておる・・・」
ヨミ「しかし、この部屋から放たれる魔力から察するに、彼女はかなり強いじゃろう」
ウサギ「まぁ、今のところは大丈夫ですし・・・」
ウサギ「きっとやれますよ、きっと・・・」
猪「ボクをそこに入れさせろよ」
猪「ボクがアイツを滅茶苦茶にぶちのめしてやる」
スライム「魔法と・・・私は・・・相容れない・・・」
猫「首の後ろの髪が逆立ってる・・・」
猫「本当に警戒した方が良いよ・・・」
セリは自問自答しているようだ。
セリ「おそらく、私たちは部屋に入る前に時間を取るべきだ」
ヨミ「それが賢明じゃな」
ヨミ「我々は奴が呪文を唱えようとしたら、徹底的に叩きのめす必要があるじゃろう」
ならば、より多くの力を集めるか、入るか・・・
決断を急ぐ必要はない。
我々の時間は幾らでもあるのだから。

――中央南端の扉――ボス討伐前
セリ「別の鍵のかかった扉だ・・・」
セリ「しかし、鍵穴はどこにあるんだ?」
扉を隈なく探してみても、セリには見つけ出せなかった。
セリ「ほかの場所から鍵を掛けられてるんじゃないか?」
ヨミ「そうとは思えぬ・・・」
私がその表面に指を走らせると、私の指を辿るように魔力の火花が散っている事に気づく。
ヨミ「あぁ、これは魔力で封印されておる」
セリ「そうなのか・・・私は魔法について何も理解できていないな・・・」
セリ「じゃあ、私たちはどうすればこれを開けられるんだ?」
ヨミ「この迷宮の魔力によって呪文が維持されておるから、我々では単純に外す事はできぬ」
ヨミ「私の見立てでは、それを解除する為に何種類かの暗号や特殊な合言葉があるはずじゃ」
ヨミ「何者かが、この呪文を唱えておる」
セリ「では私たちは魔法使いを見つけて、そいつから呪文を聞き出すだけだな」
セリ「簡単そうに聞こえるが・・・」
ヨミ「そうでもなかろう、おぬしは分かっておらぬ」
セリ「あぁ。だが、楽観的な方が良いだろ」

――槍兵の加入会話シーン――
未開の魔物であれば、自分たちのやり方で外敵から身を守れば良いのだが・・・
職務と規律に馴染んだ者たちを雇わねばならない事もある。
この魔物が警戒のために牢屋の中で立っているのを見かけるのは驚く程の事でもない。
槍兵「そこに居ましたか」
槍兵「何を要求するおつもりでしょうか?」
ヨミ「欲しておるのは、おぬしの技術じゃ」
ヨミ「きっとおぬしはあの通路の警備に辟易しておるのではないか?」
ヨミ「環境を変えた方が良いのではないか?」
僧兵「・・・」
槍兵「えぇ、そのようですね」
槍兵「あの階層がどれほど退屈か、あなたには想像もつかないでしょうけれど」
槍兵「専ら、ほとんどの外敵は初めのふたつの階層を突破できません・・・」
槍兵「そして、数カ月、数年・・・」
槍兵「何事も起きる事はありませんでした。」
彼女は重い溜息をついた。
槍兵「あなたが私を加えたいとお望みでしたら、お引き受け致します」
槍兵「ただ私たちは極論、何か面白い事を起こしたいだけなのです」
ヨミ「ここから何か必ず面白い事が起きるじゃろう」
⇒槍兵が仲間に加わった!

――宝探し(町メニューにて)――
私は風景の中に隠した古い貨幣を幾らか持っている。
迷宮の主が護衛を維持できなかったと仮定するならば、襲撃を仕掛けるのは良い考えだ。
私は、セリならば宝を探す為に立ち上がるであろうことを分かっている。
ヨミ「やあ、セリ」
セリ「やあ、ヨミ、もう出発の時間か?」
ヨミ「いやいや、今日は迷宮には潜らぬ」
セリ「では、どこに行くつもりだ?」
ヨミ「どこか、じゃな」
セリ「それを曖昧にしておくのか」
ヨミ「とにかく来い。おぬしが気に入ると私が約束しよう」
セリ「やれやれ・・・」
せり「それでは、行こうか」
町を出ても尚、セリは困惑しているようだ。
セリ「何故こんなところに?」
セリ「草むらばかりで何もないじゃないか」
ヨミ「うむ、だが、ここなのじゃ」
ヨミ「この辺りを探せば、まだ・・・」
私は草場に跪き、辺りを探る。
セリ「お前はいったい何を探しているんだ?」
ヨミ「入口じゃ」
セリ「どこに入口が?」
それから私は草場の間に小さな石を見つけた。
ヨミ「おぉ、あったぞ!」
セリ「ただの岩だろう?」
ヨミ「よぉく見ておれ・・・」
その表面に刻み込まれた模様が輝き始める。
轟音と共に、私たちの足元の地面が揺れ始める。
セリ「何が起きたんだ?!」
やがて、地面から階段が姿を現した。
ヨミ「私には風景の向こう側の秘密の部屋に宝物を保管する習慣があったのじゃ」
ヨミ「まさしく、このようにな」
セリ「財宝、といったな?」
ヨミ「うむ。私の為に頭を下げぬ訳にもいくまい?」
セリ「まったくだな!」
ヨミ「おぉ・・・」
ヨミ「私が設置した呪文はまだ機能しておるようじゃな」
ヨミ「さて、私はここに何を入れておったのか・・・」
?「関係ないわ!」
セリ「なんだ?誰かここにいるのか?」
猫「その通り!」
猫「ご主人様は秘密の宝物庫を守るようにとしっかり言った!」
ヨミ「私は誓うが、この迷宮の主が強く保護していない物の筈じゃが?」
セリ「こいつ猫だぞ、ヨミ・・・」
セリ「私たちはこいつを張り倒して財宝を取る事はできないのか?」
ヨミ「まず無理じゃな」
ヨミ「あやつは確かに恐ろしく手ごわい」
猫「ボクは昼寝してたから、警告だけはするけど・・・」
猫「今すぐ退くか、私の爪の餌食にしてあげる!」
>>今は退こう。
ヨミ「今日は危険を冒すまい」
セリ「お前がそういうなら・・・」

――イザベラとお話――
ヨミ「さて、イザベラよ。私はおぬしがこれを覚えておると確信しておる」
イザベラ「これは踊り子の衣装・・・」
イザベラ「私たちはあなたがご不在の間、多くの祭典を催してはおりませんでした」
イザベラ「ですが、どなたがこのドレスをお召しになるのでしょうか?」
ヨミ「誰じゃろうな?」
セリ「私は祭りで踊った事など、ましてやドレスを着て等一度もないぞ」
ヨミ「分かっておる。この町の踊り子に選ばれるというのは大変名誉な事なのじゃぞ、セリ」
ヨミ「おぬしだって誰もがっかりさせたくはあるまい?」
そこでセリは宿屋の皆が自分を見ている事に気づく。
セリ「・・・しょうがないな」
・・・
伊三部ら「私たちにはたった今、我らが町の踊り子が誕生いたしましたわ!」
イザベラ「誇りになさいませ、セリ様!」
セリ「ど、どうやったらこれを着て誇りに思えるのだ・・・」
彼女の胸の飾りが彼女の身振り全てに危うげに揺れる。
セリ「この衣装のどこに踊りの為の実用性があるんだ?!」
イザベラ「御座いません」
イザベラ「何故かは存じ上げませんが、最も巧みな踊り子がそれを選んで着ておられました」
イザベラ「ですからあなたは飾りを置き、踊らなければなりません」
セリ「し、しかし・・・私にそんなことはできない!」
イザベラ「あなたなら成し遂げて下さると信じております」
「・・・」

――宝物庫の猫と再会――
>>宝探し
ヨミ「宝物庫に戻るぞ」
セリ「お前の頼みなら」(仰せのままになど)
少しばかり歩き、元の場所にたどり着いた。
猫「もう警告はしたからね!」
猫「引っ搔かれる準備はできた?!」
完膚なきまでに敗北したその猫は、ただ私たちを見上げた。
彼女は見るからに恥ずかしがっていた。
猫「うぅ・・・私の敗け・・・」
猫「ついでに服も全部ボロボロになっちゃった・・・」
猫「ご主人サマはボクの扱いが凄く粗いからなぁ・・・」
猫「今も頭は撫でてもらえないし・・・」
猫「それに新しい服なんて・・・」
彼女は恥ずかしそうに自分を見下ろした。
私は思わず、目線をそこに向けてしまった・・・
それはとても良い、目の保養となった。
ヨミ「おぬしの主人はおぬしに新しい服もくれないと言ったかの?」
猫「いや、そうじゃなくて・・・」
彼女は自分を見下ろす。
猫「ここ、寒いんだもん・・・」
ヨミ「私に罪悪感を与えようとしてはおらんか?」
猫「え、えぇっと、キミが諦めてここを離れてくれたら、ボクは宝を守れた事になるんだけど・・・」
猫「迷宮の警備は私の役目じゃないし」
猫「だ、だから、諦めてくれない?」
ヨミ「これは私の宝物庫じゃからな、無理だのう」
猫「うぅ・・・」
彼女は本当に困惑しているようだ。
猫「これからどうしよう・・・」
猫「新しい服は欲しいし・・・」
セリ「これにはさすがに罪悪感を禁じ得ないな・・・」
セリ「ヨミ、こいつの為に何かしてやるべきだとは思わないか?」
ヨミ「うむ、ここにこやつを置いておくわけにもいかんしのう・・・」
ヨミ「そしてこやつが身ぎれいにしたいのであれば、うちのイザベラなら幾らか整えられるじゃろう」
ヨミ「じゃから、私には特に問題があるようにも思えぬ・・・」
セリ「頼む、こいつの為にそうしてやってくれ・・・」
セリ「ついでにこの迷宮から遠く離れた場所に送ってやってくれ」
セリ「私はこいつの主がこの状況を見て、こいつに良くしてくれるとは思えないからな・・・」
猫の娘は激しく首を縦に振った。
猫「ご主人サマは特に弱い魔物に対してとても意地悪で・・・」
猫「ボクたちは階層守護の皆からいつもいじめられてる・・・」
いま、彼女はとても哀しそうだ。
猫「ボクが宝物の守護に成功したら、昇格してもらえる筈だったんだ・・・」
猫「でも今、ボクは低階層に配置されてる・・・」
ヨミ「よし、よし・・・良く分かった」
ヨミ「何かここ以外でおぬしを世話してくれる者はいるかの?」
猫「え、えぇっと・・・ボクには他に行くアテもなくて・・・」
猫「だから自分の手持ちで何とかしなきゃいけないのは、ボクも分かってはいるんだけど・・・」
ヨミ「町についてある程度は知っておるのか?」
猫「うん・・・でもほとんどの魔物の子たちは迷宮から離れるわけにもいかなくて・・・」
ヨミ「ふむ、何故いかぬのじゃ?」
ヨミ「そやつにヨミがおぬしを送ったと伝えると良い」
猫「う、うん、やってみる・・・」
猫「お宝は取っても良いんじゃないかな」
彼女は起き上がり、私たちと宝のある部屋を離れた。
セリが素早く宝箱を開ける。
セリ「・・・空だ」
ヨミ「あぁ、そうか」
ヨミ「私はこの部屋には何も置いてはおらんかったようじゃな」

――地下4階ボスフロア――
私たちが扉を開けると大声が鳴り響いた。
セリ「人を驚かせる為にこんな事(攻撃)を・・・」
セリ「誰が私たちを待っているのか見てみるか」
私たちの前の机についている魔法使いは本に顔を埋めている。
少しして、彼女は私たちに気づいた。
魔法使い「何をしにここに来たのですか?」
魔法使い「重要な報告が無いのでしたら、あなたの持ち場に帰りなさい!」
彼女はため息をつく。
魔法使い「深刻ね、静かに自分の研究もできないなんて・・・」
ヨミ「我々は何もここに報告をしに来たわけじゃないんじゃがのう」
ヨミ「もっとも、この後おぬしに報告に来るもの等、誰もおらんのじゃがな」
セリ「お前が扉に掛けた呪文を教えろ、魔法使い」
セリ「私たちはより深層に潜る事を望んでいる」
魔法使い「そうね、侵入者さん。これについては私が何とかした方が良さそうね」
彼女は別の大きな本を取り出す。
彼女がそれを開くと、その中から小さく瞬く光を放つ。
魔法使い「もちろん、あなたはこの無益な戦いで私の時間を浪費させなければならなかったのよね・・・」
魔法使い「確認しておくけれど、私の攻撃は殺傷はしない」
魔法使い「あなたは苦しい授業を受ける必要があるわ」
ヨミ「魔法使いよ、おぬしにそれができるか、見せてみよ」
ヨミ「我が従者たちは遠くに離れておれ」
ウサギの娘は覚束ない足取りで立っているように見えた。
ウサギ「わ、私は逃げたりしない・・・」
誰かが私の発言に呼応して、彼女は自分の頬を吊り上げる。
猪「ボクが逃げるもんか!」
スライム「私・・・も、魔法は・・・怖い・・・」
スライム「私は・・・諦めたり・・・しない・・・」
私の猫は爪を見せびらかし始めた。
猫「ボクがお前の舌を握って、何の呪文を唱えられるか見てやろうじゃない!」
槍兵「今こそ私がお前に報いる為の機会を得た・・・」
槍兵「この槍が正義を下すでしょう」
魔法使い「あなたたちはとても強気ね。分かったわ・・・」
魔法使い「あなたたちには謙虚さについて説く必要がありそうね」

――ボス戦勝利後会話――
敗北した魔法使いはそこに横たわり、憤慨している。
彼女のローブはボロボロで、明らかに・・・『アレ』だ。
私は彼女が不安げに見える事について言う事は出来なかった。
魔法使い「えぇ・・・」
魔法使い「あなたたちは私の想像以上に強かったわ・・・」
彼女は大層努力して背を向けようとしている。
ヨミ「私に呪文について教える気になったかの?」
彼女は反抗的に、ただ後ずさる。
魔法使い「あなたに呪文を教えたら・・・私に背を向けてくれないかしら・・・」
ヨミ「私はおぬしの敗北の知らせがこのダンジョンを駆け抜けるであろうことを確信しておる」
ヨミ「おぬしはすぐにこの場から離れるのが最善じゃな」
魔法使い「この迷宮の主は私が離れる事をお望みではないわ・・・」
魔法使い「だから私は呪文を諦めるわけには・・・」
ヨミ「私はおぬしを地上に連れて行かねばならんと思うておる」
ヨミ「信じてくれ、私はおぬしから呪文を得る方法など幾らでも知っておる・・・」
私は体を傾け、彼女の胸の真ん中に指を押し当て、彼女の胃の辺りまで這い下ろした。
ヨミ「おぬしは私がそうせねばならぬ事を望んでおるのか?」
彼女は先ほどより少し敵対心を失っているように思えた。
ヨミ「おぬしが我々の手助けを決心してくれるなら、私はおぬしに安全を約束してやれる」
ヨミ「私たちは地上に脱出する手段を持っておる」
ヨミ「ここから、お主が望めば何処へとでも行ける」
ヨミ「じゃから、私たちを助け、おぬしを助けさせてくれ」
ヨミ「公平の取引の様には聞こえぬか?」
彼女はそれを受け入れる事を嫌がってはいるが、私の考えは彼女に届いている。
魔法使い「そうね・・・」
魔法使い「私はもう負けたわ・・・」
魔法使い「どちらにせよ、あなたが誰で、何故ここに居るのかわからないもの・・・」
魔法使い「だから、私の置かれた状況がこれより悪くなる事はないわね」
彼女は重い溜息をつく。
魔法使い「分かったわ」
魔法使い「あなたに呪文を授けましょう」
魔法使い「近くに来て」
身を寄せると、彼女は私の耳元で言葉をささやく。
セリは興味津々にただ見ていたが、盗み聞きまでしたくはなかった。
魔法使い「これで・・・」
魔法使い「呪文はこれからあなたのものね」
魔法使い「あなたの望むままに・・・」
ヨミ「案ずるな」
私はワープストーンを彼女の手に置いた。
魔法使い「これは、ワープストーン?」
魔法使い「でも・・・」
ヨミ「地上へと戻るのじゃ!」
よみ「ここから、おぬしの安全な場所へ」
⇒解錠呪文を手に入れた。

――扉にて――
私は呪文を唱え始める。
魔法文字は私の前で回りはじめ、正方形を形作った。
その文字は扉の表面に刻まれていき、ゆっくりと消えていった。
私が扉の周りから感じていた魔力はすぐに霧散した。
ヨミ「よし、扉は今解錠されたぞ」
セリ「呪文を唱えている最中のお前は魅惑的だった・・・」
セリ「私には魔法の才などないが、それを行使する者たちを見るのは大好きなんだ」
セリ「お前の僕として私がそれを使える事は分かっているが、何とも不思議な感覚だ」
ヨミ「セリよ、魔法は誰でも使える」
ヨミ「それは単に記憶力(根気)の問題じゃな」
ウサギ「キミが魔法を使いたいなら教えるけど・・・」
ウサギ「私はたくさん呪文を知ってますし」
セリ「ウサギ、私もやってみたいな」
猪「ここに居る面子だと、お前とボクは似てると思ってたんだけど・・・」
猪「目の前の敵が倒れるまでぶっ叩くだけだよな、騎士!」
セリ「そのやり方では全てには対応しきれないんだ・・・」
スライム「まず・・・何にしても・・・多くの可能性を・・・考えないと・・・」
セリ「それに賛成だな」
猫にとって本当に気に食わない何かがあったようだ。
セリ「わかったわかった、お前は自力で魔法を使えるが、私にはできないからな」
セリ「だからそんな顔はしないでくれ」
槍兵「魔法はもう一つの武器です」
槍兵「もし不相応な力を持ってしまえば、それが諸刃の剣ともなり得ます」

4F完了

東京クランプールのトロコン完了ついでにトロフィー条件・攻略の簡易解説をば(´・ω・)

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詳細情報は攻略サイト等に幾らでも転がってるからね、しょうがないね(´・ω・)
Sakura Dungeonの和訳は章に入って早々にイベントが続くとたじろいで1~2週間は翻訳作業が止まる事があります(今が正にソレ)。ごめんなさい。

さて、本題に入ります。
このタイトルのトロコン条件は概ね以下の事項を満たす必要があります。トロコン難易度はModerate寄りのHardです。バージョンは最新環境のみを対象とします。

1.メインシナリオクリア
2.国会での法案半数以上可決(51%以上賛成なら可決されます)
3.国会での難易度「Hard」開放・ラスボス2連戦のみHard適用
⇒10章ラスボス前での変更必須。9章、10章に入った直後でセーブを分けておきましょう
4.モンスターリストコンプリート
⇒余章で出現する竜術士(瀕死かつ単体で変身する。変身対象はランダム)でやや手間取りますが、他は全寄り道ボスも含めて倒せば大抵完了できます。
5.クエストクリアコンプリート
⇒最新バージョンでは時限式のクエストが存在しないので、詰み要素ではありません。
6.オールレベル200以上
⇒国会でレベル上限100追加、EXPダブル両方を可決させて、余章で探索していれば勝手にレベル200以上になります。余章ラストも含めてレベル200あれば余裕です。
7.デジスキン(ジョブ)コンプリート
⇒国会のデジスキン開放を全種行えばOK。
オススメスキン
主人公:パラディン
チヨ :ダークナイト(EP不足分を全て消費0のダークアックスで埋めると便利)
ホタル:初期ヒーラー
ミクリ:ダークナイト
8.プレシャス30個鑑定
⇒普通に進めていれば終わる
9.エーテル感応30回
⇒エーテル感応を対象任意で累計30回。
10.ガジェッティア30体製造
⇒パーティーメンバー育成の過程でまず終わる
11.ガジェッティア30回進化
⇒終盤までには終わると思う。進化素材はやや貴重なので気を付けましょう
12.ガジェッティア30回強化
⇒強化素材はソコソコの頻度で入手可能なのでそれほど神経質にならなくても良い
13.ガジェッティア30回プレシャス化
⇒他のトロフィーを集め終わった後にでも。プレシャス化自体にそれほどメリットがない
14.レンリツ聖顕100回
⇒終盤に序盤の階層に入り、戦闘中にガジェッティア1体ずつレンリツさせていけば1戦闘あたり10回以上は稼げるので、全員5体装備できてから真面目にやれば10分~15分で終わる
15.100コンボ達成
⇒道中で10~20ヒットなどをたたき出せる装備・ガジェッティアが手に入るので、適度に体力のある雑魚に対して待機を連発してEPを999(カンスト)まで溜めてから全員でスキルを叩き込めば簡単。
16.モンスター5000体撃破
⇒早期から戦闘中のスキルリストを固定化できれば、Rトリガー2回~6回で戦闘が終わるので歩き狩りをクリアまで続けていてもそれほど苦にならない。


オススメ装備など(有用スキルについては後述)

武器:
片手剣で黄金の剣や天獄の剣だったかについている二刀流限定スキル「黄金時代」が結構優秀。
杖なら2章で入手可能な祝福の杖の国宝以上なら全体回復可能で、終盤だと大地の杖(五穀豊穣)は超有用。ホタルにEP増加系のスキル山盛り+該当の杖、という取り合わせでEP300以上を確保できれば、単一スキル3~5回発動の鎧を装備させるだけで毎ターン3000~10000回復してくれる化け物が完成する。
後は基本的に単体攻撃スキルより全体攻撃スキルの方が便利な場合が多い。
終盤に聖者の杖(デストルネード使用可能)を拾えたらチヨにでも。

頭部:
力のかんざし⇒黄金の髪飾り⇒サムライカンザシが優秀。サムライカンザシの超パワーアタックは「攻撃力」が3倍になるスキルで使用EPは190固定(EP消費が250あるスキルであろうと190固定)。中盤以降はホタル以外の頭装備はサムライカンザシで固定した。ガジェッティアの調達さえうまくいけば、早い段階から万単位のダメージをたたき出せるようになり、状況を作ってやれば最終的に数百万のダメージをたたき出せるようになる。

胴体:
金竜の鎧(スーパーノヴァ)は本当に優秀。EP消費300だが3~5回単一スキルを使用できるのでホタルはスーパーノヴァ使用可能な金竜の鎧を入手した瞬間からコレで固定。
アタッカーには物攻・魔攻上昇系の鎧を着せてやると基礎値が伸びるので良い。
ホタルを中心に素早さをトップに立たせてやると、いの一番に回復行動を取ってくれるのでオート戦闘を非常に安定させられる。

足:
お好きにどうぞ(´・ω・)


終盤まで多用したスキル
0.消費EP固定・複数回行動系
以下のスキルが該当する
ねらいうち・一撃入魂・一撃必殺神話
パワーアタック・ハイパワーアタック・フルパワーアタック・超パワーアタック
ダーティアタック・スーパーノヴァ・ビッグバン
ダブルアタック・トリプルアタック・フォースアタック・ファイブアタック
例:超パワーアタックならEP消費190で「任意の」通常攻撃系スキルを3倍の攻撃力で使える

1.黄金時代:単体倍率50×10回。とにかくボス戦で重宝する。余章では増幅玉やEP蓄積などのセットアップを済ませてやると1ターンで100万以上のダメージは堅いので他はどうでも良くなる
2.デストルネード:聖者の杖(国宝以上?)で使用可能。全体倍率200×3回という破格の火力。入手時期はかなり遅いが強力。
3.冥界の炎:火属性ガジェッティアランク20で習得。全体倍率400×1回とかなり好条件なうえ、装備に依存しないという利点がある。
4.永久凍土:水属性ガジェッティアランク20で習得。全体倍率380×1回。主人公に撃たせる全体攻撃系として使用。
5.世界崩壊:土属性ガジェッティアランク20で習得。全体倍率100×4回。火力的には「3」「4」と変わらない筈。優秀。
6.女神の微笑:全体回復。EP消費110と序盤以降でギリギリ使える位。1回で1000程度は回復するので終盤近くまでHP回復に困らなくなる。
ちなみにランク20(MAX)のガジェッティア使用コストは199。

中盤(EP190・EP300以上)以降のコマンド構築について。

主人公(パラディン)属性:水
1:超パワーアタック>黄金の一閃(全体火力系)or黄金時代(単体倍率50×10回)
2:超パワーアタック>同上
3:超パワーアタック>同上(EPが190の倍数に乗ったら次を追加)

チヨ(ダークナイト)属性:火
1:超パワーアタック>全体攻撃最大火力系スキル(デストルネードとか)
2:超パワーアタック>同上
3~8:ダークアックス(EPが380以上になったら3まで超パワーアタック)

ホタル(エンジェル)属性:木
1:スーパーノヴァ>女神の微笑or五穀豊穣(ぶっちゃけ女神の微笑で十分)
2:同上

ミクリ(ダークナイト)属性:土
1:超パワーアタック>世界崩壊(全体倍率100×4回)or黄金時代
2:超パワーアタック>同上
3~8:ダークアックス

上記のセッティングなら7割方の敵は1ターンでほぼ全滅。タフな敵で3ターン以内。
※超パワーアタックはEP消費190なので、待機を使用してカンスト値の999で繰り返せば最大5セットまで放てる。

高ダメージを出すなら・・・
超パワーアタック×増幅玉(AGIトップにしたホタルが使用)⇒主人公・チヨ・ミクリの超パワーアタック(1~2ターンホタルに無敵アイテムを使わせてEP蓄積に使うと尚良し)
大体はもうこれだけで良いんじゃないかな。
これを余章ラスボスまでエンドレス。終わり。


ようやくAVT-C875を購入したのでGPD-Win2の実機動作状況をザックリ投稿していこう(`・ω・)b

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文字でどれだけ書いてもどの程度の水準で動作してるかなんて、スペックを想定できる人以外良く分からんのだし、実際に動作している環境になるだけ余分な負荷を掛けずに紹介していきたいなぁ・・・

・・・という考えはGPD-Win2購入当初から持っていたのですが、免許やらなんやらで中々懐に余裕がなかったこともあり、今に至りました。

 ひとまずGPD-Win2で遊べて楽しめると感じたタイトルを長短はともかくとしてエンドロールまで流していく動画を投稿してみる事にしました。
 あとはPS4やVitaTVなどを利用してトロコンを目標とした動画の録画にも使用するつもりです。そのくらいの用途を以て買わないと、結局漬物石や文鎮に成り下がってしまいますし。

 ということで、今回は初心者からベテランまで楽しめる弾幕系シューティングの「Deathsmiles」を1キャラ、クリアまで流しました。フレームレートは画面右上に表示はしてみたのですが、如何せん小さいので何か対策すべきかな、といったところ。その他はなるだけ実機環境そのままで外枠等の加工はほぼしない予定(綺麗にしては意味がないので)。
実機サイズでの画面の寸法は、縦約7.4㎝、横約13.2㎝ですので、実機サイズが気になる方は定規や型紙などでフレームを作って比較してみてください。

投稿そのものはエンコード・アップロードが済んだら即座に行う予定ですので、今しばらくお待ちくださいませ。

記念すべき1本目。

GPD Win2で次に何を撮ろうか(´・ω・)

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現在これかなぁと考えていてライブラリにあるタイトルは概ね以下のものです。

1.AIRHEART(ローグライク系の見下ろし飛行機シューティング)
2.The Banner Saga(北欧神話?のSRPG)
3.Bastion
4.Darkest Dungeon(やるなら一周クリアしてから字幕解説でも入れつつやるか)
5.DarkSiders(1か2。1は公式日本語化されていて楽ではある)
6.怒首領蜂大復活(Ver1.51でヒバチ出現を最低目標に。画面枠の拡大方法が分かった為)
7.むしひめさま(ほぼ同上。ヒバチは出ないけども)
8.Dragon's Dogma: Dark Arisen(やるなら1周クリアしてから)
9.Fallout4(ピッキングは表示されない事を示してからコンソールでUnlockを挟む。)
10..hack//G.U. Last Recode(の1作目。チュートリアル完了後にレベルを上げてから)
11.Hollow Knight(もう一度通して、概ね3周目のノーマルエンドまでを通し)
12.Into the Breach(面白そうなので手元にはある)
13.The Last Remnant(結構長そうなので序盤の2~3時間)
14.MoonLighter(ゼルダ系。)
15.Prototype(結構ヌルヌル動く。1周やってみて短縮できそうなら)
16.Sakura Dungeon(ブロマガの意訳文を読んでる人が増えてきて、奮起も兼ねて)
17.Sundered
18.The Surge(ただこれ、超序盤のチュートリアルの戦闘後位からメモリ不足っぽい落ち方をするので最後まで遊べるかは不明)
19.ELEX(結構面白いので、メインシナリオを主体にゴリ押せたら。サブクエストで現在レベル上げをしている最中。難易度は戦闘が長引くので基本イージー)
20.This War of Mine(面白そう)
21.Transistor
22.The Vagrant(一周はしているので、やるなら3周目)
23.Battle Chasers: Nightwar(これかなり良さげ。GPD Win2のスペック的にもギリ)

steamゲーのAirHeartをノーマルクリアしたのでレシピリストなど(´・ω・)

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結構楽しく遊べたタイトルでした。ローグライクといえばローグライクなのですが、ノーマル難度の場合は武器・アーマーのチョイスさえ誤らなければクリア可能です。

 オススメ:

プライマリ
序盤~中盤:ガトリング砲(秋~冬の入口辺りまでかなり活躍する長射程広範囲武器)
中盤~終盤:プラズマブラスター(単発火力の高いマシンガン。射程も長く終盤も頑張れる)

セカンダリ
序盤:(ガトリング砲があれば後は要らないんだよなぁ・・・)
中盤:ロックガン(ロック距離はやや短いが殲滅力は中々。秋エリアまでなら抜群)
終盤:シーカーミサイル(ラスボス含め大体の戦局をこなす優等生。引き撃ちや弾幕に)

胴体:
序盤:フィッシャー(金策用に「魚レーダー」を使用)
中盤~後半:タロン(射程ギリギリに敵を捉える為の「敵レーダー」。地道な殲滅に必須)
ラスボス:ウェルシィ(マイナス効果もなく使い勝手が良い。パッシブは素材回収距離延長)

エンジン:
序盤:低速のもの
それ以降:高速のもの

翼:
序盤:ハンマーヘッド(武器を2種装備可能な為)
それ以降:ダガーティップ・デビルウィング(足を速く)

大体このような感じでした。以下はレシピ一覧です。
レシピ一覧では、筆者が作成した順番に番号を振っており、派生レシピに必要な素材のうちベーシック素材以外は番号を記載しております。
ベーシック素材のうち名称の長いものには以下の略称を用いました。
金属スクラップ:金ス プラスティック:プラ プラズマクリスタル:クリ
コンプリートには至りませんが、アイテム作成に迷った時などにご利用ください。

  素材

番号 01  02  03  04  05  名称
01 金ス  金ス  金ス          金属箱
02 火薬  火薬  金ス          小弾薬
03 01  02  パイプ         マシンガン
04 火薬  火薬  火薬          爆発物
05 火薬  火薬  金ス  金ス      ショットガン砲弾
06 01  01  01          ヘビーエンケース
07 火薬  火薬  パイプ パイプ     ロケット
08 火薬  火薬  火薬  パイプ     大口径弾薬
09 パイプ パイプ パイプ         パイプフレーム
10 金ス  金ス  パイプ         金属ホイル
11 01  パイプ 07          カオスバッテリー
12 金ス  パイプ パイプ パイプ 01  シュラプネルキャスター
13 金ス  パイプ パイプ パイプ ??? 機体関連
14 マシン マシン 01          リピーター
15 10  01  パイプ 金ス      飛行機アーマープレート
16 金ス  パイプ パイプ         ライフルバレル
17 未記載
18 金ス  金ス  パイプ パイプ パイプ 長バレル
19 07  マシン 06
20 16  16  01  02
21 08  マシン 01          大口径弾倉
22 05  マシン 01          ショットガン弾薬
23 01  22  パイプ         スカイスウィーパー
24 パイプ パイプ 10          ロータリー
25 10  09  金ス  パイプ     翼ホイル
26 06  19  25          巡航ミサイル
27 10  パイプ 04  マシン     飛行機エンジンブロック
28 27  24  マシン 04      スカイホーク287
29 パイプ 06  10  マシン     鉄筋
30 15  09  29  04      タロン
31 06  25  09          フィッシャーウィング
32 プラ  プラ  プラ          熱可塑性プラスチック
33 電源  プラ  マシン マシン     エナジー変換機
34 06  33  14          ライトニングキャノン
35 27  32  24  24      機体関連
36 パイプ マシン グラス         スコープ
37 06  33  グラス 36      ソーラーレーザー
38 マシン グラス マシン         ターゲッター
39 25  38  09  32      ストーム
40 01  21  16  38      ロックガン
41 06  21  36  18      ロングストライクキャノン
42 16  16  16  マシン     マルチバレル
43 06  06  06          チタンエンケース
44 プラ  グラス プラ          ケプラー
45 パイプ マシン 電源  マシン     ポンプシステム
46 01  金ス  マシン 45  24  ボルトキャノン(同名称武器が複数)
47 グラス グラス グラス         窓ガラス
48 44  47  33  42  25  ダガーティップ
49 04  04  01          爆弾
50 49  49  49  19  43  アトミックロケット
51 火薬  火薬  火薬  クリ      プラズマボール
52 51  43  32          プラズマ弾倉
53 06  52  16  14      プラズマブラスター
54 15  33  44  47  29  ウェルシィ
55 06  19  38          名称未記入
56 マシン マシン グラス クリ      クロノスコア
57 51  32  06          液体炎
58 43  57  45  16      マグマカタパルト
59 43  57  49  29      名称未記入
60 43  57  18  29      火炎放射器
61 43  15  15  32  47  ガーディアン
62 27  27  24  32  47  スタリオンEN38
63 27  24  32  24      ホバージェットF9
64 06  45  49          機雷ランチャー
65 06  25  09          フィッシャーウィング
66 27  24  マシン 04      スカイホーク7287

※そしてクリア直後に新規データで開始し、チュートリアルを完了させると直前(ラスボス討伐時の挑戦分)の収穫・漁獲による素材・資金を次の周回に持ち込めます。多分バグです。

ひとまずこんなところです(´・ω・)ノシ

Sakura Dungeonの意訳でもすんべや(´・ω・)地下5階まとめ(2018/11/10)

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今回長かったよ(´・ω・)

<<進捗一覧>>


―5F扉ヨコ―
私たちは闇の中で小さな唸り声を耳にした。
セリ「・・・あれはなんだ?」
小さな、毛皮のキツネが現れ、甲高い鳴き声を上げている。
セリ「おぉ・・・」
セリは膝をついた。
セリ「可愛いじゃないか・・・」
セリはそれに近寄る。
そのキツネは彼女の手を物珍しそうにクンクンと臭いを嗅ぎ・・・
突然、彼女の指に噛みついた。
セリ「うわっ!何をするんだ?!」
素の化け物は廊下の向こうまで後退し、何者かの腕の中に飛び込んだ。
獣使い「いい子だ!私たちが倒すべき敵を見つけたか!」
獣使い「私たちがあいつらをやっつけたら絶対、特別におなかをたくさん撫でてやるからな!」
ヨミ「我々の手元には戦が現れたようじゃな」
セリ「そんなことは分かっている!」
セリ「戦闘準備!」
彼女はひどく個人的な理由で噛まれていたように見える。

―すぐ横のテレポーター―
セリ「別のテレポーターか・・・」
セリ「これが各階層ごとに無いというのは残念だな」
ヨミ「そうじゃな。進捗を維持する唯一の方法は、一度に複数の階層を推し進める事じゃ」
ヨミ「しかし、我々はこれで2度目の進展を迎えたわけじゃな」
セリ「あぁ。この進展の速さには驚かされる」
セリ「これまでに組んだことのある探索パーティーの足取りはもっと緩やかだったからな」
セリ「奴らは面白くもない。本当だ」
ヨミ「そうなのか?何があったらおぬしが最期に分かれたパーティーでそんな遅れが生じるのだ?」
セリ「私は迷宮の入口の前で数週間もキャンプを張る事に飽きてその場を離れたんだ」
ネコ「それは本当に暇そうだなぁ・・・」
猫の集中がどれだけ気移りしやすいかは想像に難くない・・・
私は彼女が長期の遠征に堪えられるとは到底思えない。
猪「そういう時はお前がそいつらの頭をぶっ叩いて、急げって言えばいいじゃないか!」
セリ「お前は何にしても思慮に欠けているんじゃないのか?」
セリ「信用するか否かだけでは、すぐに多くの敵を作ってしまう」
猪「むしろ私は馬鹿みたいに周りを待つような考え方は持ったこともないね!」
スライム「私は・・・速さに欠けても・・・心配しない・・・」
セリ「あぁ、私たちがみんなスライムの様に生きているわけじゃないからな」
スライム「多分・・・お前は・・・学ぶべき・・・」
スライム「落ち着くために・・・」
槍兵「私は警備の役務で長時間立っていたこともありますから、それだけ待たされるという事がどれだけ苦痛なのか分かります」
槍兵「最長で、私は過去に数年間経ってもまだ同じ場所に立っていた事もありました」
セリ「探索に失敗する事自体はそれ程悪い事だとは感じなかったようだ」
セリには冒険についての苦い経験が幾つもあるようだ。

―宿にて―
イザベラ「謙虚なるご主人さま、よくお戻りになられました」
ヨミ「女将よ、また会えて嬉しいぞ」
イザベラ「あなたにお客様がお見えです」
ヨミ「客じゃと?誰がそうなのじゃ?」
イザベラ「良く分かりませんが、彼女はあなたに会わなければならないと申しておりました」
イザベラ「あなた様との古いパートナーであったか、それとも何か縁のある方なのか・・・」
イザベラ「いずれにせよ、彼女は間違いなくあなた様について知っているようでした」
イザベラ「もしお会いになられるのでしたら、彼女は外で待っているそうです」
ヨミ「ほかにやる事もないしのう」
ヨミ「そやつらが何者か見てくるとしよう」
私が外まで足を運ぶと、私の耳に怒鳴り声が鳴り響いた。
?「そこに居たの!」
背は高く、黒い肌をした女が前に居る。たなびく髪はその肩まで流れ落ちている。
彼女が私を見て喜んでいるかどうかは分からない。
?「ヨミ、今の今までどこにいたのよ!」
?「百年経っても私の村には顔も出さないし・・・」
?「今になって、あなたの従者からあなたの帰りを教えられたわ!」
ヨミ「おぉ、ごきげんよう、シルヴィ」
ヨミ「しばらくぶりじゃな?」
シルヴィ「何がし・ば・ら・く、よ!」
シルヴィ「どうしたらあなたが封印なんてされるのよ!」
シルヴィ「どれだけあなたに聞きたいことがあるか、あなたには分からないでしょう!」
ヨミ「信じておくれ、私の記憶は今、あまりアテにはできんのじゃ・・・」
ヨミ「じゃから、私もおぬしに聞きたいことが山ほどある」
彼女をじっと見つめた。
ヨミ「おぬしを見る限り、おぬしは良い女子に育った様じゃな」
たしかに、彼女にこのような形で出会った事は衝撃的だ。

最期に彼女を見た時は、私の膝の丈程だった。
シルヴィ「ヨミ、私にとっては数百年しか経っていないようなものだけど・・・」
シルヴィ「それで、誰にやられたの?」
彼女のまなざしに魔力が迸るのが見て取れる。
彼女は間違いなく、私の不在の間に魔術の芸当に関する訓練を積んでいる。
シルヴィ「あなたが誰に封印されたのか知りたいの」
ヨミ「生憎、覚えておらんのじゃ、すまぬ」
ヨミ「それが誰であったとしても、死んで長い事経っておるじゃろう」
ヨミ「結局、彼らは人間でしかない・・・」
シルヴィ「そう・・・」
シルヴィ「私は、私が敬う人の名誉を守る事さえも叶わないのね・・・」
彼女は全くその気性を失っては、いないようだ。
ヨミ「そういえば、おぬしの村はどうなっておる?」
シルヴィ「健在よ・・・」
シルヴィ「以前あなたが私たち皆を助けてくれてから、繁栄を築いているわ」
シルヴィ「そして・・・もう、村ではなくなったわ」
シルヴィ「多くの謎が秘められた大都市に」
ヨミ「そうか・・・」
ヨミ「おぬしは私の不在の間に、本当に繁栄させたのか・・・」
シルヴィ「でも、あなたが居た頃とは似ても似つかないわ・・・」
シルヴィ「あなたを見失ってからの事は想像もつかないでしょうね」
シルヴィ「ある日忽然と消えてしまって・・・」
シルヴィ「私は貴方のみに何が起きたのか分からなくて、本当に苦しかった」
ヨミ「あぁ、今、私はここにいるとも」
ヨミ「おぬしが心配する必要はない」
シルヴィ「ここに居てくれて良かった・・・」
シルヴィ「それで、あなたの迷宮を取り返そうとしてるって聞いたのだけど?」
ヨミ「うむ。私は現在それに尽力しておる」
シルヴィ「私も連れて行ってくれないかしら」
彼女がもう幼子ではないのだと考えるのは中々に難しい・・・
ヨミ「そうじゃな・・・私はもう約束を違えることはせぬ・・・」
シルヴィ「じゃあ、決まりね」
シルヴィ「共に行きましょう、ヨミ」
シルヴィ「今度は私があたなを守ってみせる」
シルヴィ「あなたはもうそれほど力も無いけれど、少なくとも、私が居る」
ヨミ「感謝する、シルヴィ」
ヨミ「それでは、よろしく頼むぞ」
⇒シルヴィが仲間に加わりました!

―おみせ―
シャルロッテ「我らが工房の希望が向上致しましたわ」
シャルロッテ「より多くの道具をあなたに提供できますわ。謙虚なるご主人様」
⇒メンディングトニック、メルティングトニック、そして蘇生薬を購入できるようになりました。

―イベントマスその1―
セリ「さて、この遠征も今のところはうまくやれているな」
セリ「私は普段、これまでにも死と隣り合わせな経験をしてきた」
ヨミ「おぬしは死と隣り合わせにならぬ方法で仕事と接するべきだとは思わぬのか?」
セリ「大丈夫だ、私はそんな経験をするために道を外したりしない」
セリ「それは唯必然的に起こるだろう」
ヨミ「ふむ、もしお主が死と隣り合わせの状況に陥るようなことがあれば、私が何とかしよう」
セリ「感謝する」

―5階入り口左の宝箱―
⇒あなたは水着の切れ端を見つけた!
セリ「・・・」
セリ「今度のこれは何に使うものなんだ?」
ヨミ「おぬしが見つけたのは私のお古の水着じゃな」
セリ「水着だと?」
セリ「何があったら、こんな奇妙な衣装を集める気になるんだ?」
ヨミ「ほかの可能性に対して先入観を持たないことは人生において重要な要素の一つじゃな」
ヨミ「その特殊な服装は大陸において私が入手した中で最も流行っていた」
彼女はその切れ端を伸ばしている。
セリ「これは、あの・・・お前が、ビキニ、とかいっていた奴か?」
セリ「この素材はいったい何でできているんだ?」
ヨミ「この世界で私が知る限りでは、ごく少数の仕立て屋でしか作れぬようじゃ」
ヨミ「それだけ特別だという事じゃな」
セリ「こんな風に何かが浪費されていくのは、なんだか残念だな」
猫「そんなもの放っとこうよ!」
セリ「そうだな、お前の意見を取り入れない理由もないしな」
スライム「なぜ・・・お前たちは、皆・・・服が要る・・・」
スライム「私なら・・・お前たちが・・・望む、服を・・・作れるのに・・・」
セリ「い、嫌だ!スライムでできた服なんて着たくない!」
スライム「なんで・・・ダメ・・・」
スライム「実用的・・・なのに・・・」
槍兵「試された方が良いと思います」
槍兵「お似合いかもしれませんよ」
セリ「私はもうこれが好みでないことは伝えられたと思っている」
シルヴィ「ねぇキツネ、それなら私が着ようかしら」
シルヴィ「あなたの為なら喜んで着るわ」
セリ「名案だな。これで解決だ」
セリ「彼女なら代わりに着られる」
ヨミ「いや・・・私はセリが着るべきだと思う」
セリ「そんな・・・」
ヨミ「先ほど言ったように、おぬしは先入観を捨てるべきじゃ」
ヨミ「この衣装は控えめなデザインを意図してある」
セリ「どうしてか、お前の発言を信用できないな」

―キツネ捕獲―
ヨミ「キツネの精霊は皆あの形と大きさなんじゃろうか?」
ヨミ「あやつは確かに興味深い一例であった」
ヨミ「ここで生まれた魔物は、こことの自然なつながりを持っておる」
ヨミ「特に動物の場合はの」
セリ「恥ずべきことだが、彼女の戦い方は非常に効果的だったと認めざるを得ないな」
彼女は自分の顔に触れる。
セリ「あのような動物からしっぺ返しをまた食らいたいとは言えないな」
ヨミ「セリ。何にせよ形あるものはいつか壊れる」
ヨミ「あれは極論では天職の一つじゃな」
セリ「転職を変えられる唯一の方法ならあるな」
ヨミ「それには超越的な力添えが必要じゃろうな」
セリ「その先は考えない方がいいな」
シルヴィ「超自然を学ぶことは、準備不足で悲惨な目に遭う事もあるわ」
シルヴィ「だから私は経験の念をそれに抱くことを尊重できる」
セリ「私に共感しているということか?」
シルヴィ「これだけはね」

―キツネとの面会―
そこにはむしろ乱暴(粗暴)になっている囚人の一団があった・・・
そしてそのすべてが皆、一つの指の周りに集まっている。
狐「大丈夫よ、大丈夫・・・」
狐「私達にはここから出られるいい方法があるから・・・」
狐「誰も置き去りにしたりしない!」
彼女は戸外の狐の一匹の言葉に耳を傾ける。
狐「ダメ、私たちにそんなことはできない!」
狐「あなたたちを残して自分ひとり自由になるなんて!」
狐「あっ誰か来たわ!」
狐「早く、みんな隠れて」
案の定、彼女を取り囲む小さな動物すべてが、彼女の周囲から姿を消す」
ヨミ「そこでおぬしがやった芸当を教えてはくれんかの?」
ヨミ「これらの小さな仲間をあぞやうまく訓練したに違いあるまい」
狐「あ、あなたにもし訓練技術を教えたとしても忘れてしまうだけよ!」
ヨミ「いや、いや、私はお主から技術を盗むつもりはない」
ヨミ「何か、おぬしのそれで私の為に働いてくれるのでは、とな」
狐「あなたに仕えるということ?」
ヨミ「そうじゃ。私はおぬしに今の主を捨て、新たに私を主として認めてほしいと提案しておる」
狐「そう・・・」
狐「みんなと話してみるわ」
狐「どうしたって、この決断はみんなに関わる事だから」
彼女は彼らが隠れている場所から出てくるように振舞った。
狐「それで、これはね、彼女が私たちに、彼女の為に働いて欲しがっているってことなんだけど・・・」
狐「私たちはどうするべきかな?」
彼らは一様に集まり、小さく唸ったり、吠えて話し合っている。
狐「えぇと、この子たちはそれで良いみたい・・・」
狐「そしてこれは、私たちが地上でもっと過ごしたいという意味でもあるの」
狐「この子たちはお日様の下で散歩するのが好きだから、でも、つい最近までそんなこともできなかったのだけれど・・・」
ヨミ「おぬしたちの好きなだけ、いつでも出歩いて良いぞ」
ヨミ「それで、私たちの交渉は如何かな?」
狐「やるわ!」
狐「私たちは皆、あなたに仕えることを強く望んでいるわ!」
⇒狐使いが仲間に加わりました!
現在のPTメンバー:セリ・槍兵・シルヴィ・猫・ウサギ・狐使い

―イザベラとの会話―
イザベラ「ふむ、ふむ、ふむ・・・」
イザベラ「あなたがどこかでsの衣装をお持ちだと聞いたことがあります」
イザベラ「作業に集中してもよろしいでしょうか?」
ヨミ「もちろんじゃ」
セリは不安げだ。
セリ「私も着ないといけないんだな?」
ヨミ「そうとも、来るが良い」
ヨミ「これも役目じゃな」
セリ「・・・」
イザベラは速やかに修復し、2着の衣装を持ってきた。
セリは彼女から受け取り、それを見る。
セリ「なんて奇妙な衣装なんだ・・・」
・・・
私は予備の寝室から戻った。
セリ「これは・・・これは思ったほど悪くはないな」
セリ「戦闘には不可能と言っていいほど全く向いてないんだが」
イザベラ「認めていただけたようですね!」
ヨミ「確かに。私がこれを着てからしばらく経つのう」
ヨミ「とても着心地が良い」
―狐使いの様子を見に行く―
私は狐使いのしていることについて気になった。
我々は町の近くに、トンネルの連絡網に隣接した厩舎を持っている。
戻ってきて、我々は幾つかの強大な獣をそこに捕えていた。
彼らが暴れることのできない場所に置くのはごく当然のことだ。
狐使いはその者たちの話を聞いて喜んでいた。
厩舎に足を運ぶと、ほったらかしになっている事に気づく。
私は彼女がどこでもなく、ここに居ると確信していた、
ヨミ「おぉい、だれかおらぬのか?」
狐使い「あら、これは首領様」
狐使い「ちょっと待ってくださいね、皆・・・」
彼女の声は厩舎の一つから聞こえてきた。
狐使いが出てくると、私を見てにこりと笑った。
狐使い「首領様、またお会いしましたね」
狐使い「あなたにお返事を伺おうと思っておりました。」
私は彼女をよく見てみると、彼女の服が傷んでいることに気づく。
ヨミ「・・・一体、おぬしに何が起きたのじゃ?」
ヨミ「お主が何かと争っていたように見えるのじゃが・・・」
狐使い「なんでもありません。熊を見つけたので荒っぽく遊んでいました」
狐使い「私は彼に、私の視点から物を見るように説得はしたのですけれど・・・」
狐使い「動物は少し嫌なところもありますが、あなたが彼らとの意思のかわし方をここ得ていらっしゃるなら、とても有効的な子たちなんですよ」
ヨミ「おぬしは野生の動物を適当に捕まえて、この厩舎に入れているのか?」
ヨミ「私がクマのような者たちまですべて世話のできる適切な設備を持っておるかはわからぬが・・・」
狐使い「えぇ、あなたは我々には得られるのなら、多くの仲間が必要だと仰いましたよね?」
狐使い「熊との格闘も、それに比べたら些細な問題にすぎません・・・」
狐使い「ですので、ご心配には及びません!私の小さな友人たちがこの問題にも手伝ってくれました」
狐「私たちはここでチームとして当たら居ていますから、皆でこの役割を果たしますよ」
ヨミ「私にはおぬしの小さな友人たちがおぬしの謙虚さを心配しているように見えるのじゃが・・・」
慌てた狐の一匹が、私の視界から彼女の・・・あらわになっている部分を遮っている。
狐使い「皆理解しています。つまるところ、友達同士の助け合いなんです」
彼女は少しつまずいた。
狐「あら・・・少し眩暈が・・・」
狐「熊はあなたをとても強く打ち付けられますよ」
ヨミ「疑う余地もないのぅ・・・」
ヨミ「頼むから、これからも無鉄砲なことは慎んでおくれ」
狐使い「御心配には及びません。時には少し難しいこともあるかもしれませんが、私は動物たちと働くことが大好きなんです」
狐使い「あなたが亜愛情をもって接していることに比べたら、ちょっとのひっかき傷や頭を叩かれたりすることは何という事もありません」
狐使い「とにかく、あなたが私についてご心配くださっている事が分かって嬉しいです」
狐使い「私はちょうど昼寝が必要ですが、私たちの次の遠征に行く準備はできています」
ヨミ「おぬしのけがの手当てもあるしのう。私はおぬしがそのまま眠れるとは思えぬ」

―セリの様子を見る―
我々が地下に居ないとき、セリは彼女の時間を楽しんでいるようだ。
実際に、彼女はたった今、宿屋の隅の角で楽しく飲んでいる。
彼女に近寄り、私は彼女と向かいの席に座った。
セリ「やぁ、狐・・・」
セリ「何か用か?」
ヨミ「特には。ちょっとおぬしが何を飲んでいるのか気になっての」
ヨミ「おぬしは最近、物事にかなり圧倒されておるのではないか?」
セリ「そうだな・・・」
セリ「ここにたどり着いてから、たくさんの物事に適応しなければいけなかった」
セリ「この魔物たちと働いていることも・・・」
セリ「これが、ギルドメンバーと働く事との大きな違いだな」
ヨミ「そうなのか?」
セリ「あぁ、ここの皆は共通の目標を持っている・・・」
セリ「そしてお前が統治しなければいけないわけでもない」
ヨミ「統治と言ったかの?ヒトの英雄は本当に割拠しておるのか?」
セリ「彼らにはできる」
セリ「多くの異なる動機や目標を持った者たちが共に働いている」
セリ「いうまでもなく、お前たちは誤って人との摩擦を起こし得る」
セリ「冒険者たちが全体として統一され、共に働くことはそんなに単純なことではないんだ」
ヨミ「それを疑いはしない」
セリ「ほかに何か私のことで心配している事はあるのか?」
ヨミ「問題ない」
ヨミ「今、おぬしは私の従者じゃからな、おぬしの面倒を見るとも」
セリ「本当に感謝しているが、お前が私を使役するために魔法を使ったことは信じられなかったな・・・」
ヨミ「あれは保険じゃな」
ヨミ「結局は、再びおぬしが私に攻撃するつもりがないと確信していなかったのでな」
セリは重く頷く。
セリ「とにかく、私は体上部だ」
セリ「迷宮に戻るつもりの時は知らせてくれ」
ヨミ「セリよ、承知した」
彼女は飲みに戻り、そのジョッキの深みを見つめている。
―セリとシルヴィの様子を見る―
一つ、私はシルヴィのセリへの対応について心配していた。
私が推測するなら、彼女は嫉妬しているだろう。
つまるところ、彼女には私が頻繁に会いに来ていたのだ。
彼女は私を神の様に敬い、傍にいた。
それが、少し不快ではあった。
私を過度に称賛している者たちが何よりも迷惑なのだ。
だから、これら二人の強い個性が互いにどう衝突するのか見てみるとしよう。
その二人はテーブルの席に着き、飲み交わしている。
私はこれが平穏に終わることはないだろうと感じた。
最初にシルヴィが沈黙を破った。
シルヴィ「だからあなたはここで何をしているの?」
シルヴィ「一人で冒険をしていたとでも?」
シルヴィ「私はヨミと行動を共にしたいと思って人生を過ごしていたの。そしてこの町に嫌気の差したどこぞの馬の骨とも知らない冒険者にも会えるのかしら?」
市類「どうしてこの仕事をしているの?」
セリ「お前が大層妬いていたとしても私にはどうしようもないのだが・・・」
セリ「私はここに居ざるを得ないんだ」
セリ「ヨミはいとも容易く私を打ち倒し、私を助ける事を選んだ・・・」
セリ「だから今、私はあいつに借りを返している」
セリ」もし私がここに居てほしくなくても、私にはどうにもできない」
シルヴィ「言い方を換えるわ。あの人はあなたを倒して僕にしたの?」
シルヴィ「人間と相性が良かったからって・・・」
セリ「お前は私が今まで出会ったことのない、初めてのエルフなんだが、不愉快だな」
セリ「お前の好き嫌いはともかく、今のところ私はお前と向き合っている」
セリ「ならば、私たちは折り合いをつけてみるべきじゃないか?」
シルヴィは口を尖らせる。
シルヴィ「あなたは何もわかってない」
シルヴィ「あなたの身に何が起きたのかわかっているの?」
シルヴィ「ヨミとともに働けるのは、おそらくあなたの人生の中でも短い間だけなのよ」
セリ「そうだな。私もそう思う」
セリ「風に当たってくる」
セリは宿屋から離れた。
シルヴィはその後もじっと考え続けていた。
シルヴィ「あの人は全く訳がわからない・・・」
シルヴィ「あの人と一緒に働くなんて、どんな特権なの」
シルヴィ「あの人は訳が分からない」
驚くことに、実際には私の想像より良い終わり方だった。
私は彼らが実際に互いに争い始めると予想していた。
仕方がない。私の予想が常に正しいと思うのは不合理なことだ。

―5層、ツボにて―
セリ「もう一つの花瓶が・・・」
セリ「私は人々が何故これらの中に貴重品を隠すのかが不思議だ¥
ヨミ「私の見立てでは、ここでは禁制品に厳しくなっているからじゃろうな」
ヨミ「このような価値あるものに隠すことは、多くの迷宮の住人の一般的な訓練じゃ」
セリ「心得た」
猫「それが正しいよ、ボクは光り物を隠すから・・・」
狐使い「まぁ、助けを借りるのであれば、少しは異なりますよ」
狐「私のお手伝いさんたちはいつも私の為に隠し事をしてますから!」
槍兵「私の職務の一つは、時折禁制品の為に魔物を探すことでした」
槍兵「ですので、こういった対策をとることは避けられません」
ヨミ「私はここに居た誰かがコインを盗んで村の適当な物の中に隠していたのを覚えているぞ」
シルヴィ「それ、随分昔の話じゃない!」
ヨミ「おぬしは極まりが悪そうじゃな」
ヨミ「私は他の悪戯もすべて思い出せるんじゃがのう」
シルヴィ「お願いだから、それは・・・」
シルヴィ「私はそれを何十年も反省してるから・・・」
セリ「それじゃあ、この花瓶を壊してみるか」
彼女が過敏を壊して開けると、辺りに磁器が散乱した。
セリ「ふむ・・・何か面白いものは・・・」
彼女はその手に青い液体が渦巻く小瓶を抱いている。
セリ「キツネ、これはなんだ?」
ヨミ「これは補修材じゃな」
ヨミ「要するに、その小瓶に入っているものは布だけではなく、金属や革も複製できるのじゃ」
ヨミ「じゃから、もしおぬしの鎧に用いれば、修復できるじゃろう」
シルヴィ「私が覚えている限りでは、宿の女将があなたの為に提案したものだったはずだけれど・・・」
シルヴィ「それで、彼女は服の修繕する幾つかの手間を省けるでしょう」
ヨミ「そうじゃな。それは長い間奇妙な物じゃったな・・・」
セリ「私が魔物としての人生を送れるのかは分からないな」
セリ「私はここにしばらく滞在していて、もう何世紀もの人生を過ごしたような気分だ」
セリ「とにかく・・・」
セリ「ここで私の鎧の状態を落とさずに保つのは容易いことではないからな」
セリ「そして・・・その・・・そのままの格好で走り回ったり、戦ったりするのは本当に恥ずかしいんだ・・・」
ヨミ「恥ずかしがるのは、そのようなことに対する自然な反応じゃな」
ヨミ「それが親密な状況でのみ見られると良いんじゃがのう」
ヨミ「おぬしがいつもそうだと、そのスリルは失せてしまう」
セリ「お前が何故そんなことを言っているのか理解したくないな・・・」
⇒あなたは修復材を手に入れました。
 あなたの衣服が破損、もしくは壊れた時に、あなたはこれを使うことで修復することができます。
 魔物が衣服にダメージを負うと命中時に混乱する傾向があります。

―北西の部屋にて―
我々が部屋に入ると、私はその調度品に実に驚かされた。
セリ「図書館か・・・?」
セリ「それもかなり大きいな」
ヨミ「娯楽室は私がこの迷宮を納めていたころはかなり一般的だったのじゃが・・・」
ヨミ「じゃから、彼らがその部屋を保持することは意味を成さぬであろう」
シルヴィ「私はあなたが私を魔術所を読ませるためにここに連れて来た時のことを覚えているわ」
シルヴィ「キツネ、あなたから魔術の基礎を教わった場所の一つよ」
ヨミ「あぁそうじゃ。私は今でも覚えておる」
セリ「それではここに幾らかの役立つ知識があることを意味しているんだな?」
シルヴィ「沢山よ!」
シルヴィ「どうして仕えもしない本をこんな図書館に保管しなきゃならないの?!」
セリ「その我慢ならない態度おを納めるか、一切私に話しかけないでくれ」
私は棚の一つから本を引き出す。
ヨミ「『超越的な媒体に奇跡的な力を宿すための応用』」
セリ「本当にそんな意味を指しているのか?」
ヨミ「基本的に、魔法の法則を利用して、変換装置に魔力を供給しているのだ」
セリ「尋ねたこと自体忘れてしまいそうだ」
シルヴィ「来なさい。私はこの本は二百年も前に勉強し終わってるんだから」
セリ「シルヴィ、お前は私がお前にみたいに長生きできないことを覚えておいてくれないか」
シルヴィ「人間って・・・」
シルヴィ「あなたは彼らと何をしているの?」
セリ「私はお前の態度が理解できない・・・」
その時、本棚の間から一人が姿を現した。
剣魔「私は誰も邪魔をするなと、前にはっきり言った筈なのだけれど・・・」
剣魔「この階層の誰もが邪魔をしていないことは分かってる」
剣魔「誰もこの部屋を出ないから、2つの結論に帰結できるわね」
剣魔「つまり、あなた達が死を望んでいるか、この迷宮の住人の一員ではないという事」
ヨミ「おぬしは鋭い奴じゃのう」
剣魔「私はそれに誇りを持っているもの・・・」
彼女はその手中に剣を携えている。
セリ「私たちは警戒すべきだ」
セリ「彼女の剣は技術を伴っている」
猫「ボクの爪でやっつけられるでしょ?そうでしょ?」
狐たちが魔女に向かって唸り声を上げ始める。
狐使い「ちょっと、ちょっと、みんな・・・」
狐使い「まだ・・・戦い始めたら・・・ダメ・・・」
槍兵は魔女との最適な間合いで警戒を保っている。
槍兵「警戒を解かないでください」
シルヴィ「彼女の魔法技術に遜色はないわ」
シルヴィ「剣と魔法、それぞれの攻撃に対処しなきゃ」
剣魔「これはこれは・・・剣の扱いを心得た者に会えるなんて嬉しいわ・・・」
剣魔「ここに人間がいるということは、あなたたちが間違いなくここに居る筈のない者たちだという事を意味している」
剣魔「そこのダークエルフも・・・普段は故郷の大都市に身を置いている種族」
剣魔「私には何がここに引き寄せたのだか・・・」
彼女は不意に声を上げ、そして私は秘められた言葉が光りだすまで気づくこともできなかった。
セリ「あいつ、魔法を唱え始めたぞ」
セリ「ここで激しい戦いになるだろう・・・」
剣魔「さて・・・」
剣魔「そこをおどきなさいな」
剣魔「あなた方は明らかに侵入者ですから、私はそれに対処しなくてはならないの」
剣魔「私は今、研究の重要な段階に来てるから、気が散るような事はゴメンだわ」
剣魔「だから、私はあなた方を見た事を忘れてしまうでしょうし、あなた方はなんでもやりたい事をしに行ける」
剣魔「良いことではないかしら?」
セリが私に耳打ちする。
セリ「お前は私たちが奴に勝てると思うか?」
彼女がそう尋ねてきても、眉を顰める事はできなかった。
ヨミ「あやつは確実に手強い。」
ヨミ「我々ならおそらくあやつを討てるが、我々の進捗の障害になるとは思えぬ」
ヨミ「どうすべきが・・・」
私が彼女の背後を見やると、大量の棚に収まる本が目に入る。
ヨミ「これが容易く叶うなら、何かここで使えるものもあるじゃろう」
ヨミ「刻印のなされた巻物か、あるいは・・・」
ヨミ「あるいは、彼女の隠した宝があるやもしれぬ」
セリ「難しい選択だな・・・」
セリ「あいつを倒すのに手間取るようなら、私はかなり怒ると思う」
セリ「あいつがここに価値あるものを置いていないことが分かった場合に限るが」
シルヴィ「ここで何も得られないのなら・・・」
シルヴィ「私はヨミを脅かす者を壊すだけ」
シルヴィ「それも全て」
ヨミ「落ち着くのじゃ、シルヴィ」
ヨミ「いずれにしても、大丈夫じゃろうて」
剣魔「ふぅん?」
剣魔「私の研究の為に立ち去るの?」
剣魔「それとも、あなた方を追い出す必要があるのかしら?」
彼女が苛立ち始めている。
私は今、最良の決断を下した。
>>離れる
今は、彼女は避けるべきだと思った。
私は彼女が次に私たちがこの部屋に踏み入れる時に、彼女が許すことは無いと確信している。
剣魔「良かったわ」
剣魔「手間が掛からなくて助かるわ」
剣魔「私の研究が実るにはもう少し時間が必要ね・・・」
セリ「お前がこの判断と行動が最善だと思ったのなら、それで良い」
セリ「結局、お前ならどれほどの相手か判断もつくからな」
ヨミ「おぬしが私を信頼してくれて嬉しいぞ」
それ以上何も言わず、我々はその場を後にした。
彼女の「研究」・・・私は彼女の成す物を見てみたい。

―中央北の扉にて―
セリ「この扉は厳重に施錠されているな」
セリ「2つの鍵穴がある・・・」
セリ「両方とも異なった形状をしている」
ヨミ「じゃから、2つの異なる鍵の使用を想定するのが無難じゃな」
ヨミ「問題はその鍵をどこで手に入れられるか」
セリ「この階層について何か覚えてはいないのか?」
セリ「きっとお前なら、小さな手掛かりでも覚えていられるだろう・・・」
ヨミ「ふぅむ・・・」
辺りを見渡すと、この階層は何となく見覚えがあった・・・
猫「ゴメンね、ボクは受け持ちの階層より先は知らなくて。・・・」
猫「どうせ、大事なことではないんだけど」
セリ「お前はもう少し移り気なところを直してほしいな」
狐使い「ついてきて!この階層なら何でも知ってるから」
狐使い「あなたにとって有益だと思わない?」
セリ「お前の小さな友人たちがまた噛みつかないように言いつけるならな」
狐使い「えぇ、私たちは敵同士だったものね・・・」
狐使い「あの子たち次第だと考えているのね」
ヨミ「そこが落としどころじゃな」
槍兵「問題ありません」
セリ「どうしてだ?」
槍兵「私はあなたから、できる事をやれば人生に最悪な事なんてないのだという事を学びました」
槍兵「だから、私はそれが何であったとしても気にしません。為すべきことをするだけです」
ヨミ「私が覚えている範囲だと、異なる3つの階層に交わる箇所があった筈じゃ」
ヨミ「じゃから、もしここと交差する階層に2つの鍵があれば・・・」
ヨミ「おそらく、左右それぞれの鍵を担う守護者がおるじゃろう」
シルヴィ「自分の迷宮についてちょっとしか覚えてないの?」
シルヴィ「この場所が基本的に変わらなければ、私なら把握できるわ・・・」
ヨミ「それでも、おぬしが最後にここを訪れてから数百年経っておる・・・」
ヨミ「そうなると、よしんば覚えていたとしても、今となっては大きな隔たりもある」
シルヴィ「そうね、ごめんなさい・・・」
セリ「見込みはなさそうだな。この階層に鍵があるかもしれない」
ヨミ「それが幸運だとは思ってはおらぬが、おぬしが望むなら好きに提案すると良い」

―再度図書館へ―
剣魔「・・・図に乗っているのかしら?」
剣魔「今すぐ立ち去るのなら、止めはしないわ」
>>戦う
ヨミ「実際・・・」
ヨミ「おぬしのいう研究とやらについてもっと知りたいのだがの」
ヨミ「私に教えてはくれぬか?」
剣魔「へぇ・・・お調子者なのね・・・」
剣魔「とても痛い授業ならしてあげても構わないわ」
セリは既に剣を抜いていた。
セリ「キツネ、下がってくれ」
セリ「私たちで何とかする。心配するな」
シルヴィ「絶対に取り戻してみせる!」
シルヴィ「私こそあなたに目にもの見せてやるんだから!」
彼女は本当に過保護だな・・・
ヨミ「おぬしが私の事を信じているように、私もおぬしを信じておる」
セリは笑顔で私に振り向いた。
シルヴィもだ。
剣魔「あなた達には環境に接し過ぎたみたいね・・・」
彼女の剣は輝き始め、その表面は炎に包まれている。

―勝利後―
セリ「見事な剣裁きだった」
セリ「そんな価値のある相手に自身を試すのは楽しかった・・・」
セリ「彼女にやられなかったことに驚いたよ」
ヨミ「私はおぬしを信じておったがの?」
ヨミ「おぬしもな、魔剣使い・・・」
彼女はまだ立ち上がろうとしている。
しかしながら、彼女の戦装束は完全に切り裂かれている。
剣魔「ふふっ私の負けね・・・」
剣魔「予想外だわ」
剣魔「とにかく、あなた達がうわさの侵入者なのよね?」
剣魔「誰も偶然ここに来たくらいで勝てるわけがないもの・・・」
ヨミ「私がこの迷宮に興味を持っているとしようかの」
ヨミ「今、私にはまだ一つ心残りがある・・・」
ヨミ「おぬしの研究とやらについて教えてはくれぬか?」
剣魔「私に選択権はないけれど・・・」
剣魔「私は下の階にある装置を調べていたの」
剣魔「制御にはとても特殊な呪文が必要で・・・」
剣魔「あなたがお望みなら、あなたに教えてあげられるわ」
ヨミ「よろしく頼む」
彼女の手ぶりでスクロールを描き、私に寄越した。
>>制御呪文を入手しました。
セリ「とにかく、この装置は何なんだ?」
剣魔「あなたがそれに直面すればわかるわ・・・」
ヨミ「おぬしは私の想像よりも野心的なようじゃな・・・」
剣魔「えぇ・・・私はこの迷宮を変えられるだけの十分な力を欲していたの・・・」
ヨミ「皆、本当に恐れているのか?」
剣魔「多かれ少なかれ、ね・・・」
剣魔「私はもう何も恐れていないわ」
剣魔「私がこの現状を受け入れてから、もう随分と経つもの」
剣魔「だから、自然とね、ゆっくりと少しずつ目標に取り組んでいたわ・・・」
剣魔「私は、自分の手で迷宮の主を倒せるかは分からなかったけれど、試してみるつもりだった・・・」
剣魔「でも、私の企てた方法では上手くいかなかった・・・」
彼女は自信を見下ろして小さく笑った。
剣魔「ここにいるあなた達は皆、かなり強い」
剣魔「あなた達なら、あいつらを倒せるかもしれないわ」
シルヴィ「そうよ、私たちがやってみせるから」
シルヴィ「この迷宮が彼女の物なのは明らかなんだし、私たちはここを取り戻すのをあきらめたりしない」
私は彼女を宥めた。
ヨミ「しかし、おぬしの身はこれからどうなるのじゃ?」
剣魔「私があなた達の阻止に失敗したから、誰かがそれに気づくことでしょうね・・・」
剣魔「ここでは失敗は許されないから」
セリ「ヨミ、私たちは彼女を迷宮主の手の届く場所に残すなんてできない」
セリ「そんなのは非道だろう」
ヨミ「おぬしがここに入ったときとは、全く態度が違うのぅ・・・」
ヨミ「じゃが、セリの言う通り、我々はおぬしの命運を見過ごすような事はできぬ」
剣魔「私の為に何かしてくれるというの?」
私は彼女の手にワープストーンを載せた。
ヨミ「地上に戻ると良い」
ヨミ「私の僕たちがこの迷宮から離れた場所まで連れて行ってくれる」
剣あ「・・・とても気前が良いのね」
ワープストーンは共鳴し始めた。
剣魔「それでは、幸運を」
セリ「どうしてお前の僕にしなかったんだ?」
ヨミ「いくばくかの強い自己を持つ魔物はの、捕縛呪文に抵抗し、弾くことができるのじゃ」
ヨミ「おぬしも時折・・・反発して背くじゃろう」
ヨミ「じゃから、私は確実を期す為に、変に抵抗するものは捕えぬようにしておる」
セリ「やれやれ・・・」
シルヴィ「ヨミ、あなたの呪文はいつも素晴らしいわ・・・」
ヨミ「おぬしはいつも私に平伏せずとも良いのじゃぞ、シルヴィ」
シルヴィ「単に私は、明らかにわかりきっている事を述べているに過ぎないわ」
私の不在が彼女をさらに懐かせることになったのかもしれない・・・
これは問題となるやもしれぬ。
セリ「それはそうと、後ろに刻印済みのスクロールを見つけたぞ」
セリ「これはきっと役に立つだろう」
⇒ファイアフラッシュの巻物を見つけた。

Sakura Dungeonの翻訳ページ一覧作りますた(´・ω・)

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